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先輩農業者との交流会|有機農業の普及率の低さを実感する
香川の新規就農者と先輩農業者との交流会に参加しました。
これから新規就農を目指す方、就農してから5年以内の方、5年以上農業経営をしている先輩農業者、農業士の方が100人くらい集まり、意見交流会をするという内容です。
私たちは有機農業での就農を予定しているため、同じく有機農家を目指す方や有機農家で活躍している先輩がいるかな……と少し期待はしていたのですが、残念ながら出会えず、有機農業の普及率の低さを実感しました。
というのも、全国の耕地面積における有機農業の割合は0.7%。
1%にも満たない狭き門の扉を開こうとしている私たちの現在地を改めて知る時間となりました。
有機農業は大変だね。
交流会でも先輩農業者に言われました。有機農業に挑戦すると話すと、だいたいそう言われることが多いです。
実際に有機農業で結果を出している研修先の方々を間近で見ているので、有機農業=大変だなとは思っていません。
むしろ、農業大学校で農薬の散布、化学肥料の施肥などを経験したので、そっちの方が大変だなと思ってしまいます。
農薬を散布するときは、その野菜に対応した薬なのかを確認したり、収穫何日前までに散布しないと出荷できないという制限があったり、肥料を蒔くときは窒素成分を考慮しながら計量したり……。
それはそれで難しいし、管理や計算が大変と感じてしまいました。
農業の栽培方法もさまざまあり、どれが正しくてどれが間違っているかはないと思います。農薬や化学肥料を使わないから美味しいというわけではなく、その人が作る野菜だから美味しい。結局はそこに尽きるのかなと思うのです。
栽培方法や形にとらわれず、自分たちが幸せに暮らしながら、心から美味しいと思う野菜を届けていくことを大切に、一歩一歩進んでいきたいと思います。そんなことを思った交流会でした。