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どんなお茶でも作れる?!お茶フレーバーの生チョコ

有名ショコラティエのピエール・マルコリーニ氏が「チョコレートに合う飲み物は水か緑茶」と発言してから早数年。お茶界隈が活気付くバレンタインシーズンがやってきました!

お茶とチョコを一緒に食べると美味しいのなら、お茶味のチョコも美味しいはず
去年はお茶にチョコレートを溶かしてホットチョコレートを作りましたが、今年は色んなお茶風味の生チョコを作っていきましょう!

チョコをお茶味にするコツを覚えると、ここに載せているアレンジレシピ以外にも応用できます!
今年はこのレシピを作ろうと既に決めている方も、人とかぶらないチョコが作りたい方も、少しだけアレンジしてお茶味にしてみてはいかがでしょうか?

お茶フレーバーにする方法2つ

最初から紅茶や抹茶の味がついたチョコレートもありますが、ここではお手持ちの茶葉とチョコレートを使ってチョコを作ります。
お茶によって味の濃さや強さは変わりますが、基本的にどんなお茶でもチョコに風味づけできます!

①生クリーム(or牛乳)で茶葉を煮出す

生チョコやガナッシュクリームなど、温めた生クリームにチョコを溶かすレシピに使える方法です。
茶葉は生クリームの中では開かず抽出しづらいため、最初に少量のお湯で茶葉を煮出してから生クリームを足しましょう。生クリームではなく牛乳を使ったレシピでも同様です!

②細かくした茶葉を加える

・ビニール袋に茶葉やティーバッグを入れて揉む
・すり鉢ですりつぶす
・(ミキサーを使うレシピで)材料と茶葉を一緒に攪拌する

などの方法で、予め茶葉を細かくしておきます。粉末状になった茶葉を材料に混ぜ込めば、見た目のアクセントにも。粉糖などと共に、お菓子のデコレーションやトッピングに使えます。

一番外側のデコレーションに茶葉を使うことで、まず口に入れた時にお茶の風味が広がります

基本のお茶フレーバー生チョコ

🍃材料(丸いトリュフ約10個分)

・ミルクチョコレートまたはダークチョコレート:100g(板チョコ2枚程度)
・生クリーム:70ml
・お湯:30ml程度
・茶葉:5~10g(ティーバッグ2~5個程度)
・仕上げ用茶葉:適量
・粉糖、純ココア、きな粉など仕上げ用の粉末:適量

※ホワイトチョコレートの場合は分量が変わります。ホワイトチョコレート100gに対し生クリームは40mlで、その他の材料の分量は変わりません。

生チョコは「チョコ:生クリーム=2:1」の割合であることも多いですが、茶葉が生クリームを絡めとってしまうためこの分量にしています。
使うチョコや生クリームの脂肪分によっては柔らかい仕上がりになりますが、その場合は冷やし固める時間を長く取りましょう(後述します)。

タブレット型のチョコ(右上)は刻む手間が省けます!

もちろん、茶葉が多ければ多いほどお茶の味も濃くなります。チョコの味や香りに負けないよう、できるだけ多めに入れましょう!

基本的にはティーバッグや茶葉は煮出した後に取り出しますが、事前に細かくしておいた茶葉であれば取り除かなくてもOKです。

見た目でもお茶味だとわかりやすいですね!

🍃作り方

①:お湯と茶葉を鍋に入れ蓋をして、3分ほど蒸らします(火はつけない)。お湯の量が少ないので、茶葉やティーバッグがお湯に浸かるように動かしてください。
②:お茶の色が出せたら、生クリームを足して沸騰しない程度に弱火にかけます。ティーバッグの場合はゴムベラなどで押して、なるべくお茶の味を出しましょう。
③:ふつふつしてきたら火を止め、ティーバッグや大きめの茶葉を取り除いてから、細かく刻んだチョコレートを加えて混ぜて溶かします。

ホワイトチョコの場合はミルクティー色に。茶葉も映えます

④:クッキングシートやラップを敷いたボウルやバットに3を流し込み、1時間程度冷蔵庫に入れます。
⑤:固まったらラップに包んで丸めたり、温めた包丁で好きな大きさにカットしたりして成形します。この段階で少し溶けてしまうため、再度冷蔵庫で冷やすとこの後の作業がやりやすくなります。

カットする度に包丁を温めると綺麗に切れます

⑥:粉糖や純ココア、きな粉などをチョコの表面にまぶして完成です。この際に細かくした茶葉を純ココアや粉糖に混ぜるのもよし。チョコの表面が濡れていて粉末が湿ってしまったときは、乾いてから再度まぶすと綺麗になります。

オススメは粉糖ですが、純ココアやきな粉など無糖の粉末は味が引き締まります

ホワイトチョコを使うと柔らかめの仕上がりになります。4と5の冷蔵庫で冷やす工程を長く取ると作業がしやすくなりますよ。

表面の凹凸は純ココアなど色が濃いパウダーのほうが消しやすいです!

完成後は基本的に冷蔵保存です。冷蔵庫に入れすぎて硬くなった場合も、常温に少し置けば柔らかくなります。

ミルクチョコやビターチョコで作ったチョコは硬めで、形も整えやすいです

もちろんこのまま食べても美味しいですが、さらに一手間加えてみましょう!


【アレンジ1】生チョコ大福

お店でも冬しか見かけない生チョコ大福。お正月に余った切り餅をレンチンするだけで作れます!

①:切り餅(2個)をそれぞれ6等分のサイコロ状にして、水(大さじ2)と砂糖(小さじ2)を加えて500Wで2分加熱します。

お餅が柔らかくなっていなければ、さらに30秒追加で加熱します。

②:お餅が柔らかくなり、ボウルの底に水分がまだ残っているぐらいで取り出し、お餅が一つの塊になるまで混ぜ続けます。

細かくした茶葉をお餅に足してもOKです!

③:餅がひとまとまりになったら、薄く片栗粉かコーンスターチ(適量)を敷いたバットの上に載せ、ひっくり返して両面に粉がつくようにします。ナイフなどで4〜6等分にカットしたあと、指で押して平らに伸ばしましょう。

写真のように4等分にした場合、大福1個あたりのお餅が分厚くなり破れにくいです

④:丸めたお茶フレーバーチョコを中心に置き、お餅の端と端を指でつまむようにして閉じたら完成です!

お餅が硬くなるので、作ったその日のうちに食べてくださいね!


【アレンジ2】チョコパイ

お茶フレーバーのチョコをパイシートで挟んで焼くだけの簡単なアレンジです。チョコが溶けても汚れないので、持ち運びにも便利です!

食べる直前に再びトーストすればチョコが溶けて、アツアツが食べられます
チョコの大きさに合わせてパイシートをカット。四角以外の形でも面白いですね

どんなお茶を使えばいいの?

三熟番茶は乳製品や砂糖との相性がよいので、甘めのチョコレートにも合わせやすいです。また、和紅茶和烏龍茶は香りを活かしたフレーバーチョコが作れます。

三熟番茶や和紅茶などシングルオリジン(単一品種)のお茶とチョコレートの相性は下の記事で個別にご紹介しています。

今回新たにオススメしたいのは、ブレンドティーで風味づけしたチョコです。和紅茶ベースの「ウツクシ茶」で作ったチョコは、穏やかな酸味やスッキリ感が足され、フルーティーな味に。

また、和烏龍茶ベースの「ヒキシメ茶」には柚子やジンジャーがブレンドされており、チョコと組み合わさったときにもほんのりと風味が感じられます!
ヒキシメ茶は茶葉を細かくして、デコレーションの際に表面にまぶすとより効果的です。

ヒキシメ茶で風味づけしたチョコに和烏龍茶を合わせても相性抜群。お茶とのペアリングが考えやすいのも、お茶フレーバーのチョコの特徴です!

TSUNAGUTOのは「和烏龍茶ヒキシメ茶リセット茶」の3種類が入った「【お試し3種】よくばりセット」で味見してみてもいいですね。


チョコには日本茶を!

チョコに合う飲み物として、(お茶業界では)定説になりつつある日本茶。チョコにお茶も添えてプレゼントしても、きっと喜ばれるはずです!

相手の好みのお茶がわからない場合は、お茶スタイル診断のリンクを送ってみてはいかがでしょうか?「あなたにぴったりのお茶」と言われたら飲んでみたくなりますし、診断をきっかけに相手の意外な好みを知ることもできるかもしれません!

まだバレンタインまで少し時間があります。自分用のご褒美チョコに合わせるお茶も、忘れずに準備しましょう!

W:矢島愛子

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