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上司と2人きりの1時間、なに話す?│距離を縮める会話のヒント
みなさん、こんにちは。
NOMADOプロジェクトnote編集部の藤田です。
コロナ禍が明け、外出も増えてきた今日この頃。
リモートワークから出社へと、働き方が変化した方も多いかと思います。
いきなりですが、
「あ、出社したら今日上司と2人だった・・・・」
「やばい、明日の外回り上司と2人きりだ・・・話すことない・・・」
と気まずい思いをしたことはないでしょうか?
そんな戸惑いをツナガルが提唱する「関係デザイン理論」で解消します!
今回のテーマは『上司と2人きりの1時間、なに話す?』と題して、上司との1時間を距離を縮める時間に変えるテクニックをお伝えします。
部下を持つ上司の皆さんにとっても、部下との居心地の良いコミュニケーション環境づくりに役立つこと間違いなしです。
![](https://assets.st-note.com/img/1689065196162-VTTPHe3746.jpg?width=1200)
ステップは3つだけ。
①居心地の良い環境をつくる
②本心で会話する
③居心地のよい会話から少しだけ飛び出してみる
それでは、いってみましょう!
関係デザインってなに?
「関係デザイン」とは、相手との関係を意図的につくることを言います。
身近なところで、友達との関係デザインについて例をあげてみます。
友人関係を築きたい相手がいたとき、メッセージを頻繁に送ったり、一緒に食事にでかけて共通点をみつけたりしていませんか?
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相手に良い感情を得てもらって、相手から「友達になりたい!」と思ってもらうアプローチをすること、あるいは行動をとることが関係デザインの重要な要素です。
友人関係、同僚との関係、恋愛関係など、相手と築きたい関係性をあらかじめ想定したうえで、その関係を実現するためのアプローチをしていきます。
意図を持って持続的な関係の構築を目指すという点において、きわめて能動的な関係づくりだと言えます。
①居心地の良い環境をつくる
さて前置きはこれくらいにして、上司との1時間を居心地の良い時間にするためのテクニックについて、早速知っていきましょう!
部下の皆さん、上司と2人きりの時、話が長くて疲れてしまう、なんて経験ありますか?
あるいは、「こちらから話を振るのはためらわれるな…」と思って、聞き役に徹したりしていませんか?
逆に上司の皆さん、部下と2人きりになった時、一方的に話し続けてしまう、なんて経験はありますか?
居心地の良い会話をするのに大切なのは、お互いがお互いの言葉を聴き合えている状態を作ること。
=話す機会が平等であること、お互いが安心して発言できる場があることです。
会話は「話すこと」に重点が置かれがちですが、聴くことも同じくらい重要。
どちらかが一方的に話し続け、もう片方は聴くだけ。
これでは居心地が良いとは言えないですよね。
相手に質問をして回答を聴く。これを平等に繰り返す。
実はそれだけで良い関係がつくられるベースができています。
部下の皆さんは、ぜひ遠慮せず上司の話を聞くのと同じくらい、たくさん話を振ってみてください。
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ここで大切なのは、相手に話を聴いてもらえるという安心感を発言者がもっていること。
たとえば上司の話が長すぎることを指摘したくとも、部下側に安心感がなければ黙ったままでいることでしょう。
必ず聴いてもらえる(受けいれてもらえる)という環境があってはじめて、安心して話すことができる、ということを上司の皆さんは意識してコミュニケーションを取ってみましょう。
②本心で会話する
車に乗り込んで、「今日は晴れてよかったですね」なんて、無難に天気の話に逃げたことはありますか?
上司:「うん、そうだね」
部下:「はい・・・(会話が続かない)」
気まずい!!(笑)
「やばい・・・話すことない・・・」
そんな状況になったら、とりあえずチェックインをしてみてください!
相手の状況や本心を探るために、まずは上司の感情を聴いてみましょう。
(チェックイン・チェックアウトの手法を取り入れると、スムーズにお互いの感情を引き出せます!)
無難で当たり障りのない会話はマイナスにはなりませんが、決してプラスにもなりません。
感情にプラスの作用を働かせるために必要なのは、建前やリップサービスを取り去って、ぶっちゃけた本心で会話することです。
上司:「普段2人でゆっくり話す機会がないから、今日は楽しみにしてたんだよ」
なんて伝えることで、部下の皆さんは安心しますし、上司の感情やニーズが把握できます。
一方、あなたはどんな感情でしょうか。
ワクワクしている?それともドキドキしてる?
それなら、
部下:「普段〇〇さん(上司)と2人きりで話す機会があまりないので、実は少し緊張してます」
なんて、伝えてしまってOK。
あなたの状況を知った上司は、あなたに歩み寄り、ケアする機会を得ることができますし、自分の感情を意識して言語化してあげるだけで、「あ、自分は緊張しているんだ」と自分自身の状況の解像度も上がります。
悩み相談することで友人と仲が深まるように、弱さを正直に見せることは親しくなるための手段として有用です。
読者の皆さんのなかには本心を開示することを苦手と感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、これを成長機会ととらえて、本心での会話にチャレンジしてみてください!
③挑戦的なテーマで会話をする
本心で会話することができたら、次は応用編です。
居心地の良い会話から少しだけ飛び出して、普段はできないようなちょっぴり挑戦的なテーマで話をしてみましょう。
ユーモアを感じさせたいなら、「あなたを果物で表現するなら?」といったテーマはどうでしょう。
たとえば「短時間のうちに場を盛り上げることが得意だが、長居しすぎると周りの人に迷惑をかけてしまうおちゃらけた一面もある」という性格の場合、
「わたしを果物にたとえるとパイナップルです。甘いけれど食べ過ぎると口が痛くなります」なんて説明ができたら、人間性を紹介する入口になります。
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あるいは、上司を全力で褒めてみても良いかもしれません。
上司の一番尊敬するところや、日頃感謝していることについて、具体的に伝えてみてください。
こうした会話をすることによって、お互いの思考や感情に対する理解を深めたり、共通の意見を発見したりすることにつながります。
挑戦的な会話ができるのも、2人きりだからこそ。
いつもよりほんの少しスパイシーな会話にトライしてみてはいかがでしょうか。
おわりに
「関係デザイン」に基づいた上司との時間の過ごし方は参考になりましたか?
相手の感じることを共有しながら、一緒に新しい価値を生み出していく『共創』という概念がありますが、会話も共創と同様に、相手と一緒になってつくりあげていくものだということを意識してみてください。
逆に言えば、もし相手があなたと話す気がないと感じた時には、あなたひとりが無理する必要はありません。
もしドライブ中に、上司もあなたも緊張していて居心地が良くないのなら、まずは一緒に車中に流す心地の良い音楽を選んでみる。
沈黙して、良い音楽に聴き入ってみる。
もしくは、上司が疲れきっているなら、眠って休んでもらってもいいんです。
このように、非言語コミュニケーションでも居心地の良い環境を作り出すことは可能です。
気負いすぎず、柔軟であることも時には大切。
その中で、関係デザインの考え方が、上司との距離感を縮めることに役立てば幸いです!
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