<防災対策>東日本大震災の時に食器が割れた経験から、「割れない食器」、「キャンプ用カトラリーセット」を買ってきた

現在、「きちんと使える防災対策」にバージョンアップしている最中なのですが、自分の東日本大震災の時に食器が割れた経験から、「割れない食器」、「キャンプ用カトラリーセット」を買ってきました。
昭和の使えなかった「防災対策」で、何が失敗していたのか?が、実際に、自分が東日本大震災を経験してみて、違いがだいぶわかったのですが、
・「防災バッグを作ろう」という発想がそもそも間違い。
で、どこがまずかったのか?というと、
・「防災バッグ」自体は、必要なのですが、「防災バッグ」を作ると安心しきってしまって、当然、「天災は忘れた頃にやってくる」という諺の通り、「天災は20年後とか忘れた頃のタイミングの地球の時間軸のスパンの頻度で起きる」ので、当然、「防災バッグの中身は腐っていたり、壊れていたりする時期に、ちょうど天災がやってくる」
「防災バッグ」を作ると安心しきってしまうので、「放置する防災バッグ」となってしまう事が、最もまずかった。

それで、東日本大震災以降、社会全体の方でも、「防災対策の見直し変更」が行われて、現在では、
「非常時」発想を捨てて、使い回す「フェーズフリー」防災の発想への転換(ローリングストック法)
というやり方が主流になっています。
ですから、現在、自分が作っている「防災リュック」や「パッキング」は、
・普段から、「ノマドワーク」、「旅行」、「キャンプ」とかで使う用に作っている。という「使い続ける防災対策」に変更
している。

(起きる可能性の高い事態の順に対処する)

次に、「自分の東日本大震災の時の失敗経験」から、
・起きる可能性の高い事態の順に対処する
事が大事でした。

(ほとんどの人々が経験する「想定されている天災時の状況」)

ほとんどの人々が経験する状態は、
・大地震直後に、家は壊れておらず、棚は少し倒れたり、棚の中身が床に散乱していて、特に、食器が床の上に大量に割れている。
・マンションだと、停電で、エレベーターが動かず、給水タンクも停電で止まっているので、水も出ない。当然、トイレの水が流れない。
という状況を自力だけで乗り越えなければいけない。

(自分の失敗)

・「防災バッグ」だけ準備していただけだった。
・しかし、実際に来た「天災」で必要だった道具は、
(1) 大地震で、ほとんどの人々がなっている状況は、「大量に割れた食器の掃除」と特に、「粉々のガラス破片の掃除」というやつを処理を終えない事には、「家が無事」でも、安心して暮らせなかった。
しかし、「家電慣れした昭和世代」だったので、「掃除機が使える事が前提」だったのですが、「掃除機が停電で使えない」
「ガラス破片を掃除できる能力があるのは、コシの強いホウキ」だけだったが、これの準備ができておらず、物凄く苦労する事になった。
結局、現在は、「停電でも使える充電式掃除機」と「コシの強いホウキ」を買い足して、前よりも、きちんと実戦的な「防災対策」に変更した。

(2) 1番困った事は、「停電で暗い」ので、「割れていない食器の上にも、粉々の細かいガラス粉がたくさん付いているまま」なのだが、よく見えないので、その食器が安全なのか?どうか?の判定がしづらい。
結局、「ウェットティッシュ」とかで拭いて使用したが、
「粉々の細かいガラス粉がたくさん付いているかもしれない食器やコップ」を使う事は、安全性が100%確保されていないままなので、だいぶストレスになった。

使い捨ての「紙コップ」、「紙皿」で乗り切ろうとする人達も多いが、能登半島大地震のように、長期化する事も考えると、「使い捨てグッズ」では不安が残ったままなので、
・割れないプラスチックの食器に、サランラップなどをかけて、水が無くても、衛生面も確保する。
ような防災対策をする人が最近は多いです。

それで、今回は、自分の東日本大震災の時の失敗のように、「細かいガラス粉がたくさん付いているかもしれない食器やコップ」を使わざるを得なかった不快な経験から、
「絶対に割れないキャンプ用の食器、コップ」を買ってきた。
自分の東日本大震災の時には、「割れなかった食器は、食器棚の下の段の引き出しに入っていたが、引き出しは地震の揺れで開いてしまっており、上の「引き戸」も地震で開いてしまって、上の段から落ちた食器が、下の引き出しの中の食器にぶつかって両方割れてしまっていた。が、この中から、「割れていない食器」を探し出して使ったのだが、「当然、細かいガラス粉がたくさん付いてしまっていた」
という状況だったので、
・今回買った、「絶対に割れないキャンプ用の食器、コップ」は、普段の食器棚からは離した位置に保管する事にした。

これと、東日本大震災の時の失敗では、「停電で見えない中で、危険なガラス破片が残っているかもしれないが、よく見えない」中で過ごしていたので、
・前回の「家族が安全に食卓を利用できる明るさが確保できるランタン」の確保
も終わっているので、「きちんと使える防災対策」としては、だいぶ改善してきた。

(「絶対に割れないキャンプ用の食器、コップ」の強度)

次のホームページの記事に、「昭和にあった、ジュラルミンの弁当箱の強度」について、わかりやすい記事が書いてあった。

(昭和にあった、ジュラルミンの弁当箱の強度)
http://maboroshi-ch.com/old/sun/ana_12.htm

『ある日、弁当を食べていて、一かたまりのご飯を口に入れた途端、「ガリリ」とイヤな音がして、歯に激痛が走った。吐き出してみると、梅干しのタネが粉々になっていた。梅干し地雷が、ご飯の平野に埋設されているとも知らずに噛んでしまったのである。家に帰った私が母親に文句をいうと、「梅干しがアルミの弁当箱につくとフタが溶けてしまうから、埋めたのよ。気をつけて食べなきゃ」と言い放たれた。梅干しを入れないと夏場はご飯が腐りやすい。私は今後の事故を警戒し、梅干し埋設地点に黒ゴマをふりかけて注意を喚起してくれと頼んだ。 だが、これは母の間違った思い込みであった。アルミ弁当箱で六、七割のシェアを持つテイネン工業の話ではこうだ。

終戦直後は高級な材料がなかったのでジュラルミンの弁当箱がありました。ジュラルミンは強度を増すためアルミに亜鉛や銅を混ぜたものですが、耐腐蝕性に難があります。長期間使用していたら酸やアルカリと結び付きやすいのです。また、アルマイトはアルミに酸化被膜を施したものですが、当時の技術力が不充分だったことも考えられます。現在は純度が高いので梅干で穴が空いたりはしないでしょう」(同社取締役工業品部長)
つまり、終戦後一時期の現象だったのだ。』

という感じのように、
・金属製は、「割れない」が、「化学変化はしやすい」特徴があって、取り扱いを間違うと大変な大惨事になる。

(アルミ缶に洗剤、化学反応で破裂事件)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36683160Z11C18A0CC0000/

『(ケチって、勤務先の洗剤を持って帰ろうとした男、爆発)
男は自宅で自転車のチェーンを掃除するため、勤務先にあった洗浄力の強いアルカリ性の業務用洗剤をアルミ缶に移し替え、リュックサックに入れて持ち出した。不審な音がしたのでリュックを開けて缶を見たところ、いきなり破裂したという。
過去に同様の事故が起きた際に東京消防庁が行った実験では、アルミ缶にアルカリ性業務用洗剤100ミリリットルを入れて放置したところ、洗剤に含まれる水酸化ナトリウムがアルミと反応し、アルミが溶けて水素ガスが発生。約6時間後、缶の側面に穴が空いて洗剤があふれ出した。
アルミ缶やスチール缶に酸性の洗剤を入れた場合も同じような反応が起きるため、洗剤は通常ポリエチレンの容器に入れて販売されている。』

また、
薄めのアルミの場合、中身を入れずに、直火にかけると、穴が空く事がある。

(ステンレス容器が錆びる原因)
https://www.monovate.co.jp/blog/blog/b-column-sus-rust/

『ステンレス鋼(Stainless steel)は、「Stain(錆び、腐食)」「less(より少ない)」「steel(鋼)」という英語の通り、 非常に錆びにくい鉄の合金 です。
鉄と比べればかなり錆びにくいのですが、 まったく錆びないというわけではありません。

(塩分が付着しているとステンレスも錆びる)
ステンレスは、ほとんど錆びませんが、唯一の弱点は、「塩分が付着しているとステンレスも錆びる」
一般的にステンレス容器は塩分の含まれる内容物の保存には向いていません。

(もらい錆び)
ステンレス容器の表面に鉄などの金属が付着したまま放置してしまうと、その金属が錆びることでステンレス容器自体も錆びてしまう現象です。』

「異種金属」が接している箇所に、何らかの「化学物質」が付着すると、先程の「アルミ缶爆発」のように、「化学反応」が起きやすいので、学校の化学の授業で習ったような、「化学反応を引き起こす組み合わせの、異種金属の接触と、化学物質の接触」には、特に注意しましょう。

「100円均一」の「キャンプ用品売り場」で、金属製の食器の説明書を読んでいると、
「ステンレス製」と書いてある食器の多くは、「直火にかけると、たわんだり変形してしまうのでやめて下さい」と書いてあった。

(結局、自分が買ってきた製品)

思ったよりも、「防災用」の「絶対に割れないキャンプ用の食器、コップ」を探した所、やっかいな問題点がたくさん見つかって、なかなかいい製品が見つからなかった。

(困ったポイント)
(1) 「サイズ」
「キャンプ用の食器、コップ」は、みんな小型軽量と最適化されているが、
・実際に、「自分が家族と食卓で利用する」事を考えると、「サイズ」は小さいとむしろ困る事がわかった。

<必要なもの>
・「ご飯1膳」分が入る「ボウル」などのキャンプ食器
・「防災用保存食」で用意してあった「スープ」、「味噌汁」などが入る分量の「大きめのカップ」

はじめは、「防災リュック」で持ち運べるできるだけ小さいサイズのキャンプ食器を探していたが、結局やめた。

(2) 電子レンジ対応か?
はじめは、
・「キャンプ用のステンレス製の食器、コップ」
だけで、全部揃えようとしていた。
のですが、
1番多く自分が経験してきた緊急時の状態は、
・「停電」はしているが、一時的で、復旧する事も多い。
・「食器は地震で割れている」、「割れていない食器を見つけても、ガラス粉がたくさん付着していて安全に利用できない」
という状況だったので、
・「防災用」の「絶対に割れないキャンプ用の食器、コップ」探しをしたが、
・「キャンプ用のステンレス製の食器、コップ」だけだと、「電子レンジで使えない」
ので、結局は、
・「電子レンジ対応の割れない食器」も混ぜる事にした。
(緊急時は、冷蔵庫に保存する容器の「タッパー」でも十分なようです)

<結局、自分が買った製品>

・極力、「防災リュック」に入れて持ち運び可能なサイズにはしたい。
が、
・「食材が入らないほど小さければ本末転倒」
この組み合わせが無茶苦茶難しく、結局、現在の段階では、次の製品で、とりあえずは納得のいく品質は確保できた。

<材質>
「材質」は、「ステンレス」が1番キャンプ用品で取り扱いが楽なので、それにした。
「電子レンジ対応の割れない食器」も混ぜた。

<スタッキング可能>
「スタッキング」というのは、「積み重ねておける」という意味で、キャンプ用品を小スペースで運搬する時に必須です。(特に、家族が多い場合)

「スタッキング」可能製品には、結構、大きな違いがある製品があって、
(1) ただ「積み重ねて崩れない」ような形状になっている製品。
(2) キャンプ用品など、運搬時に、最小限のスペースに積み重ねられる製品。
(3) 上の2つの中間位の製品で、最小限のスペースにはならないが、比較的、コンパクトにはなる製品。
といった感じなのですが、「なぜか?(3)の中途半端なサイズ」の製品が多い気がする。
完全に、小さくならないので、若干、気持ちがモヤモヤする。

(「スタッキング」できるステンレスボウル(100円均一セリア))

上が「2枚重ね」で、下が、「1枚」。ほとんど区別が付かないほど、綺麗に重なるので、運搬時に、小スペースになるのが「キャンプグッズ」。

このような感じで、「1枚」でも「2枚」でも、ほとんど運搬スペースが変わらない。
これは、「割れない食器で、ご飯1膳入る食器」として買った。

(半分だけ「スタッキング」で重ねられるステンレスカップ(100円均一ダイソー(300円製品)))

これは、安いのに、結構、名品で、
・「300mL」も入るので、防災食品で準備している「コーンフレーク」に牛乳をかけて食べる位の容量が入るカップが欲しかったので購入した。
・凄いのは、300円なのに、「2重ステンレス」構造で冷めにくい構造になっている事で、普通のキャンプ用品で同じ製品を買うとかなり高い。
品質も結構高いが、難点は、「少し重たいので運搬に不便」な事です。

「キャンプ用のステンレス食器」は、きっちりと束ねないと、運搬時に、カチャカチャうるさいので、手持ちの入りそうなケースを探した所、「20年位前の100円均一で売られていたケース」が出てきて、少しきついがちょうどピッタリ入った。(おそらく、もう売っていない製品。「キャンドゥ」だったはず)
ただ、「カップの中が、結構広めのデッドスペースになってしまう」ので、普通の人は、「全部のキャンプ食器を重ねて、中心に、カトラリーセットを入れる」ようです。


(ボウルケース(100円均一ダイソー(200円製品)))

最近のダイソーの新しいキャンプグッズで、「ボウルケース」というやつを見つけて、「2つのボウル型のどんぶり」を組み合わせると、ケースになるというものです。(ただ、ケースは一応閉まるが、「圧力がかかると簡単に開いてしまう」ので、リュックの中で開きやすい)
この同じメーカーのキャンプグッズで揃えると綺麗に入るようですが、「1人用キャンプ(2つのどんぶりで、「ご飯」、「味噌汁やスープ」用で、中に別売りで、「カップ(中)」」、「カップ(小)」が入って、その中に、別売りのカトラリーセットが入るが、「1人用キャンプ」用の分量と思っていい)」しか入らない。
自分が必要なのは、「家族2人用」の製品なので、別の組み合わせを探すしかない。

先程の「ステンレス2重カップ」だと、「1個」しか入らないが、「そもそも、ピッタリとフタが閉まらなくても、別の巾着袋か何かで全部包んでしまえば問題無い」

(「ボウルケース」2個をスタッキングして、上に、ステンレスカップ2個スタッキングすれば持ち運べない事もない)

この「ボウルケース」に、「2個カップが入る」サイズのカップを探していた所、次のやつが、プラスチックカップが4つ入りで、「100円」でさらに、ケースに入っている。

(行楽カップ(205mL)4つケース入り(100円均一ダイソー))

キャンプや行楽用のカップで、濡れたまま持って帰る時に、「ケース」付きなので、この製品は結構使い勝手がいい。
先程の「ボウルケース」に、このカップだと、ちょうど「2個」カップが入った。

(電子レンジ対応皿(セリア))


「どんぶり」、「カップ」、「電子レンジ対応皿」は、日常の普段の食事分の分量が入る事を目安にサイズを選ばないと使い勝手が悪い。

(カトラリーセット)

「カトラリーセット」は、セリアで、上の写真の真ん中のやつの1つにセットになっているプラスチックケース入りのやつがあったのだが、中身は、
・プラスチック製箸
・プラスチック製スプーン
・プラスチック製フォーク
だったのですが、「フォーク」は、箸があれば要らないだろうという事で、この「カトラリーセット」の中身を改造する事にして、「2人用の品質のいいカトラリーセット」の中身に入れ替える事にした。
「スプーン」は無いと不便なので、このケースに入りそうな金属製のいいやつに入れ替えた。金属製は薄型なので、おそらく2つスプーンを入れられる。
「キャンプ用品」だと、なぜか?「スプーン、フォーク」だけの事が多いのですが、「実際の自分の食事で、箸、スプーンだけは無いと食べづらい」ので、そっちを採用した。

(入れ替えた中身)
・プラスチック製スプーン
・プラスチック製フォーク
の2つは、使い捨てな感じの製品だったので、これを取り出して、代わりに、
・金属製スプーン(2つ)(セリア)
・18cmスリム箸+ケース(セリア)
を買い足して入れ替えた。

(ケースの中でカタカタ動かないようにしている「パーツ」は、取り外せるのでケースは簡単に洗える)

(予想通り、「2人分の箸、スプーン」がケースに入った)

<「カトラリーセット」改造後>
・プラスチック製箸18cm(x2)
・金属製スプーン(2つ)(セリア)
というように、「箸、2セット」、「金属製スプーン(2つ)」と、2人分が綺麗に納まった。

(ミニまな板)

「キャンプ用メスティンラージサイズ用小型まな板(セリア)」というキャンプや釣り用の小型まな板も、100円均一で売っていたので買ってきた。
ただ、頑丈だが、結構重たい。
本当の緊急時に、「まな板」も無いと不便なので念の為に買ったが、おそらく使う機会は訪れないだろう。
キャンプをする人で、「メスティン」に大半のキャンプグッズを全部まとめて入れて行く人は、これを使うらしい。
「メスティン」など「調理鍋」でそのまま食べる人は、もっと食器を減らして、ミニマリスト寄りになる

過去の軍隊などでは、
・昭和にあった、ジュラルミンの弁当箱
が軽くて、緊急時に、「水を溜めておける容器」など、前線で孤立した時の緊急時に、いろいろな用途で臨機応変に使うらしい。
必要な用途は、
・ご飯1膳が入る容器
・水を溜めておける容器
・火にかけられる容器
が、前線の軍人が孤立した場合に、最低限必要らしく、「ジュラルミンの弁当箱」は、非常に軽く、ギリギリ全部できるが、本来の用途ではない為に、本当の最終手段。

今回の自分の場合には、
・使いやすさを重視しながら、家族2人分の「絶対に割れないキャンプ用の食器、コップ」の準備と、「食事をするのに必要な最低限の食器を完全にロストしないため」の目的
の物で集めたのだが、それなりに、運搬スペースが必要になってしまうので、最近のキャンプグッズで、最も、ミニマリストで軽量で機動力を確保する場合には、
・「メスティン」など「調理鍋」でそのまま食べる
・カップ

だけあれば、何とかはなりそうな気がする。

今回は、自分1人が、「家族分の防災グッズを運ぶ」ような想定なので、「2人分だと、使いやすさを重視しながらで、このサイズに納まる」のは、だいぶ小さい方だと思う。

過去の軍隊などでは、江戸時代などの古い戦国時代も含めて、
・自分の分は自分で運ぶ。
という想定で、組まれている
ようです。

(「防災用食材」はあるのに、「食器をロストしているので、利用できない」とかのような変な状態になってしまわないようにする必要がある)

重要な事は、
・「防災用食材」が、「コーンフレークに牛乳をかけて食べる」、「スープ、味噌汁」とかのように、「結構な分量の液体が入る食器」が無いとだいぶ不便だったり、「スープの場合、飲めない」ような事態になってしまう事です。
他にも、

(「防災用食材」が開封できない!ので食べられない!という最悪のフレイル対策が必要)

「フレイル」というのは、「高齢者介護」などで、「筋力の弱った人」の事です。
そのような人達で無くても、
・防災用食材のパッケージが頑丈過ぎて開かない!
というケースが最近多くて、「食材を持っているのに!食べられない!飲めない!」という最悪の事態に遭遇しやすい
ようです。
起きやすいのが、
・「缶詰」があるのに、天災時に、「缶切り」をロストした。
・「ペットボトル」のフタが頑丈過ぎて開かない!
・レトルトパウチパックが、「ここから切って下さい」と切り口があるのに、頑丈過ぎて、全く開かない!
という事態が結構起きやすい。

自分の場合には、次の2つは、「防災リュック」に入れています。

(「ペットボトル」のフタ開け(セリア))
最近のペットボトルは、「フタがガチガチに硬い」のに、「本体のペットボトルは原料削減で、ぐにゃぐにゃ」なので、うまく開かない事が増えたので、自分は、これを常に持っている。
下側の部分は、「テコで、缶のプルタブを開ける」ように作られている。

(レトルトパウチパック切り用のミニハサミ(タグ切りバサミ))
自分が、防災リュックに入れているのは、
・「スティッキールはさみ mini(サンスター)」
という製品で、「ほとんど重さが無い」上に、「収納サイズもほとんど要らない」ので、「レトルトパウチパックが切れない!」という緊急時用に便利です。
個人的にお気に入りなのが、「スティッキールはさみ mini(サンスター)」という「折りたたみハサミ」の中でも、最小サイズ(W12×H50×D14mm、8g)なのに、「使いやすい」ハサミです。
こちらは、「タグ切りハサミ」、「糸切りハサミ」専用と思ってよくて、少し違うのが、「【刃渡り】15mm(片面ギザ刃仕様。滑り止め用)」という刃の形状で、「小さすぎる刃から糸が滑らないように、刃がギザギザになっているので、紙を切ると、このギザギザの形状で切れてしまう」所です。

(スティッキール(サンスター))
https://www.sun-star-st.jp/items/220705132748/

「防災リュック」に入れる「ハサミ」は、選ぶのに、結構苦労したが、次のように、いろいろと選んだが、左から順に、

(1) 100円均一のコンパクトハサミで、キャップ付き。指を入れる穴も大きめ。
・「コンパクトハサミ」+「キャップ付き」
というハサミを最初は探していて、100円均一で、「折りたたみバサミ」、「小型にこだわるあまり、指を入れる穴の小さいハサミ(指が痛くて使いづらかった)」とかを買ってみたが使いづらかった。
それで、「指を入れる穴も大きめのコンパクトハサミ」を見つけたが、結局、「穴が小さすぎて、指がやっぱり痛くなる」ので、コレも、ダメだった。

(2) 「スティッキールはさみ mini(サンスター)(紐が付いた1番小さい棒状のミニハサミ)(8g)」
きちんとした文房具メーカーが作っているので、調整がうまく使いやすい。
「タグ切り」バサミ専用と思っていい。(紙も普通に切れて使いやすいが、「タグ」、「糸」が刃先で滑らないように、ギザギザの刃になっているので、紙を切った後の切り口が、ギザギザになる)
重さが無茶苦茶軽く(重さが無いに近い)、使いやすいので、「防災グッズ」として自分は採用している。
キャンプのオリエンテーリングとかで、リーダーが、キーホルダーで腰にぶら下げるとかの用途が使いやすい。

(3) 「スティッキールはさみ SLARINO(スラリノ)(サンスター)(15g)」
(2)の製品とは違って、「文房具ケース」に常に入れておいて、「紙を切る」用途にも対応している。

(4) 「フィットカットカーブ プレミアムチタン(プラス)」(紺色の大きいハサミ)
切れ味のいい、フルサイズのきちんとした文房具のハサミで、「キャップ付き」なので、
・「文房具入れ」のパッケージにまとめて入れて使っている。
という普段使いの使いやすいハサミです。
「ハサミ」は、どうも、「フルサイズ」で無いと、「指を入れる穴が痛すぎて使えない」ようです。

(5) 100円均一の「ソーイング(裁縫)セット」の中に含まれる糸切りバサミ
切れなくはないが、「100円で、針(2本)、まち針、糸(5色)、針通し、ミニハサミ、安全ピン、替えボタン(2つ)」が入っているので、ハサミの品質が悪く使いづらい。
ただ、「薄いカードケース」の形状が使いやすく、「ミニハサミ」以外は、品質は関係無いので、「緊急時に、レトルトパウチパックを切る」だけの用途で考えた場合には、この製品だけでも十分使える。
切れ味は悪いが、「糸切りバサミ」として、ギリギリ機能はする程度。

(6) 自分が昔から使っているメーカーははっきり覚えていない、どこかの文房具メーカーのきちんとしたハサミ(グレーのやつ)
これは、もの凄く切れ味が良くて使いやすいので、ずっと日常使っているハサミだが、「キャップが無い」ので、防災リュックに入れづらかったので、「フルサイズの使いやすいハサミ」として、(4)の「フィットカットカーブ プレミアムチタン(プラス)」というやつを買った。

というのも、
・自分の東日本大震災の時の大失敗は、「本当の天災の直後は、店舗の棚が、ほぼ全部空になってしまった!」事で、「物資が手に入らなくなってしまった!」経験から、「物資が手に入る内に、高品質の使いやすい製品は手に入れておけ!」という教訓から、とにかく、「日常、物資が手に入る時に、高品質の製品を集めておく」事は、とても重要な事です。
そうしないと、天災直後の「店舗の棚が、ほぼ全部空になってしまった!」後に、昭和の防災バッグでは、「どうせ防災バッグは使わないだろうと、安物で作っておいた」のですが、「使いづらい製品で、ストレスを抱えながら、天災後に、長く暮らさないといけなくなる羽目になる!」
これは、もの凄く不便な失敗をした経験
があった。

(「天災」時の「ハサミ」の用途)

・防災食品で、頑丈過ぎて開かない「レトルトパウチパックを切る」
・糸切りバサミ
・<救急キット>包帯、ガーゼなどを切るハサミ


という感じで、「ハサミ」はロストすると、結構大変な事になるのですが、「重たい」のと「刃があるので、キャップがほしい」ので、防災リュックに入れるのに、いろいろと考える事がある。

結局、自分は、いろいろと実験して吟味して使ってみた結果、
・<機動力防災ウエストポーチ(走って逃げられるほど、軽量に、カスタマイズしたやつ)>「スティッキールはさみ mini(サンスター)(8g)」
・<防災リュック(35L)>フルサイズのハサミ

という、2つを採用した。

今回、自分が書いたように、
・実際に、実験で使ってみて、実戦的に使える組み合わせを探す事が大事です。
とりあえず、今回の準備で、「食器のロスト」、「地震後に割れた食器の破片とガラス粉が降りかかった、割れていない食器を使う羽目になった」といった過去の失敗経験の対策は、だいぶましになった。

(とりあえず、緊急時に食器はロストしない「割れない食器」を「防災リュック」に入れた)


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