季節の手仕事 - 紫蘇シロップ -
こんにちは、TSUMUGIのあいです!
葉山のコミュニティハウスで行っている季節の手仕事。
7月は、紫蘇シロップを作りました。
またこの日は、6月に漬け始めた梅干しの「土用干し」の作業もありました。
(梅干しの手仕事はリンク先をご覧ください。)
ここでは、紫蘇シロップのレシピのほか、薬膳の専門知識を持つメンバーのさよこさんが教えてくれた紫蘇についての知識や、紫蘇シロップのおすすめの食べ方もご紹介します!
材料
① 赤紫蘇の葉 100g
※枝や茎は取り外した状態で
② 水 500ml
③ きび糖 200〜250g
④ 酢 / 梅酢 80ml
※梅酢を使うと甘しょっぱいシロップになります。
作り方
1.保存瓶を煮沸消毒します。水気が残っているとカビが生えやすくなるので、しっかり乾燥させます。
2.赤紫蘇の葉を枝から外し、綺麗に洗い水気を切っておきます。
△ 枝付きの紫蘇は、普段あまり見ないのではないでしょうか?
3.お鍋に水を加え沸騰させ、弱火にし、赤紫蘇の葉を加えます。水に対して量が多いので、上から押さえながら2〜5分ほどしっかり煮出していきます。
△紫蘇の葉を火にかけていきます
4.3をザルで濾し、煮汁のみお鍋に戻します。砂糖・酢/梅酢を加えて煮詰め、アクが出てきたら取り除きます。沸騰してからも2分程度煮詰めて完成。
5.保存容器に入れ、冷蔵庫で保管します。約半年〜1年日持ちします。
紫蘇の知識
紫蘇はシソ科シソの1年生の植物です。
古くから日本に自生する和風ハーブで、日本では平安時代以前から栽培されていたと考えられています。
紫蘇には"⻘"と"赤"の2種類があり、どちらも食用として使われますが、薬用には赤紫蘇を使います。
⻘紫蘇は、スーパーではハウス栽培のものなど、年中出回りますが、本来は初夏から盛夏が旬です。
赤紫蘇は、6月〜7月が旬で、この時期以外はほとんど出回りません。
紫蘇という名前は、"蘇る紫の葉"が由来だと言われています。昔の中国で、かにの食べ過ぎで食中毒を起こした人に、漢方医がこの葉を煎じて飲ませたところ、元気が蘇ったそうです。
漢方では、葉を蘇葉(そよう)、種子を蘇子(そし)といって、利尿、発汗、去痰、鎮咳などの薬として広く用いられています。
魚介類の中毒の予防、食中毒の後の嘔吐や下痢、また、魚介類のじんましんには、紫蘇の葉を食べると効果的と言われています。
おすすめの食べ方
炭酸で割って飲んだり、お酒と割っても美味しいです。
オイルや塩・酢を足してドレッシングにアレンジするのもおすすめ。
甘すぎない、爽やかなシロップなので、食後のお口直しにもぴったりです。
この紫蘇シロップは、年2回TSUMUGIのメンバーに届けられる「共給共足ボックス」に入り、メンバー皆で分け合いました。
暑い時期でも飲みやすいので、あっという間に飲み終えてしまったメンバーも多かったのではないでしょうか?
暑い夏を乗り切る一つの知恵として、日本のハーブ「紫蘇」を身近に取り入れていきたいですね!
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