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【不登校】学校はどこまで対応してくれるの?(公立学校のパターン)
私は教員時代「教育相談主任」という役割を10年以上勤めていました。
この仕事は,校内に不登校生徒が何人いて,どういう状況にあるのか,最新の情報を把握しながら,学年や担任の先生から適切な支援が行われているのかということを確認したり,「手詰まり」になっている先生と一緒に対応の仕方を考えることが主な仕事です。
また,時には先生方の意識改革を行うための研修をしたり,不登校以外にもいじめや虐待の事案など非行以外の「問題」に対応する,なんでも屋さんでした。
また,不登校の生徒の中には一定の割合で「発達」に関する特性があったり,学びの場のミスマッチによって不登校が生じるケースもあるので,同時に「特別支援教育コーディネーター」という役割も担いながら,本人や保護者からの要望を元に,通常学級から特別支援学級への措置変更などに関わる仕事も行っていました。
先生の意識改革といえば,ここ数年は,「必ず登校させる」「教室復帰にこだわる」先生に対して,今はもう「そういう時代・社会ではありません。意識を変えてください」と言い続けていました。
いまだに
不登校=怠惰(たいだ)
と捉えている先生もそれなりにいます。
そしてそういう先生はもれなく生徒だけでなく親御さんに対しても「子どもを家庭から押し出す力がない」とか「子どもを甘やかしている」という感覚でいるので,関係も悪化しやすくなります。(そういう事案の仲裁に入ることもありました)
学校での不登校生徒の情報共有
小学校では大体月に1回,中学校の場合は週に1回の頻度で「教育相談部会」という会議を開きます。
そこでは各学年の「教育相談担当」になった教員と管理職(校長・教頭)が出席して,欠席日数が規定の数字を超えた・超えそうな生徒の情報共有をします。なので小学校であれば月1,中学校の場合には週1で,担任の先生は自分のクラスの不登校になりそうな,なっている生徒の「進捗状況」を報告しなければなりません。
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