⓻信じる勇気と待つ勇気 / 無限の可能性の塊をなめるなよ
第3章【子育てと私。ほぼほぼタロジロ】
タロジロへの子育てラブレターです。
愛を携えて育むあなたたちからの無償の愛。
成長する姿が眩しすぎて全身が震えるんだ。
お母ちゃんはタロジロを愛せて今日も幸せです。
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音沙汰のなかった5ヶ月目で音が鳴る。
「やっほ!」
お母ちゃんの目の前に現れる12歳タロウ。
何食わぬ顔で勝手口から入ってくる。
呆然とするお母ちゃん。
おやつを物色するタロウ。
また夢と現実を彷徨いそうになる。
私は大好きな未来妄想を、タロウに対してはもうやめていたんだ。
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タロウは成功を強く描いて計画する慎重派。
ゆえに失敗した行動はほぼ再現しない。
だから2020年の2月以来。1年半以上。
タロウは自らお母ちゃんの元へこなくなった。この半年ほどはジロウもだ。
挑戦につきまとう恐怖。
恐怖を払って一歩踏みだすタロジロ。
なのに別の恐怖が襲い掛かる。
その恐怖は挑戦に対する理由なき圧力だ。
二歩目三歩目の歩みを無条件に摘み取る、切なくて哀しい攻撃なんだ。
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幼い子どもの挑戦を、
叩き潰した代償は、
きっと信用の欠落だ。
阻害させられる子どもの健やかな成長。
だけどタロジロは問題ない。
渇望するような欲求を抱いている。
アイデンティティをひとつ奪われているんだから。
良くも悪くも「親」は子どものアイデンティティだ。
不自由は自由を欲して頭を働かす。
そして心も育むはずなんだ。
タロジロ。
すべてを糧にして育て。
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中学生の弾ける声が自転車と駆け抜ける夕方。
いつものごとく妄想を掻き立てるお母ちゃん。
手を伸ばせば触れられるタロウ。
蒲焼さんと男梅をスタンバイ中。
なんら変わりない弾丸お喋り。
ユメミゴコチで頷くお母ちゃん。
どうやらタロウは本物らしい。
「喉渇いた。なんか飲み物ある?」
タロウの好きなカフェオレを作って渡す。
あれれ。
お母ちゃんの目は真っ赤っかどころか大洪水。
ずっとタロウが大好きなんやで。
ずっとタロウに会いたかったんやで。
ずっとタロウを忘れてへんねやで。
お母ちゃんはタロジロを
ずっといつも大好きなままなんよ。
少しこけた頬に変わらぬエクボのタロウ。
大粒の雫をポロポロこぼす母を包みこむ。
「〇曜日と△曜日に来るからな。内緒やで」
タロウをなめていた。
こんな近い未来で自ら訪ねてくるなんて。
だけど。
ただ信じてじっと待てた自分は誇らしい。
私の未来妄想がタロウに向けて再始動する。
子どもの可能性は無限で未知なんだ。
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ーーーー⓼につづくー
まどか生息のFB編⓻ 2021.09.11投稿
「まどちゃん大丈夫」「タロジロ大丈夫」って、ずっと励ましくれてありがとう。
タロジロラブレターを継続できるのは、みんながいてくれるからです。もうじき1周年!
ラブレターを受け取る未来のタロジロは、みんなの「コメント」や「いいね」からも勇気をもらう気がします。noterさんからの「スキ」も。
想像するだけで泣きそうです。すてきなラブレターを一緒に作ってくれて感謝しかありません。
あ、最終回ちゃうで😂まだまだ続けます。
noterさんとの拡がるご縁にも感謝!!
⓺子の成長と時の流れ/死ねるなら狂おしいほど生きろ
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▼タロジロの未来に現行の家族法はいらない
▼大切な人への言葉の贈り物
▼「離婚」テーマのインタビュー受けました
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