結局は母の心の健康が全てってこと
自分 < 子ども
子どもを育てていると
ついつい自分のことを疎かにしてしまう。
特に子どもが小さいうちは。
自分の睡眠時間も
食事の時間も
ありとあらゆるものを削って
我が子のお世話に費やさないと
子どもが死んでしまうという
とてつもない精神的プレッシャーを背負い
日々削られる体力とメンタル。
いつこれが楽になるのかと
指折り数えながらも
残念なことに
子どもが少しずつ成長して
ある程度自分の身の回りのことができるようになったところで大して状況は変わらない。
なんなら
小学校に上がった我が子が
「学校に行きたくない,行けない」
と言い出せば
状況によっては自分のキャリアを捨ててでも
子どものケアに当たらねばならないこともあるかもしれない。
就学児以上の親になっても
小1の壁や我が子の不登校に直面して
大好きだった仕事を辞めざるを得なかった
優秀なワーママ達がどれほどいるのか。
あー,悔しい。
母親なんだから当たり前 の文化
そして一番解せないのは
我が子を命懸けで産んで
文字通り命削って毎日育てているのに
「そんなの母親なんだから当たり前でしょ」
で済まされてしまっていること。
えー当たり前なの?
父親は当たり前じゃない気がするんですけどー!
母親なんだから我慢して当然。
子育て期間なんて一生続くわけじゃなし,
いっときの事なんだから自分よりも我が子を大切に考えてあげるべき。
これ,息子がまだ小さい頃に
実母や歳上の先輩ママさん達から
よく言われた言葉。
もちろん「確かにそうだよね」と思う部分もあるけど,
母親の我慢の上に成り立つ家族がいかに不健全で危ういものか
ということを自分の幼少期の経験で嫌というほど知ったので
こういう考え方が世の母達を追い詰めて
ついでにその子供達まで苦しめるのでは
というのが正直な気持ちだった。
母親の心の健康度が下がった状態で子育てすれば
当然我が子への接し方にもいろいろな「不具合」が出る。
そしてその「不具合」は世代間連鎖としてちゃーんと我が子にも引き継がれていく・・・。
私も離婚前からシングルと一切変わらぬ状況で
年間350日くらい完全ワンオペ育児をしていた。
しょっちゅう我が子を怒鳴りつけ
自分の思い通りにならない子どもに対して
時に手を挙げてしまうこともあった。
そんな日々がとにかく辛く
泣きながら
「このままじゃ虐待がエスカレートしてしまうかも」
と必死で元夫にSOSを出した。
ところが,相手から返ってきた言葉は
「自分の子に手を挙げるなんて信じられない」
だった。
はい,ど正論。
この人に訴えたところで何も変わらない…。
暗転。
NO MORE 自己犠牲。
家族システム理論という考え方がある。
家族というのは一つのシステムであり
夫婦不和や子どもの不登校など
家族内で問題が起こるということは
システムがいわば「機能不全」を起こしているという考え方。
つまりは家族システムの中で母親が一人で
「家族みんなの笑顔のために」
と無意識のうちに自分の心を痛めつけるような自己犠牲を続けていると
いずれそこからシステム全体へ影響が出て
家族全体が機能不全になることもある。
家族のメンバーひとりひとりが心も体も健康体でいなければ健やかな家族にはならない。
ちなみに父親(夫)の言動は
子どものそれよりもはるかに母親の心の健康への影響度が大きいので
夫がいかに妻の心の健康維持をサポートできるかが重要!
(子どもに「パパよりもママがいい」と言われ,どうせ俺は家族に必要とされてないんだ,なんて拗ねてはいけません。笑)
自己犠牲と健全な我慢の違いは
母親自身がその行動を選択するときに
「幸福感を伴うか」
自分にとって不幸な選択であると分かりながら
「これは家族のためだから」
と自分を無理やり納得させて行動しないほうがいい。
そんなわけで NO MORE 自己犠牲。
昨日
美味しい頂き物のお菓子が残りあと一つになり
「食べたーい」
という息子に情け容赦なくじゃんけんを要求し
大人気なく最後の一つを美味しくいただいた私。
はい,それでいいの。今日も私は元気です。
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