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小さな気配りが農園の未来をつくる。届ける人を想う農業の在り方

野菜を収穫するときは、ただ採ればいいという訳ではなく、見た目や彩り、袋に入っている量のバランスを重視して、届ける相手を想像しながら収穫するのが大切だと研修先の方から教わりました。

どんな職業にもおけることですが、相手の気持ちを想像することはとても大切なことで、この想像力が欠けてしまうと、仕事に真摯に向き合っているとはいえないのだと思うのです。

もし自分がお客さんだったらこの野菜を買いたいと思うかどうか。それを常に問いかけながら収穫、袋詰めしていく必要があります。虫や泥がついていたら相手はどう思うか、袋に詰めたときに野菜の大きさがバラバラだったらどう思うか、量だけで考えるのではなく見た目や全体のバランスはどうか。

ほんの少しの差かもしれませんが、その小さな気遣いがあるかどうかで見え方は大きく変わってきます。その積み重ねが農園のブランディングに繋がるのだと思います。

自分のことだけではなく、届けた相手の笑顔や喜びを想像する。そうやって農業に取り組むことで、見える世界も待っている未来も変わっていくのかもしれないなと思いました。

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