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【発達障害】 きれいごとも、ただしいことも、聞き飽きた。もう疲れた。こんなハードモードの人生やってられるか!って発達系女子のための生存マニュアル(書くぞ…)
書店の発達障害当事者向けのコーナーに行くたびに辟易とする。
・いかに社会適応するかを説いたノウハウ本
・突出した才能を活かして成功した当事者の物語
並んでいる本のほとんどが上記のどちらかに分類されるからだ。
わたしたちは、健常者を黙らせるほどの圧倒的才能を発揮して生きるか、健常者社会に適合するため自身の特性を押し殺して生きるか、この2択しかないのか。
なんの才能も持たないどころか
すでに二次障害でボロボロ状態の人間が
きれいごとを言っていたらやってられない
ただしく生きても救われない
このクソみたいな社会でどうにかやっていくための生存マニュアルはないのか。
ないならいっそ、わたしがマニュアル作成するか。
わたしたちはただ息をしているだけで、世間の雑音が入ってくる。
「発達障害は個性だ」
「発達障害はきらめく才能を持つ」
「むかしは発達障害なんてなかった、今は過剰診断されいる」
「近年の欧米食が発達障害の原因である」
「発達障害は甘えだ、ワガママだ」
「個性」「才能」と持ち上げられていると思いきや、「甘えだ」「過剰診断だ」の声。
別に持ち上げられなくてもいいんだけどな…
ただ特別扱いされることなく、尊厳をズタズタに傷つけられることなく、暮らしの土壌がいつ崩れるのかヒヤヒヤすることなく、それなりに安心安全な未来が明日も続いていくと信じられる、そんな当たり前の生活をしたいだけなんだけどな。
安全地帯から好き勝手言う人たちに対して
うるせー!だまれ!と叫びたくなることは正直……ある。
すごくある。
はっきり言って、わたしたち発達障害者に世間の常識なんてものは役に立たない。
世間の皆様に迎合して、清く正しく生きたところで救われない。
下手すりゃ二次障害で心身を壊しかねない。
綺麗事抜きで、使える手段を使い倒し、したたかに戦略的に生き延びるロールモデル、世間からの無責任な声を交わしていく術をマニュアル化して共有したい。
わたしは無名の一般人であるが
だからこそ、きれいごと抜きの現実的な話を書けると確信している。
専門家は地位を失うことが怖い。
インフルエンサーは炎上が怖い。
しかし一般人のわたしは恐れるものがないので、コンプライアンスを気にせずストレートな本音を書ける。
既存のものなら、借金玉氏の書いた『発達障害サバイバルガイド』が近いだろうか。
発達障害を持つ人がどうにか生きていくための知恵や心構えを書いたもので、実践的な内容が分かりやすくまとまっている。
老若男女、誰が読んでも素晴らしい一冊である。
しかし、発達障害当事者の困りごとには性差がある。
特に発達系女子には、男性当事者にない壁に直面する場面が多い。
例えば……
・女性は過剰適応する傾向が強く、発達障害の診断がついたときには二次障害が出ている
・性被害に遭いやすい
・モラハラ男やDV男のターゲットにされやすい
・性風俗産業に取り込まれやすい
・男性以上に身なりを整えることを求められる(メイク、ヒール、ムダ毛処理など)
・女性特有の人間関係の複雑さ
・女性特有のホルモンバランスの変動による体調の安定しなさ
・攻撃が自分に向きやすい(リストカットのような自傷行為が見られやすい)
・男女の賃金格差、ガラスの天井問題
・女らしさのジェンダーロール
などなど。
困りごとの性差も考慮して、発達系女子に特化した生存マニュアルを作成したい。
ちなみに、「発達障害女子」ではなく「発達系女子」と表記している理由は、グレーゾーンや未診断の女性の苦しみも無いものにしたくないという思いからである。
目標は100ページくらいの冊子レベルのものをkindleで出すこと!
絶対にどこかに需要があると信じているのでいつか書くぞ……。
※ 補足
当投稿では女性の発達障害の生きづらさに着目していますが、決して男性の発達障害当事者の生きづらさを軽視しているわけではありません。
男性当事者ならではの苦労も多いのではないかと存じております。
ホモソーシャルの馴染めなさとか、「男は強くあるべき、男がリードするべき」といったジェンダーロールとか。
そうした男性当事者の生きづらさも言及され、改善されることを願っています。
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・細々と更新してる発達系女子向けのマガジン