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仕事を続けたい人が続けられるようにしたい

女性の一級建築士は、合格者の割合に比べて働いている人の割合が少ないそうです。
結婚したり子供を持ったりしたときに仕事を離れる方も少なくないらしく、まだまだ家庭と両立することが難しい仕事なところもあるようです。

ライフステージに変化のある女性建築士も働き続けられる事

私が設計事務所を始める時に掲げたことの1つです。

もちろん「家族のことに100%人生を使いたいのだ」ということならば全然かまわないのです。
でも仕事も続けたいと思っているのに、働き方のせいで続けられないのだとしたらそこは解決できるのではないかと思ったのです

どうしたらできるか

現在、うちの事務所の一級建築士は全員女性です.
お子さんのいる方など、それぞれの事情にあわせて時短勤務や週3勤務などをそのつど相談して決めています.

「仕事の性質上それは無理だよ」と言われたこともあります。
でも、できない理由を探すよりどうすればできるのか考えたい
ありきたりの言葉ですが、やっぱり諦めるのは考えてからでも遅くない。

始めは私一人でスタートした事務所でしたし、最初からどうしたらよいかわかっていたわけではありません。スタッフが結婚したりお子さんが出来たりという中でその都度話して考えて少しづつ作り上げてきた形です。

必要なのは共有すること

時間が限られていても、急に予定が変わることがあっても、誰かが対応できるようになっていれば良いだけのこと。共有を意識するだけで解決できることが増えると感じます。

共有するものその1 作業内容

<仕事は学校の課題とは違います>
「自分の分をやってあれば良い」ではありません。
終わったら報告する。終わらなくても状況をわかるようにしておく。それが必要です。状況がわからないものは本人が終わったつもりでも意味がありません。

共有するものその2 スケジュール

<できる限り計画的に動く>
うちでは仕事を休む理由は問いません。予定さえ早めに伝えればみんなで方法を考えることが出来るのでそれで良いのです。

それでも急なスケジュール変更はどうしても発生します。
その時はお互い様と協力し合いたい。

でも事前にわかる予定を急に伝えるなど場あたり的な行動で振り回されるとお互い様の気持ちがなくなっていってしまいます。

共有するものその3 モノやデータ

<「自分がいないと事務所がまわらない」というのは思い違い>

物やデータは決まられた場所に保管するようにします。
誰か一人がいないために必要なものを探しまわったり、既にあるのにまた準備したりというようなことは無駄な時間を生むだけなのです。

自分だけが知っているという状態はその物がないのとおなじです。

頑張るべきは私です

あくまでも私たちの事務所の考え方です。
こう書くとぜんぜん特別なことではないのですよね。

それなのにうまくいかない時もあります。それは私の力不足のせいだと反省しています。まだまだ頑張らなくてはいけないことは山のようにあります

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