完璧主義と上手く付き合う方法
1週間ほど前に1人旅でバリに行ってきました。
6月に入ってから海外旅行に行きたい思いがふつふつと湧き上がってきて、
これはどこかに行くしかないと思って3週間後のバリ行きのチケットを購入しました。
こんなに直前で海外行きのチケットを取ったのは初めてでしたが、本当は数日後のチケットを取りたいぐらい海外に行きたい欲が高まっていました。
でもバリは初めて行く場所だったので何かとリサーチした方がいいだろうと思い3週間後出発することに。
私は旅行をする時は基本的に下調べをするタイプです。
せっかく時間もお金も使って遠くに行くのだから美味しいものを食べたいし、できるだけ多くの物を見たり感じたりしたいから効率よく回りたい。
こういう時に自分を振り返ってみると「やっぱり私はピッタ体質だな」と思ったりします。
自分の中にあるピッタ体質の無駄が嫌いで効率重視なところが旅行の時にはわかりやすく出てきて面白いなと思ったりします。
あともう一つ旅行前に下調べをするのはピッタ体質の別の特徴でもある完璧主義の影響も多分あるだろうなと。
この旅行をできるだけ完璧なものにしたい、そんな思いがあるからレストランにしても観光地にしても交通手段にしてもホテルにしても大量にある選択肢をできる限りリサーチしないと気が済まないんだと思います。
この「完璧主義」という言葉、私にとってはすごく大きなテーマなような気がしています。
30代前半ごろまで強く自己否定をしていた私、その原因が完璧主義にあると思ってそれを手放す意識をしました。
完璧にできない自分を責めてしまいそうになった時は「できなくても大丈夫」と意識的に自分に声掛けをしてみたり、「完璧なんて存在しなくて私の頭の中だけで作り上げた幻想にすぎない」と理解することで少しずつ苦しさからは解放されていきました。
でもどうしても完璧主義の自分が出てきてしまう、そんな自分をチクチクと否定し続けている自分がいました。
今度は完璧にできない自分を否定するのではなく、完璧主義をやめられない自分を否定し始めていたのです。
そんな時にアーユルヴェーダを勉強し、自分がピッタ体質なこと、ピッタ体質の人には完璧主義になりやすいという特徴があることを知りました。
私たちはこの物質の世界に何か目的を持って生まれてきている、そして自分の体質はその目的を達成する為に1番適切なものを選んで生まれてきているということを聞いたことがあります。
もしそうだとしたら私は自らの目的の為にピッタという体質を選んで生まれてきたことになります。
私がこの世界に生まれてきた目的はまだはっきりとは分かりませんが、もし本当にピッタという体質を選んで生まれてきたのだとしたらその特徴をもっと上手く使ってあげようというように意識が少しずつ変化していきました。
そして完璧主義になってしまうのは私に何か問題があるのではなく、生まれ持った特性だと知ることができて単純に気持ちが楽にもなりました。
このように自分自身のことを客観的に理解することができるようになったことはアーユルヴェーダを勉強して本当に良かったと思うことの1つです。
ではこの完璧主義をどのように上手く使うのか。
そこに関してはやっぱり難しくはっきりとした答えはまだ全然出ていません。
ですが少しずつ上手く付き合えるようになってきていると感じています。
長年完璧主義を手放そうとしていた為か、「頑張るスイッチ」が入らなくなってしまっている自分がいました。
ピッタ体質の1つの強みは目標を設定したらそこに向かって頑張れる、やり遂げることができることにあると思います。
でも私は完璧を求めて頑張りすぎる自分に疲れ完璧を手放すとともに頑張ることも一緒に手放していました。
またアーユルヴェーダの観点から見ても、カパが乱れていることにより私の中の火が弱まり頑張る為のエネルギー(火)が燃えない状態になっていたのだと思います。
完璧主義はしんどいし、頑張り過ぎるのもしんどい、でも頑張れる自分を失ってしまったらピッタ体質を持って生まれてきたのに自分の強みを生かせていないし自分らしく生きられていないことになってしまいます。
だから今はもう一度頑張れる自分を取り戻そうと思っています。
でも昔とは少し違う方法で。
頑張ることができなかった時、しんどかった時、昔の私は「自分に負けるな!」と言い聞かせて何とか力をふりしぼっていました。
でも今考えると「自分に負けるな」という言葉は全く自分に優しくない言葉だったなと思います。
頑張れない自分を敵視して、そんな弱い自分はボコボコにしてやるぐらいの勢いでした(苦笑)
でも今は頑張れない時、不安な時、「大丈夫、できるよ、頑張ってみよう!」と自分に声を掛けるようにしています。
自分を敵視するのではなく、弱い自分を一番近くでサポートしている家族や友人のように。
同じように頑張るとしても自分に対する声掛けが違うと心の疲れ方が全く違うと感じています。
また弱い自分を認められるようになったことも自分に対するこのような声掛けができるようになった1つの要因だとも思っています。
頑張ることは当たり前のことではなくて凄いこと。
だから少しでも頑張ることができたらちゃんと自分を褒めてあげようと。
ピッタ体質なので頑張ることは元々得意なはず、なので自分に優しく声掛けしながら自分の特徴を上手く使っていけたらいいなと今は思っています。
もう1つ、完璧主義になりやすい自分を観察していて気づいたことがあります。
それは完璧を求めることによって失敗や間違いを必要以上に恐れているということ。
これに関しては最近読んだ心理学の本に面白いワークがあり、それを実践してみたことで少し意識の変化が生まれました。
そしてその意識の変化から気づいたことがバリの旅行中にあったのでそのことについては次の記事に書きたいと思います。
このバリ旅行中に気づいたことを本当はこの記事に書こうと思っていましたが、完璧主義について書き始めたら思っていたことが色々と出てきて長くなってしまいました・・・
やっぱり完璧主義というテーマは私にとっては大きな存在で、上手く付き合っていく、もしくは克服できた時にまた新しい自分に気づいたり、自分らしく生きていくことに近づいたりするような気がしています。
私が完璧主義に対して思うことをただただ書いただけの記事になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます!
次も読んでいただけると嬉しいです♪