ケアプラン有料化の論点まとめ
天晴れ介護サービス総合教育研究所株式会社
代表取締役
榊原 宏昌
ケアプラン有料化の議論について、次の見直し(第10期計画期間の開始までの間)までに、整理しておきましょう。
はじめに
既にご存知のとおり、
昨年12月19日の介護保険部会にて、
最終の審議が行われ、
翌日20日に意見書が公開されました。
多彩な論点のあった今回の見直しの審議でしたが、
中でもケアマネジャーにとって重要だったのが
ケアプラン有料化(ケアマネジメントに関する給付の在り方)
ではなかったでしょうか?
本コラムでは、意見書の内容を抜粋しつつ
改めてこれまでの議論を整理して、
考えをまとめていきたいと思います。
これまでの経緯と背景
まず、そもそも、以下のようにされていたので、
今回の論点に上がってきている、ということを理解しましょう。
そして、ケアマネジメントを巡る
これまでの経緯と背景について、
以下のようにまとめられていました。
ここまでのポイントをまとめると
以下のようになります。
ケアマネジメントは、ケアプランの作成やサービス事業者との連絡調整等を行うものであり、高齢者自身によるサービスの選択、サービスの総合的・効率的な提供等の重要な役割
要介護者等が積極的に本サービスを利用できるよう、制度創設時から 10 割給付のサービスと位置付けられてきた
ケアマネジャーは、医療と介護の連携や、地域における多様な資源の活用等の役割をより一層果たすことが期待されている。
こうした中で、将来的なケアマネジャーの人材確保の観点から、処遇の改善やICT 機器等を活用した 業務負担軽減 などの環境整備が必要との指摘もある。
検討の観点
意見書には、以下のように観点が示されていました。
これは以下のようにまとめられます。
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