カタツムリ日記46- 迷走と無理強いと目論見
十五志学, 三十而立, 四十不惑, 五十知命, 六十耳順 , 七十従心
昼前赤べこハウスに、卵の殻、蒟蒻レタスセット、蒸し南瓜、人参、柿、石と赤べこをセットし、蒟蒻レタスの上からスタートしてしばし観察
カタ、全く落ち着きがなくチョロチョロ、じゃなくノロノロ迷走。
プラ壁クライミング → 引き返し卵の殻経由で床に下り、人参ステイでモグモグ → 奥只見丸山スキー場の第一リフト脇のゲレンデのような細い幅の柿の皮を上り、再度クライミング →270度見回し下にあるレタスに行きかけてやめ、柿をチラ見、あっ柿、いってみる?
でもヤメタ、で、殻を違う角度から上り頂点で真上を見たり辺りを見回し、あっ、目が合った!と思ったら、おもむろに殻の中に隠れる。
え?キライ? まあイイ許すオヤスミと思うのも束の間、タヌキ寝入りをやめ出動
何?食べ足りない? 蒟蒻レタスはスルー? ああやっぱり飽きっぽい・・・なら
干し柿は?と、行く手を阻み置く。が、避けられ、また目の前に置いてトオセンボ(ウ)しても身体を捩ってパス・・・を何度か繰り返す
シツコイ!!! イヤだったら!!!!
出入り口を2箇所開けた卵の殻には、下からじゃなく上から入ったし、柿は生も干し柿もパスでガッカリ ・・・目論見は通用しない
孔子は73歳で死去、よって八十・・・に続く文字は残していない。
孔子の時代(中国春秋 :紀元前770~400年頃)の平均寿命は不明でも、当時としては長命
さてカタは?
カタがここに来て130日。カタ人生を1年365日とするとまだ半分以下・・
よって赤べこハウスを迷走するのは無理もないとか、どうとか
六本木の巨大な蜘蛛「ママン」はヒルズが出来た時に初めて見て、間違いなく好きな類の造形物だったけど、最初に浮かんだ言葉が ”精神破綻 ”
そうかあれから20年経ったのだ。
その後、長い足を毛糸だかニット地で巻かれたりしてあれは確か春の事・・・脚は固定されていなかった筈で素材、重心は・・・と諸々思い出したのは、ようやく見にいったルイーズ・ブルジョワ展でのこと
ルイーズ・ブルジョワ展 2025/ 1/19まで
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