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どこにいても。どんな物でも。

気がつくと、タンポポが綿毛になっていた

薄い光を受けて、透明な毛がやわらくきらめく姿は

控えめな美しさを漂わせていた。


4月のこの時期は

例年ならチューリップやネモフィラの撮影予定を立てるころ。

そして、今年はどんなイメージで撮るか、

あれこれ戦略を立てるころ。


そんなこんなは来年のお楽しみになった代わりに、

足下にも魅力的な世界があることを思い出した。


         見てるよ         

そう。

どこにいても、どんな物でも、

私だけのファインダーを通して作品にしていける。

これを確信にしていくために与えられた時間。


しっかり受け取ろう。








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keiko
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