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ポッキー&プリッツの日 -11月11日のお祭り- #024

毎年11月11日は「ポッキー&プリッツの日」だ。

江崎グリコ株式会社の公式HPによると「ポッキーとプリッツの形が数字の1と似ていることから、平成11年(1999年)11月11日の"1"が6個並ぶおめでたい日にスタートしました」とある。

すごいのはそれを、平成11年より前に思いついた人がいるということだ。

「なんか、ポッキーやプリッツって数字の"1"と似てますよね」
「…たしかにそうだな」
「記念日にしちゃいましょうか」
「お、来年は平成11年だ」
「西暦にすると"9"が3つ入っちゃいますね」
「それはいかんな。ここは和暦でいこう」

みたいなやりとりがあったに違いない。危うく1年後に思いついていたら、並ぶ数字は月日の4つだけになってしまう。


私の職場(精神科のリハビリ施設)では、10年くらい前から、毎年11月11日にポッキーを食べている。

11月11日の11時11分11秒に「ハッピーポッキー!」と言いながら、ポッキーで乾杯していた年もあった。

こうなると、"1"は10個も並ぶことになり、なんだかよくわからないめでたさがある。10秒前からのカウントダウンも、謎の緊迫感があってよい。


「〇〇の日」というのが、私は好きだ。

「ポッキーか…。食べたいけど、私ダイエット中だし…」
「でも、今日はポッキーとプリッツの日なのよ。お祝いしなくっちゃ」
「そうね!今日は食べるわ!」

なんのお祝いだかよくわからないが、あとはもうお祭りである。

人はきっと誰しも、好きなものを好きなだけ食べる言い訳を求めている。

食べてしまう罪悪感に対する免罪符と言ってもいいかもしれない…。(カッコイイ言い方をしてみたい衝動が押さえられなかった。お許しいただきたい)。

企業の方々は知名度や売り上げアップのためのマーケティングとして制定したかもしれない。

でも、それにかこつけて、たくさん食べてもいいと思えたり、会話のきっかけや、仲間同士で集まる理由になることが嬉しい。

そんなわけで今日私は、さぞたくさん食べてやろう、と思っているのだ。

(追記1)
「ポッキーやプリッツが数字の1と似ている」というのはたしかにそうなのだが、よく考えてみると細長いいろいろなものが、数字の1に似ていると言えなくもない。先日取り上げたうまい棒も、揚げパスタも、チュロスなんかも、入れてもいいかもしれない。

なので私はやはり、いろいろな細長いものを、思う存分食べようと思うのである。

(追記2)
「2月22日」は猫の日(にゃー、にゃー、にゃー)だ。猫好きだったり、猫と暮らしている方なら、きっとわかっていただけると思うが、猫たちは可愛すぎるので、我が家は毎日猫の日だ。
あぁ、かわいすぎる。と思いつつ、今日も猫のお腹に鼻をうずめる。

2023年11月10日執筆、2023年11月11日投稿


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