「きちんと使えて機能的、機動的に行動できる防災リュック」の容量と重さ、使いやすいポケットや、サブバッグはどうすべきか?

自分の東日本大震災の時の「昭和の全く使えなかった防災バッグ」の失敗の経験から、現在、「きちんと使えて機能的、機動的に行動できる防災リュック」に、中身の1品ごと吟味して入れ替えている最中なのですが、

・<失敗判断>「防災バッグ」はどうせ使わないだろうから、中身は、適当で雑な低品質のやつを入れておけばいいだろう(←絶対に!やってはいけない判断)

これは、自分の東日本大震災の時の体験談から、上の「失敗判断」は、「絶対に!やってはいけない判断」です!

(本当の「天災」の体験談)

本当に、「天災」がきた時に、実際に、自分が東日本大震災の時にどうなってしまったのかというと、

・<正しい判断>「天災」時には、「物資が手に入らなくなってしまう!」ので、平時の日常の物資が手に入る内に、「使いやすい高品質の物資を集めておけ!」
これが、1番身に染みて痛感した事でした。

自分の東日本大震災の時には、1番困ったのが、「自分の住んでいる地域が、計画停電実施地域に入ってしまった」事で、天災の起きた後の期間の方が、かなり長い停電期間になってしまった!という最悪な状況に陥ってしまった事です。
「計画停電」というのは、大地震、津波、洪水、台風などいろいろな原因で、発電所自体が壊れてしまった時に、電力の需要と供給のバランスが崩れると、「都市全体の大規模停電が必ず発生してしまう仕組みが、現在の発電所の仕組み」なので、そうならないように、「あらかじめ先に電力会社が、地域ごとに範囲停電を人為的に作って、電力の足りない分を対処する」という方式です。
この理由は、「大規模病院がある地域などは、急な停電が発生すると非常に危ないので、そこのエリアは電力が優先してまわされる地域になる」ので、そういった場所以外は、「計画停電実施予定表のカレンダー」のような紙が配られるので、要するに、一般の私達の住む地域は、順番に、「計画停電」の時間帯がまわってくるのです。
壊れた発電所が直るまでか、新たに、火力発電所などが稼働するまでの間続くので、1ヶ月位は、その「計画停電」の不便な時期が続きます。

(実際の「計画停電」当日の様子)

それで、自分の住むエリアに、「計画停電実施予定表のカレンダー」のような紙が配られてきたので、当然、「昭和の使えない懐中電灯」だとまずいので、近所の電気店に、懐中電灯を買いに行った所、「当然、みんな買うので、棚はほぼ空っぽになっていた(懐中電灯以外も)」
結局、「売れ残っていた、かなり使いづらい懐中電灯だけ買って帰ってきた」のだが、売れ残っていただけあって、「これも全然使えない!」
要するに、
・「物資は手に入る平時の日常の内に、"使いやすい、きちんと使える高性能のやつを手に入れておけ!"」
という事だけは、非常に痛感して体験した出来事だった。

それで、最近、能登半島大地震とかまた起きたので、
・現在、「本気できちんと使えて機能的、機動的に行動できる防災リュック」に、中身の1品ごと吟味して入れ替えている最中
というわけです。

<「本気できちんと使えて機能的、機動的に行動できる防災リュック」を作るコツ>

・<失敗判断>「防災リュック」を作る(使わないで放置してしまう「防災リュック」を作るという方式だと、結局、いざという時に、中身が腐っていたり、サビていたりして壊れているので、本当に困った状態に陥ってしまう!)
・<正しい判断>「非常時」発想を捨てて、使い回す「フェーズフリー」防災の発想への転換(ローリングストック法)

という感じで、「普段の日常から使う」事を想定して作った方がいいです。
感覚としては、
・「旅行用品をバッグにパッキングする」
・「ノマドワークグッズとして、日常から常に使っている」
という感覚の方が機能的で使いやすい
です。

(「本気で使える防災リュック」を作る難しさ)

実際に、「本気で使える防災リュック」を作ってみると、かなり難しくて、

(1) リュックの「容積」
(2) 「重さ」(自分が運べる「重さ」なのか?)
(3) ポケットや、ガジェットケースの使いやすさの吟味

の兼ね合いが、かなり難しく、「F1カーレースのような、ミリグラム単位で、減らしてカスタマイズしていかないといけない」ほど難しい。
結局、要するに、「防災リュックを作る」という発想を捨てて、「普段、日常から使う、旅行バッグや、ノマドワークバッグを作る」と考え直した方が的確に対処できた。
実際に、「いつ来るかわからないまま、20年とか放置しっぱなしだった昭和の防災バッグ」という、中身の大半が壊れたり腐っていた「使えないグッズ」を作るよりも、「普段から、旅行、キャンプ、ノマドワークバッグとして使う」という発想の方がはるかに使いやすいです。

<リュック容量目安>

(10L)散歩、ランニング用のほぼ物が入らないタイプだが、機動力はある。
(20L)通勤・通学・買い物用で使いやすい一般的なサイズ
(25L)日常使う一般的なサイズで、少し多めに入れたい場合
(30L)日帰り旅行
(40L)海外旅行、登山用(いわゆるスーツケース位入る容量の事)
(50L以上)バックパッカー、長期旅行

なのですが、
・実際に、「防災バッグ」に自分が入れたい物や必要そうな物を全部入れると、普通に、「50L」は簡単に越えてしまう。
「機能的な防災リュック」を買うにしても、「リュック容量目安」の感覚がなかなかよくわからないのですが、わかりやすい「リュック容量目安」としては、「自分の学生時代に使っていた通学用のスポーツリュック」なんかの「容量」と「重さ」を思い出すとわかりやすくて、

・学生リュックの中身で、「ジャージ」、「部活のシューズ」、「タオル」、「教科書」などを入れたら、もうそれだけで、簡単に、「25L」~「30L」位になってしまう!

これを基準に考えると、「防災グッズ」を入れられる残り容量が、そもそもほとんど無いです。

・避難所用の「羽織り物」
・上履き
を入れると、「20L」位だと、もうそれだけで、防災リュックはパンパンになってしまうのです!
リュックのチャックは、「パンパンにまで入れると壊れてしまう」のですが、学生時代を思い返すと、
・学生時代に使っていた「スポーツリュック」は、あれだけ、毎日、「ジャージ」、「部活のシューズ」、「タオル」とか入れて通学していたのに、1度も、チャックが壊れてしまう事は無かった!
というのは、驚異の耐久力で、それだけでも、学生時代に使っていた「スポーツリュック」を、「防災リュック」に採用してしまってもいいのではないか?と感じるほどの高性能の耐久力がある。

<自分が選択した「防災リュック」の容量>

結局、リュックはパンパンに入れると、チャックが壊れやすいので、
・自分が選択した「防災リュック」の容量は、バッグパッカー用のリュックに、ギリギリ見えないリュックの最大値の「35L」を選んだ。

女性の場合には、背中のサイズ自体が小さいので、日常使いのリュックだと、「25L」位までになるようです。(当然、運動部の女子高生なんかは、普通に、「30L」位の大きなリュックを背負っている事も多いので、学生時代に自分が使っていたジャージ、シューズ、教科書を入れていたバッグの容量と重さを参考にすると正確に把握しやすい)
「40L」のリュックは、ほぼバックパッカーの背負っている巨大なリュックに近くなってくるので、機動力がほぼ無くなってしまう。
ただ、「キャンピングカーを持っている」など、車がある場合には、大きめでも何とかなるようです。
また、「旅行用のタイヤの付いたスーツケース」は、「天災時に、道路がグチャグチャになっている」、「防災リュックとして移動中に頻繁に必要な中身を取り出す必要があるので、あまり、スーツケースのように、ガバッと全部開けないと中身が取り出せないタイプは不便です」
車がある人は、予備として、スーツケースはあってもいいかもしれないが、「機動性と機能性があって、自分が持ち運べる防災リュックは、必ず、1つは作っておかないと、いざという時に困ります

<自分が運べる「防災リュック」の重さ>

ネックになるのが、
・自分が運べる「防災リュック」の重さが、かなり少ない
事に気がつかされる事で、現実的に、被災時に、機動的、機能的に、自分が運べる「防災リュック」の重さというのが、自分の場合には、
・「5Kg」以内でないと、「防災リュック」を運んでいるだけで、疲れ切ってしまうだろう。
・短時間ならば、最大、「10Kg」位までならば、背負って歩けそう。
という感じで、かなり防災グッズを吟味しないと、ほとんど持ち運べない事がわかる。
「防災リュック」で絶対必須な能力が、「両手があく事」がとても大事な「防災リュック」を作るコツなので、「機動性と機能性があって、自分が持ち運べる防災リュック」は、「背負えるリュック」を基準に考えないといけない。

<自分の場合の「防災リュック」の結論>

<容量>「35L」(「35L」目一杯入れる意味ではなく、「羽織り物」なんかをチャックが壊れないように、パンパンにならないようにする余力を残す感じにしたい)
<重さ>「5Kg」以内を目指したい(背負うリュックの場合には、男性の場合には、「5Kg」位までならば、度を超えて重たくは感じないので。手でぶら下げるバッグで、「5Kg」は重たくて疲れてしまうので、短距離しか移動できないです)
位で無いと、「そもそも、自分の体力では、運べない」という感じの結論になった。

一方で、自分の場合には、
・「普段から、旅行、キャンプ、ノマドワークバッグとして使う」予定
なので、「本気の旅行、ノマドワークバッグを作る」感覚の方に近いので、次のように、何段階かに分けて作っている。

<実際に、自分が海外旅行なんかをする時に使いやすい「バッグ」の組み合わせ>

(1) <ベースキャンプ用(旅行中ならば拠点のホテルに置きっ放しのやつ)>(車のある人の場合)ボストンバッグや、スーツケースなど、かなり大きなバッグに衣料品などを入れる。(自分は、車を持っていないので、これができない)
(2) 移動用リュック(中)(20L~30L)(自分は、「30L」位を使っている。旅行中に、「買い物」をメインで移動する時に、おみやげを入れる目的で移動している時)
(3) 「散策用」機動性リュック(15L位)・ウエストポーチ(バイクツーリングをする人達は、「ホルスターバッグ」というふとももに付ける小型バッグが運転中に邪魔にならず、料金所のコインを出しやすいなど、使いやすいようです)

実際の海外旅行でも、
・スーツケース(大)
の上に、キャリーハンドルの所に、
・リュック(中)
を付けて引っ張って歩いていて、
・ウエストポーチ(パスポートなどを入れる)
という感じのスタイルの人が多い
のは、結局、それが1番使いやすいからです。

という感じで、「旅行、キャンプ、ノマドワーク」の知識を参考にしながら、どちらかというと、自分の場合には、
・「普段から、旅行、キャンプ、ノマドワークバッグとして使う」予定
というやつを作っている最中
で、「防災リュック」の場合には、
・移動用リュック(中)(35L)
・「散策用」機動性リュック(15L位)、ウエストポーチ、ガジェットケース、ホルスターバッグなど
という2段階の「防災リュック」を作る予定です。
これを基準に、次回からは、どこまで削りながら、機能的、機動性の確保ができるのか?を詰めていく予定です。


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