不登校ママ向けオンラインコミュニティ立ち上げました(24/11/1〜)
前回書いたこの記事に,SNS上でもたくさんの反響がありました。
教員時代も常々感じていたのは
学校というのはやっぱり「学校に来られている子のための場所」であって
そこから離れてしまったり,何かしらのきっかけでこぼれ落ちてしまった子をケアする場所にはなりきれない,ということ。
一度不登校になってしまった子に対しては
割と早い段階で学校は「打つ手」がなくなるという現実。
不登校の子がたどるステップをおおよそ3段階に分けた時
(本当はもっと細分化できる)
①初期(行き渋りや五月雨式登校が始まる)
②中間期(本格的に休み始め,自宅に引きこもった状態になる)
③後期(少しずつ活動意欲が戻る。回復期を経て活動再開へ)
学校ができるのは
①の最初の頃に登校刺激を与えること,
③の回復期に本人が学校や教室復帰を希望した場合のサポートのみです。
特に②の中間期になると
「登校刺激は一切やめるように」などと
生徒の主治医から指示される場合などもあって
学校としては
・定期的に授業プリントや学校のお便りを届けること
・安否確認
くらいしかできることがなくなります。
担任の先生としても
「学校においで」
「学校に無理してこなくていいよ」
どう声をかけたらいいのか悩みます。
その時の本人のコンディションや状況によっては
どちらの言葉も傷つけることになるかもしれない。
そんな風に考えれば考えるほど
踏み込んだアプローチはできなくなります。
一方で親の立場としては
①〜②の時期が一番精神的にはキツくて
情報もない,我が子はこの先どうなってしまうのか?と
不安でいっぱいな時期に,頼みの綱?である
学校や担任の先生からの十分なサポートが得られないって
それだけでも苦しいんですよね。
もっと先生にも関わってほしい
学校がもう少し積極的になんとかしようとして欲しい
自分の子は見捨てられた
そんな風に思うこともあるかもしれません。
不登校になった時に一番不安なことは先が見通せなくなること。
いつまで続くのか。
この先どうなってしまうのか。
そしてそんな不安を大抵のママたちは1人で抱えて
孤独に戦うことになります。
例えば一番最初に起こりやすいのが
実は夫婦間での意見の対立。
子どもに一番近いところで葛藤するママと
ちょっと離れた距離で子どもを見ているパパ。
ママが勇気を出して
「無理していかなくてもいいよ」
と子どもに言ったのを
「いや、我慢してでも行くべきだ」
と言い張るパパ。
更には状況をよく分かってない外野から
「そんな風に子どもを甘やかさない方がいい」
なんて心無い言葉をかけられたり…。
そしてそんな過酷な状況が
どんどんママを追い詰める。
ママが追い詰められるということは子どもが追い詰められるということ。当然そんな環境では子どもの回復も遅れていく。
今はこのnoteも含めて,個人の方が発信している情報を気軽に受け取れる時代なので,ブログやSNS上で不登校経験ママさんたちが発信しているたくさんの情報を得ることもできます。
もちろんこうした情報を頼りに頑張っていくことも一つだと思います。
(達観されている経験者ママたちが多くて発信の内容もとても素敵なものが多いです。)
ただね,一方通行のやりとりもいいけれど
やっぱり「会話」って大事だな,って思うんです。
特に悩んだり不安な時ほど,自分の気持ちを言語化してアウトプットすることがすごく大切になるので,情報を得て少しホッとしておしまい!
だけでなく,誰かとおしゃべりして(しかも共感し合える仲間と)
自分の考えを整理したり共感を得られることによって無意識の緊張感を「ゆるめる」作業ってすごく大事です。
(そもそも子育てって,1人じゃなくて「誰か」と一緒にやるだけで楽になることいっぱいありますよね)
ということで前置きが大分長くなってしまったのですが
おしゃべり・思考の整理・不安の解消・情報共有・学び
これらをまとめて叶えられるものってなんだ?と考えた結果,
オンライン上に不登校ママが気軽に集える場所(コミュニティ)
を作ろう!という結論に達しました。
初月無料なので
お試しで入ってもらい
うーん,なんだか「違うかも」と思えば退会も自由です。
11月1日にここでオープンしたばかりなので今ならまだ誰もいません!笑
沢山の人が入ってくれたらいいなぁと思いつつも少人数のほうが気楽に楽しくおしゃべりしたり色々密に相談できる…
と思うと人が少ないうちの方がいいかもしれません(笑)
限定配信記事ではこんな内容で投稿していく予定です。
・不登校になると…?こんな流れで進みます(公立中学校のパターン)
・学校相談室の役割って
・起立性調節障害と不登校
・先生たちは不登校の生徒をどう思っているか
・スクールカウンセラーの活用法
・不登校最悪のパターンとは
基本的には
あんまりオープンにできないような内容になります(汗)
そして,月1回のオンライン交流会(オンラインカフェ☕️)では
こういう学校の内側の話なんかも含めてざっくばらんにおしゃべりしたり
今お困りのことを気楽に相談してもらえる場になるといいなぁと
思います。
不明点などあれば,直接お問い合わせください。
公式LINEからもご連絡いただけます。