どうなる!?居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用
天晴れ介護サービス総合教育研究所株式会社
代表取締役
榊原 宏昌
「居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証 調査研究の結果」の概要を学んで頂き、2024年介護報酬改定への準備として、LIFEの活用についてイメージして頂く機会になれば、と思います。
はじめに ~居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用~
介護保険最新情報Vol.1085
「令和3年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査
(令和3年度調査)の結果について(最終版・情報提供)」
(令和4年6月24日発出)にて、
「LIFEを活用した取組状況の把握及び
訪問系サービス・居宅介護支援事業所における
LIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業」
の結果が示されました。
今回は、この調査研究事業の結果と、
つい最近(令和4年8月3日)に開催された
第25回社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定
検証・研究委員会で示された新たな調査研究の内容に
ついて見ていきたいと思います。
居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証
まず、居宅介護支援事業所と訪問介護・看護で、
LIFE登録済み事業所対象の調査結果から気になるところを抜粋し
私個人の意見も交えてご紹介します。
※今回の調査研究事業では、居宅介護支援事業所については、
当該居宅介護支援事業所が担当している利用者にサービス提供をしている
居宅サービス事業所がLIFEに入力したデータを集計の上、
同様にフィードバック票を提供の上、活用頂いた、とのことです。
アセスメント等について
→確かにこの効果はあるものと思います。
→時間は要するでしょうが、データや情報に触れる機会が多くなることで把握が深まることは期待できそうです。
→平均で見ると、概ね1人あたり1時間、というところでしょうか。
→エラーが多いと、単純な作業時間だけでない精神的な負担が増えそうです。
→ また、使用ソフトとの関連もありそうです。
→リアルタイムで状況を把握するという意味では重要な内容かと思いました。
居宅介護支援においては、サービス担当者との情報共有も欠かせないと感じます。
→こうしたところは、一つ一つ改善を期待したいところです。
→特に、課題分析標準項目との整合性については、ケアマネジャーとしては望むところです。
→ただし、アセスメント表については、各事業所等で効果や効率を考えて、
工夫して作成しているため、画一的なものが導入されてしまわないか、懸念されます。
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