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乳がん治療 41- HP4 ・ 放射線の皮膚障害、痛み「侵害受容性疼痛」、悲惨な爪 (過去ログ)

分子標的薬HP=ハーセプチンとパージェタは4回目を迎え、放射線終了2週間後の皮膚はボロボロ、爪も悲惨な姿に・・・そして続く「痛み」のおさらい

*見苦しい写真あり


[ HP4回目 1週目] 投与翌日から副作用悪化

投与当日
ペインクリニック受診: HP3回目から3週間経ち胸、腋の痛みが少し穏やかになっていたため、リリカは1日の最大量の1/3に減らし、トリプタノールは日に2回の処方となる。
内科受診:胸の皮膚障害にゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%*処方 (* アミノグリコシド系抗生物質で細菌の増殖を阻害し局所の感染症を治す)

投与翌日
ところが、翌日から腋と胸が焼かれるように痛み出し、顔には湿疹、指先に痺れ、投与側の左腕は血管痛が悪化、と、3週間ぶりにストレス増し増し
の日々が始まる。 げに恐ろしきかな・・・
ペインクリニック受診がこの日なら、処方判断は違っていた筈だけど、時すでに遅し。故に、過去最大の服用量を超えない範囲内で、自己調整。

抗がん剤治療も分子標的薬も、投与後に副作用が悪化。それがようやく上向く3週後にまた投与、で苦しみの幕が開くルーティンはあと10回・・・

[ HP4回目 2週目] 皮膚障害の教訓、痛み、ストレス解消

皮膚障害1:背中〜右肩甲骨に貼った温湿布を剥がすと、湿布に茶色の皮膚が付着、最後の5回の電子線治療(胸と180度反対の背中側からも照射)の影響でここも皮膚障害・・・こんな薄い皮でも剥けると数日ヒリヒリと痛むため、衣類はユルユル、入浴はパスして温いシャワーを浴びるだけに留める

<教訓>
普段日に晒す事が少ない体の表と裏の両面焼きの場合、入念に保湿、保護必須→急激なダメージ進行を避ける為だけど、残念、最後、皮は剥ける運命・・・でもそのうち元に戻る

「痛みについて」
何らかの組織傷害や炎症によって末梢の侵害受容器(体の痛みを感じるセンター)が刺激されると生じる痛みが「侵害受容性疼痛」

侵害性受容性疼痛は、手術、怪我(切り傷、骨折など)、炎症(関節炎や感染症など)、内臓損傷・破裂、などが原因で、それらが治癒する事で、軽減、消失するが、長引くと血行の悪い状態が続き「痛みを起こす物質」が多く生成される様になり ”痛みの悪循環”を引き起こし慢性化する可能性がある。
その痛みは脳が記憶、その期間が長いほど痛みにより敏感になる


手術で胸からリンパ節転移のあった腋の下までメスが入り神経が切断、胸、腋、背中の痛みや痺れはこれだろうと認めざる得ない状況で、現実は厳しいけどストレス解消に久しぶりに海へ。

集まった7人のうちがん罹患者は4人で、2人に1人はガンの時代を実感。
もう現役ではないけど、翌日陽が落ちるまで過ごせる場所と、仲間がいて、ここは盛大に喜ぶ。ストレス解消は大切 


[ HP4回目 3週目]  爪はこんなに酷くても元に戻る

皮膚障害2:定期検査のマンモグラフィの装置から体を離すと、装置に剥けた胸の茶色の皮がくっついていて検査技師さんと笑う。が、悲しくもある


現在の副作用
胸〜腋、肩胛骨の辺りは皮膚が黒ずみ一部の皮が剥けピリピリ、顔には発疹、腋のビリビリで挙上が厳しくなり、脚のむくみの痛みで走れず、手の爪は横筋が入ったまま伸びミルフィーユ状態でガタガタでそのうち剥がれる。

足は、小指の爪がポロリと脱落したのに引き続き、面積の広い親指は黒+黄色っぽくなり全体に分厚くなって浮き上がり、そこから先が無くなる運命。

こんなに酷く見苦しいけど、時間が経てば元に戻る


ああ・・・と嘆きの日々を過ごすより、これまで酷かった、舌、顔さえも動かせないほどの口内炎と、歩く事もままなら無いほどの動悸はほとんど治った。

全てでは無いとしても、副作用は時間が解決すると自己暗示、インプット

<医師からのアドバイス>
・半年かけて落ちた体力は半年かけて戻す
・腋のピリピリが増して厳しい挙上は、痛みが残っても適切なリハビリを続ければ出来るようになる =努力は報われる


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