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#4 新規就農への第一歩!夫婦で歩む「別々の研修」という道
これから農業に挑戦しようというタイミングで半月板を断裂。幸先が不安ななか始まった農業への道でしたが、人生にはトラブルがつきもの。
入院中や退院後しばらくは、「もう農業ができないかもしれない」「自由に体を動かせないって辛いな」とすごくネガティブな気持ちでしたが、夫が隣で支えてくれたおかげで少しずつ前を向けるようになってきました。
農作業経験はあったものの、農業に関する知識や栽培技術、農地も機械も何も持っていなかった私たちは、何から手を付けたらいいかさっぱりわからなかったので、研修先である「TAGATAME(タガタメ)」の方々にサポートしてもらいながら、一つひとつの物事を決めていきました。
これまでの歩みはこちらからお読みいただけます。
どんな流れで新規就農を目指すのか
何も経験がない状態から新規就農するのはハードルが高いので、まずは研修で栽培技術、野菜の知識、栽培方法、販路の作り方、マネジメントなど農業経営全般に関わる知識を学んでいくことになりました。
農業にはさまざまな補助金があって、就農する前にも受けられる就農準備資金があります。
就農準備資金は「就農に向けて必要な技術を習得する研修生」が受けられる補助金で、都道府県によっても要項や内容が異なるため、お住まいの地域の情報をチェックしてみてください。
これから就農するにあたって、機械や農具、資材の購入で経費が嵩むため、少しでも資金があると心強いもの。非農家の私たちならなおさらのこと。そこで、就農準備資金を活用しようと考えたのです。
農業大学校で研修という選択
香川県では、農業大学校、もしくは里親登録された農業者のもとで研修を行うことで、就農準備資金の対象になるのですが、研修先は里親登録されておらず、農業大学校に行くという選択になりました。
香川の農業大学校では、農薬や化学肥料を使う栽培方法なので、私たちが目指す栽培方法とは異なります。そこで夫婦で行ってもあまり参考にならないかもしれないというアドバイスをいただき、どちらか片方が農業大学校に通い、もう片方は新規就農者のサポート事業の一つ「のれん分け就農促進事業」で研修を受けることになったのです。
家から農業大学校までは車で片道1時間半ほどの距離があるので、移動を考えると負担が大きくなります。私の実家から農業大学校が車で25分ほどの距離なので、実家から通ったら楽だという話になり、私が農業大学校で研修を受けることになりました。
学校は平日だけなので、週末や祝日はTAGATAMEで研修。
そんな2拠点での生活をスタートするための準備を進めていきました。研修中は別居生活になるので、少し不安ではありましたが、県内だし毎週末会えるのでまぁいいかと。
夫は有機農家で研修、妻は農業大学校で研修という道筋を立てながら、就農への歩みを進めていきました。
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