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11月22日 珈琲の話

こんばんは。津麦ツグムです。
本日は3連休の中日。みなさまどのようにお過ごしでしょうか。

私は本日は15時くらいまで眠って、そのあとはベッドでごろごろ。適当にテレビをつけては消して、時々煙草を吸ったり珈琲を飲んだりしていました。
ダメな社会人の標本にでもなりそうな休日です。
昨日は仕事でがっつり残業して、家に帰ったのは23時前でした。
そのあと晩酌していたのですが、ここ2日ぐらいなんとなく気が晴れなくて結局1時あたりによくいく近所のバーに行って常連さんやマスターさんと雑談して気を紛らわしていました。
ちょこちょこ飲みにいくので常連さんも大概顔見知りの方が多くて「そういえば、前言ってたあれってどうなったんです?」みたいな続きもののような会話がなんとなく不思議です。
よくも悪くも人間関係になってきてしまったなあ、嬉しいような擽ったい気持ちと小さじの先ほどの憂鬱さが混じったおかしな気分になります。
私自身人見知りはしないのですが、長期的な人間関係よりも単発の出会いやらコミュニケーションの方が得意という性格がそうさせるのだと思います。
長編小説よりも短編が好き、みたいな。
まあ、そんな感じで朝方までふらふらしていたことも手伝っての本日起床15:00という感じです。
ちょっと不眠傾向だったのでよく眠れたことは良いことだと思うことにします。なんの夢も見ずに気がついたら1日の大半が終わってしまっていたのでなんとなく時間を無駄遣いしてしまった敗北感はありますが。
どうせ起きていたところで何もしなかったでしょうし、おっけーおっけー。

今回は珈琲のお話です。
嗜好品ですね。
珈琲・煙草・お酒・炭酸飲料・お茶・お菓子。
このあたりが「嗜好品」と呼ばれるものたちのようです。
私はこの中だと特に珈琲・煙草・お酒のあたりが日常的に嗜む馴染み深いアイテムですね。
お茶も好きで一時色んなハーブティーを飲んだりしていましたが結局は珈琲の方が圧倒的に生活の中でよく飲みます。
好きなハーブティーはカモミール、クミン、あとはペパーミントも好きです。
我が家ではなんとなく「子供は紅茶。大人は珈琲」みたいな暗黙の了解があって小学生中学年くらいまでは珈琲を飲ませてもらえませんでした。
両親は珈琲専門店で豆を買い、家で勤続20年越えの立派なミルで豆を曳き、それをドリップして淹れるくらいの結構な珈琲好きだったので私はそれをいつも羨ましく思って見てました。
どうしても飲みたい誘惑に負けた小学生の頃の私は、インスタントコーヒーをお小遣いで買って親のいない時にコーヒーを飲むようになりました。
それも2、3回でバレて、「ドリップコーヒーの方が美味しいからそっちを飲みなさい」ということで高学年あたりでちょこちょこコーヒーを飲むようになりました。
コーヒーのカップは形や大きさがちぐはぐなものばかりで、なんとなく母のお気に入り、父のお気に入り、私のお気に入り、とそれぞれあってそれも面白かったです。

母はあまり胃腸が強くないので上品で小振りな白いコーヒーカップ。
父はたくさん飲むのでちょっと大きな陶器の青いコーヒーカップ。
私は両手で持っても熱くない、ぽってりとした萩焼のコーヒーカップ。

我が家ではコーヒーがかなり頻繁に飲まれていました。
休みの日を一例に出すと、朝食後のコーヒー・昼食後のコーヒー・おやつ時のコーヒー・夕食後のコーヒー。
それにプラスしてこの隙間の時間でも誰かが気が向いたり時間をもて余したりする時に「コーヒー飲む人いる?」と言うとすぐにコーヒータイムになりました。
特に父は自分から積極的には言いませんでしたが結構な甘党で、羊羮やケーキやチョコレート、何も家におやつがない時は黒糖を齧りながらご機嫌にコーヒーを飲んでいました。
あと結構我が家で好評だったコーヒーのお供が、お正月のおせちに入っている「伊達巻・栗きんとん・黒豆」。
甘いのでとても合います。
すごく昔は頑張っておせち料理を母が作っていたらしいのですが、あんまりにも家族の食いつきが悪くて最終的には、上記「コーヒーのお供」をちょっと上品な黒塗りの小皿に寄せて出すだけになりました。
ついでに言うと、栗きんとんは途中から「いや、もう栗だけでよくない?」となりまして栗の甘露煮になりました。
どうなんだろう、と思わなくもないですがまあ我が家用にアップデートされつつ継承されていくお正月料理、ということで。
私が中学、高校くらいになった頃にはさらにおせち料理は個人主義的になりまして「上記3種類以外は各々で作るか買ってくる」というかなりフリーダムなことになりました。
私はゴマメが好きだったので、勝手に煮干しをフライパンで煎ってゴマメを大量生産したりしてました。
しかも途中から小女子とゴマメの違いがよくわからず、とりあえず美味しそうという雑な理由でクルミやアーモンドをぶちこんだ「ゴマメのようなもの」に。
味も濃いのでツマミとしては結構好評でした。

とまあ、そのくらいコーヒーが身近な状態で育ったのもあり独り暮らしでもコーヒーが手放せません。
朝の寝起きに1杯。風呂上がりに1杯。昼時に1杯。仕事しながらまた1杯。あとは夜も基本的には何時だろうと。というかもうたぶんカフェインに慣れているので何時に飲もうと関係ないと思うんですよね。
朝は「目が覚める気がする」とか思っているので矛盾しているというか都合がいいというか、と我ながら思います。
コーヒーの何が好きか、と言われると実はあまり上手に説明できません。
美味しいコーヒーは好きですし、専門店で飲むドリップコーヒーも大好きです。
ただ、日常家で飲む時はどちらかというと手軽さの方を優先してしまうことが多いです。
曳いた豆が400gぐらい詰められている特別高級でもないようなものを買って、温度も適当でドリップも適当に淹れるコーヒー。
それでもまあ、別に特別不満にも思うことはありません。
じゃあ、コーヒーの何が好き?と考えてみます。
私は甘いものやこってりしたものが得意ではないので、コーヒーも基本的にはブラックです。

ブラックコーヒーのいいところ。
超個人的な意見ですが、「甘味、脂肪的旨味、ではない味で完結しているところ」だと思います。
さらっと飲めるけれど無味ではないし刺激がある。胃にもたれないけれど満足感がある。
そこらへんが多い気がします。ようするに丁度いい。味として楽しむ、というそれだけができる。

そういうところが私的にはとても「丁度いい」ので、コーヒーが好きなのだろうなあ、と思います。

本日のBGMはthe sunです。
穏やかなメロディーに、強い祈りが込められているような、そんな曲です。
とても好きです。

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