推し活は自分の物語だと思うのです

10月31日、TLがアイドルの皆さまのステキな仮装写真で埋め尽くされるなか、大好きな、本当に大好きな推しグループである、Buddha TOKYOが、12月4日の1周年記念ワンマンを最後に、現体制を終了するというお知らせがありました。

当然、自分は内情を何も知らない、知ることのできない、ただのいちヲタクだけど、大好きなグループの大好きなメンバーたちや、いつも感謝しているスタッフさんたち、みんなが、それぞれに自分のやりたいことや譲れないこと、信念など、そういう自分の「ベスト」を追求した結果が、残念ながら相容れなくて、すり合わせられなくて、こういう結果になったんじゃないか、って思っています。
大好きなグループの、大好きなメンバーたちだし、誰も悪くないよって思いたい。何も知らないくせに、絶対そうだよって言い切りたい。
メンバーみんなが、納得はできないかもしれないけど、自分にやれることはせいいっぱいやったよ、って思ってほしいし、何より、報われてほしい。
とにかく思うところはそれしかないです。


その昔、大好きだったフリッパーズ・ギターの解散について、その数年後くらいに、小山田さんが言っていたことで、ものすごく印象に残ってて今も覚えているインタビュー記事があって。
その記事で、小山田さんが、「フリッパーズは、ふつうのバンドみたいに『みんなであそこまで行こうぜ!』っていうグループじゃなくて、各々が勝手に泳いでて、ふと顔をあげたら、たまたまふたりとも同じ方向に泳いでて近いところにいた、みたいな感じだったんだけど、ヘッド博士(ラストアルバム)を作った時に、顔をあげたら少し離れたところを泳いでいるのに気づいて、それで解散した」みたいなことを語っていたんですよね。
記事を探したんだけど見つからなかったから20年前の記憶で書いているので詳細は曖昧ですが、ニュアンスとか、「顔をあげたら」の例えとかは、めちゃくちゃ覚えてるから間違っていないと思う。
そのとき、ああ、アーティストって、きっとこういう感じなんだなって、ものすごく納得したと同時に、自分が好きなバンドのメンバーが、いっしょに音楽を続けてくれているのって、実はものすごく奇跡みたいなことなんだろうな、って強く思ったのです。


そして、アーティストがそうであるように、ファンも、アーティストのためではなく、自分のために、そのアーティストを応援しています。
推し活とは、あくまで自分の物語。
アイドルがその活動にどうやって区切りをつけるかはアイドル側の問題だけど、そのアイドルをどのように推すかは、あくまで自分の問題です。

大好きなグループの現体制終了、ショックじゃないわけないし悲しくないわけない。でも、ダメージを受けるのはそれだけ大好きだったってことだから、当然であって、自分を誇っていいことなんだ、って、前回のことで学んだし、悲しんでる暇なんかないんです。

自分にできることは、これからも、今まで以上に、言葉や行動で、大好きを伝えて、応援すること、それだけだと思うから。


Buddha TOKYOが大好き。敢えて言います。いちばん大好き。

ニートもフリーターも独り言も渋谷syndromeもYou&もHold Meも派遣もDisco Soulも全部、全部の曲が大好き。こんなかっこいい曲を歌うアイドルいるの?って思う。もっと多くの人に聴いてほしい。

ライブ、現場ではそんなにたくさんは観れていないけど、配信ではたくさん観てるよ。どの時期の編成もそれぞれよかったし、現場では特に、心を掴まれるような気持ちで観てたから、しばしば地蔵だったかもしれない。五反田で初めて観られたライブ、台風の下北沢、そしてその次もまたまた台風の下北沢。どれもよく覚えてるし、ずっと忘れない。特典会で悔しそうだったライブだって、自分には嘘じゃなく本当に最高のライブだったよ。特典会ではいつも緊張して何も伝えられないけど、言ってもらえた言葉、ずっと胸にしまっていて、ときどき引っ張り出して幸せに浸っています。自分の宝物。

最初も今も、メンバーのみんなが大好き。
イルさんの力強い歌声、最初からすごく印象的だったし、あまり明言はしないけど、たまにつぶやいてくれる言葉からグループにかける強い想いが伝わってきて、うれしい気持ちになったし、すごく尊敬しています。
リリーさんは本当に最初から輝いていて、ダンスも歌もすばらしかったんだけど、特に夏頃からのライブは、本当に惹きつけられるというか圧倒されるステージをみせてくれていると思っています。
ケイさん、Buddha TOKYOに加入してくれて本当にありがとう。歌がうまいしラップもできるし、途中からで大変だっただろうに何事も器用にこなしていて、最初からとても頼もしい存在だと思っていました。
マグさんは自分が唯一、現場で観ることができなかったメンバーで、それがとても心残りでした。マグさんの媚びない芯の強さが素敵だなと思っていました。
ミコさんは一見淡々としているようで、ライブでは全力だったし、ライブのあとのいたずらっ子みたいな笑顔がとても魅力的でした。大塚でグループチェキを撮ってもらって本当によかったです。

そして…ライさん。ライさんのことを想うだけで涙が出てしまうのはずっと前からそうなので、悲しいからとかじゃなくて純粋にただ好きが溢れているだけです。
ライさんの文章が好き。絵が好き。歌声が好き。お顔が好き。おしゃれなところ、ライブでのいろんな表情や声色、全部好き。
でも、いちばん大好きなのは、ライさんのそのお人柄です。絶対に嘘をつかないしすごい誠実なのに、名前がライさんで嘘子ちゃんなのが本当にかわいい。自分に、信念に、表現に、すごく真摯で真面目で一生懸命なライさんを心から尊敬しているし、出会えてよかったって毎日感謝しています。
ライさんががんばっているから、自分もがんばらなきゃって思えるし、うまくいかなくてへこんだときでも、ライさんの今までの努力を思ったら自分なんか全然まだまだでへこんでる暇なんかないだろ、ってがんばれています。本当にありがとう。
ライさんのやさしさは、その言動から滲み出るもので、自分を好きになってもらうためだけの上辺だけのものではないから、よけいにそのやさしさと誠実さが信じられるように感じています。だから、ライさんの言葉はすごく信じられるし、とてもうれしくて…いつも幸せをもらっています。
ライさんがくれた言葉はぜんぶ覚えているし、ぜんぶ信じられるよ。だから大丈夫。大丈夫だよ。


本当は、こういうことはネットで書くべきでなくてお手紙として書く方がいいのかもしれないけど、今回あえて名前を書いてnote記事として書いたのは、自分の推しがいかに素晴らしいかを自慢したいという自分の欲求もあるのですが、12/4の現体制ラストライブに向けて、少しでも多くの人にBuddha TOKYOを知ってもらいたいし、ライブを観てほしい、その気持ちが強かったからです。
自分なんかが書いた記事の影響力なんてたかが知れているのですが、ヲタクの気持ちはヲタクにはすごく伝わると思っているし、もしひとりでも、自分がこんなに愛してやまないBuddha TOKYOのこと、興味を持ってくれたり音源を聴いてくれたりTwitterやInstagramを見てくれたりしたらうれしいな、と思って、僭越ながら書かせていただきました。

めちゃめちゃいいアルバムだから、誰かの心に刺さったらいいな。

ラストライブ、もう予定はあけてあるので、現体制の最後を、自分自身の目で見届けてきたいと思っています。


あと、これは書いていいのかどうかわからないけど…
現体制終了っていうのは、解散ではないってことですよね。
現体制がすごくすごく大好きな自分にとっては、大きく体制がかわった新体制をかわらず推せるかっていう大きな課題があるのは確かだけど、それでも、大好きなグループの、大好きな曲が歌い続けられるということはうれしいことだし、もしかしたら、大好きなメンバーがまた活動を続けてくれるかもしれないとか、そういう可能性もあるわけです。
その日が、いつになるのかはわからないし、そのままこない可能性もあるかもしれないけど…
でも、ヲタクが推しを信じられなくてどうする、というか、推しの未来を信じないで推す意味などあるのだろうか、と自分は思うので、どうなるかはわからないけど、自分としては、正式な発表があるその日まで、ただまっすぐに、ひたすらに信じて推したいと思っています。

前も書いたけど、待つは希望だから。

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