あなたのストーリーに“価値”がある〜高橋昂希〜
「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」というVission (Mission × Vision)を掲げている、つむぎ株式会社。
そんなつむぎ株式会社には、Vission (Mission × Vision)に共感したメンバーが在籍しています。
それぞれが持ち合わせているスキルは様々なものがあります。
コンサルタントやライターをはじめ、コーチング、フォトグラファー、シンガーソングライターなどなど……。
メンバーは協力しながらそれらを掛け合わせ、日々、お客様の支援を行っています。
今回は紡ぎ手(弊社のインタビューライター呼称)、フォトグラファーとして活動する、高橋 昂希さんの紹介です。
人が頑張っている姿を、心に刺さる文章で伝えたい。
そんな想いが湧き上がった背景には、高校時代の原体験があります。サッカーの強豪校に入学しサッカー部に所属するも、周りとの圧倒的な実力の差に現実を見てしまったんです。実力不足で部内でもレベルの低いチームに配属され、立場がありませんでした。
ですが、自分なりに「どうすれば部内に居続けられるか」と考え、誰もやりたがらなかったグラウンドの鍵当番を率先して始めてみたんです。
朝は誰よりも早く、夜は最後の最後まで残る日々。全体練習に加えて、自然と個人練習の時間も長くなりました。誰に言われたわけでもなく鍵当番を続け、練習に励む姿を、ただひとり、コーチだけはずっと見てくれていたようで。
ある日、「いつも休まずに鍵の開け閉めをして、自主練習にも取り組んでいるのを見ていたよ。今よりレベルの高いチームに配属するから、頑張ってみてほしい」とコーチが言ってくれたんです。
やがて部内に貢献できる立場へと這い上がり、「どうせ無理だろう」と思っていた遠征メンバーにも選抜されました。コーチが人知れず努力していた私にスポットライトを当ててくれたおかげで、ようやく居場所ができた気がしたんです。
大学生になってもその喜びは忘れられず、ずっと心に残っていました。
就職活動の時期に差し掛かり、改めて「自分のやりたいことは何か」を考えたとき、頭に浮かんだのはやはり部活動での経験。加えて、子どもの頃から本を読んで育ってきたこともあり、「人が頑張っている姿を、心に刺さる文章で伝えたい」と思うようになりました。
しかし、“心に刺さる”とはどういうことか。
自分なりに考え抜いて出した答えは、”ストーリー”でした。
例えば、一見何の変哲もないマグカップに、「旅先で出会った陶芸作家さんが私の目の前で焼いてくれたものなんです」と一言付け加えてみる。背景にあるストーリーを知ると、不思議とより価値あるものに感じませんか?
それは人も同じで、誰しも“人生の物語”を持っています。
会社では社長さんにスポットライトが当たりがちですが、社員さん一人ひとりのストーリーにも絶対に価値があるはず。
誰一人として同じものはないストーリーを想像し、理解し、繋ぎ合わせて周りに伝えることができれば、組織としてもさらに強くなれると思っています。
そんな想いをもとにそして、つむぎ株式会社で制作している「ブランドブック」は、まさに自分がやりたかったことです。
たった1時間のインタビューの中で、働く方の人生と想いを探っていくのは簡単なことではありません。
インタビューの1分1秒、そして文章の1語1句に、いかに意味を持たせられるか。その人が歩んできた物語を濃縮するように、大切に文章を紡いでいます。
そうして出来上がったブランドブックからは、確かな“厚み”を感じとっていただけるはずです。
私がかつて、コーチに認めてもらって喜びを感じたように、今度は私が、働くこと・生きることを楽しいと思える機会をつくっていきます。
つむぎ株式会社に興味を持たれた方はぜひこちらもご覧ください。
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またマガジンではつむぎの他のメンバーについても紹介しています。ご興味のあります方はぜひご覧になられてみてください。
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