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アーユルヴェーダ:体質を知ろう!

今回はアーユルヴェーダの体質についてお話していきたいと思います。

1年半前に書き始めたnote、ゆっくりとした投稿頻度ではありますが少しずつ続けてきました。
ですが体質について今までお話していなかったことにさっき気が付きました!
アーユルヴェーダを生活に取り入れるには体質を知ることがまずは大切になってきます。
こちらでは、体質を知ることが大切な理由体質を決めるもの体質の種類について書いていき、最後に体質診断のアンケートに答えていただこうと思います。

最近アーユルヴェーダを知った方や、アーユルヴェーダという名前は聞いたことがあるけどまだよく知らないという方にぜひ読んでいただきたいと思います。
体質診断アンケートに答えて、ご自身の体質をぜひ知ってみてください!

体質を知ることが大切な理由

まずは、体質を知ることがなぜ大切なのか、どのように役立つのかについてお話していきます。

メディアやSNSには健康関連の情報が溢れていますが、その中のいくつかを試してみたけれど自分には効果が感じられなかった、逆に体調が悪くなったなんて経験をされた方はいませんか。
それはなぜなのかを一言で言えば、私たち一人一人の体質が違うから、ということになります。
A という健康法が a さんに効果があったとしても、体質の違う b さんには効果がない、もしくは逆効果になることもあるのです。
アーユルヴェーダは、たとえ同じ病気であったとしても、人それぞれの体質に合わせて治療法を変えていきます。
体質が変われば、合うもの合わないもの、食べた方が良いもの食べない方が良いもの、様々なものが違ってきます。
推奨される睡眠時間、運動の種類なども違ってきます。

体と心を整えて元気な毎日を過ごすには、まず自分自身の体質を知ることが大切になってくるのです。

体質を決めるもの

では体質は何で決まるのか?
それはドーシャと呼ばれる3つの生体エネルギーをどのような割合で持っているかによって決まります。

ドーシャとは、ワータ、ピッタ、カパと呼ばれる3つの生体エネルギーのことで、この3つのエネルギーが体の生理学的機能(呼吸、手足の運動、消化、代謝など)を全てコントロールしています。
話が逸れてしまうので今回は細い説明はしませんが、ドーシャの働きによって私たちは生きているということなのです。
人は皆、この3つのドーシャ全てを持っています。
しかし、その割合が人によってそれぞれ違います。
例えば、ワータがピッタとカパよりも多い人、ピッタがワータとカパよりも多い人、ワータとピッタが多くてカパが少ない人、というように。
この割合の違いによって、人それぞれの体質が決まるのです。

体質の種類

体質には大きく分けて7種類があります。

【1つのドーシャだけが著しく多い場合】
①ワータ体質 (ワータがピッタとカパよりも多い)
②ピッタ体質 (ピッタがワータとカパよりも多い)
③カパ体質 (カパがワータとピッタよりも多い)

【2つのドーシャが多い場合】
④ワータピッタ体質 (ワータとピッタが多い)
⑤ワータカパ体質 (ワータとカパが多い)
⑥ピッタカパ体質 (ピッタとカパが多い)

【3つのドーシャがほぼ同じ場合】
⑦ワータピッタカパ体質

①から③のワータ体質、ピッタ体質、カパ体質の、1つのドーシャだけが著しく多い場合は、その体質が持つ特徴が大きく表れやすいです。

④から⑥の2つのドーシャが多い場合は、2つの特徴が互いにバランスを取り合ったり、反対に補強し合ったりする関係になります。
多くの人が、2つのドーシャが多い場合の体質に当てはまります。
ピッタよりワータが多い人をワータピッタ体質、ワータよりピッタが高い人をピッタワータ体質と区別して呼ぶこともあります。

⑦のワータピッタカパ体質はとてもめずらしい体質です。
それぞれの特徴を持ち合わせているためバランスが良く、健康であることが多いです。

体質診断アンケート

ではここから体質診断アンケートに答えて、ぜひご自身の体質を知ってみてください!

【アンケートの答え方】
a , b , c の中から、ご自身の特徴として当てはまるものを選んでください。
できれば子供の頃 (10歳頃まで) を思い出して答えてください。
(難しければ今までの平均で答えてください。)
あまり難しく考えず、直感で大丈夫です。
それでは行きます!

①体格
a. 痩せ型、骨格が細い、太りにくい
b. 中肉中背、筋肉質
c. 骨格がしっかりしている、太りやすい

②皮膚
a. 乾燥、薄い、粗い
b. ホクロやそばかすができやすい、温かい
c. 潤いがある、冷たい、白い

③毛髪
a. 乾燥している、細い、傷みやすい
b. 白髪ができやすい、薄毛、やわらかい
c. 太い、量が多い、艶がある

④目
a. 細い、小さい、乾燥している
b. 目力がある、充血しやすい
c. 大きい、まつ毛が長い

⑤口腔内
a. 乾燥している、歯並びが悪い
b. 口内炎ができやすい
c. 歯並びが良い、歯が白くて丈夫

⑥食欲
a. 食欲にムラがある、少量をこまめに食べる
b. 食欲旺盛、お腹が空くとイライラする
c. 食べるのが大好き、空腹でも大丈夫

⑦睡眠
a. 浅い、短い、寝つきが悪い
b. 暑くなければよく眠れる
c. 深い、長い、寝るのが好き

⑧夢
a. よく見る、白黒で見る
b. 現実的な夢を見る、カラーで見る
c. あまり見ない

⑨排泄
a. 便秘、乾燥便
b. 下痢をしやすい、やわらかい
c. 快便、便を出すのに時間がかかる

⑩汗
a. 少ない
b. 多い
c. 普通

⑪気候
a. 寒いのが苦手
b. 暑いのが苦手
c. どちらかと言えば寒いのが苦手、湿気が苦手

⑫話し方
a. 早口、話が飛ぶ
b. 無駄が少ない、正確
c. ゆっくり穏やかに話す、無口

⑬体力
a. よく動くが体力は無い、すぐ疲れる
b. 普通、根性で頑張る
c. 体力がある、持久力がある

⑭性格
a. 好奇心旺盛、社交的、適応力がある
b. 知的、向上心がある、正義感が強い
c. 誠実、寛容、安定を好む

⑮才能
a. 芸術センスがある、アイディアマン
b. 実行力がある、リーダーシップ力がある
c. 集中力がある、継続力がある

⑯気分
a. 変わりやすい
b. イライラしやすい
c. 安定している

⑰理解力
a. 理解が早いが忘れるのも早い
b. 理解が早い、記憶力が良い
c. 理解は遅いが忘れにくい

⑱社交性
a. 仲良くなるのが早いが関係が長く続かないことも多い
b. 相手を見極めてから仲良くなる
c. 仲良くなるのに時間がかかるが関係が長続きする

⑲苦手
a. じっとしているのが苦手
b. 無駄なことが苦手
c. 運動すること、新しいことが苦手


質問は以上です。
お疲れさまでした!

では最後に、a. b. c. それぞれ何個ずつ選んだのかを数字に出してみてください。
その数字からあなたの体質を知ることができます。
以下の中で当てはまるものがあなたの体質です。

① a が b , c よりも著しく多い場合(例:a. 12 / b. 4 / c. 3)⇒ワータ体質
② b が a , c よりも著しく多い場合(例:a. 5 / b. 10 / c. 4)⇒ピッタ体質
③ c が a , b よりも著しく多い場合(例:a. 4 / b. 4 / c. 11)⇒カパ体質
④ a と b が多い場合(例:a. 8 / b. 7 / c. 4)⇒ワータピッタ体質
⑤ a と c が多い場合(例:a. 8 / b. 3 / c. 8)⇒ワータカパ体質
⑥ b と c が多い場合(例:a. 2 / b. 8 / c. 9)⇒ピッタカパ体質
⑦ a , b , c がほぼ同じ場合(例:a. 6 / b. 7 / c. 6)⇒ワータピッタカパ体質

最後に

体質診断の結果はいかがでしたか?
質問によっては、どれか1つを選ぶのが難しかったり、どれも当てはまらないと感じたものもあったかもしれません。

アーユルヴェーダのドクターが体質診断をされる際は、このようなアンケートに加えて、脈診、問診、視診などから判断をされます。
また、アーユルヴェーダサロンなどでは、体質診断アンケートを元にして、更に質問を重ねた上で判断をしていきます。
ですが、アンケートだけでもおおよその体質を知ることはできます。
インターネットで「アーユルヴェーダ 体質診断」と検索すると、サイトがいくつか出てくるので、複数の体質診断アンケートを受けてみると良いかもしれません。
少しずつ質問内容が違うものを受けて、結果を比べてみることで大体の傾向が見えてくると思います。

体質が分かれば、その体質の体の特徴、性格、体に合った食事や運動、起こりやすい体の不調などが分かります。
次はそれらについて書いていくので、また読んでいただけると嬉しいです♪

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