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失われた記憶
トラウマを解消する為のセッションを受けてきたんだが
人前では泣かないはずの俺(自分調べ)がボロ雑巾のように泣きまくってしまった。
でも、その涙は42歳の俺ではなく幼少期の自分だった
たぶん8,9歳ぐらい。親が離婚して訳もわからず引っ越し先と連れてこられた冬のアパート、何もない部屋でゴーゴーうなるヒーターがホコリを焼く匂いだけは今でもずっと覚えている
でもそれ以外の記憶はあまり無い。小学校低学年〜高学年迄の記憶が本当に無い。なんでなのだろう?… ずっと不思議に思ってたが感情を抱くことが怖くて押し殺していた時期だったからだ。今ほど離婚がポピュラーではない時代、学校では両親の離婚なんて口が裂けてもバレたくないし、家でも迷惑をかけまいと1度も本音で生きてた瞬間が無かったのかもしれない
寂しかったのに、寂しくて悲しくて虚しくて、そうさせた親に怒りを感じていたのに、そんな気持ち、1度もちゃんと伝えたことなかったな
それからは我慢がフツーになった。
心と表情は裏腹になった
AB型だから二重人格なんじゃない 傷つかないためにもうひとり、感情にアクセントのない自分を産み出した
それ以来、自分に条件がついた
親に迷惑をかけない自分、家族に迷惑をかけない自分、何かの役に立たなければ存在の意味を証明できない自分。
気づけば、それが仇となり『なんでこんなに頑張ってるのに分かってくれないの???』がクセになっていた。
だから甘えるのが苦手 別れてきた大切な人、すごくすごく愛してたけど甘えたことはあまり無い気がする。勿論、自分にも甘えて欲しかったけど本当は同じくらい俺も甘えたかったな。
でも音楽との出逢いがそれを変えてくれた、自分にも感情があって良いんだって教えてくれた
愛する人に、友達に、家族に、ツモリに、まだ見ぬ大切な人たちに、想いを伝えるべく歌ってきた
マジシャンがクチの中から旗をすらすら出すように勝手にメロディと言葉がでてくる。自分はそれを世に出すための、宇宙からの伝令を召喚するためのただのスピーカーなのような感じ。家だったり、車だったり、歌をつくってるとボロクソ泣いてしまうときがある。あれは何だろう、よくわからないけど、あきらかに自分の意思とは違う何かだ。『ありのままでいい』とか『自分を信じて進めばいい』『君は素晴らしい』そんな背中押す歌詞が多い。最近はもう気づいてたけど、それは明らかに自分への歌だ。
誰かに寂しさをわかってほしくて、ちゃんと抱きしめて欲しかったあの頃の感情に蓋をした幼き自分。
ずっと待っていた、手を差し伸べて『もう大丈夫だから』って抱き寄せてくれる、この瞬間をずっとずっと独りで待っていたんだなぁ。
遅くなりごめん。俺も許すから、俺のことも許してね。あきらめずに叫び続けてくれてありがとう。
とあるきっかけから、コーチングに出逢い、無条件で価値があるという生命の本来の素晴らしさを身をもって体験し、師匠のもとで色々と学んでいます。まだまだ未熟ですが、自分と同じように何度も何度も同じところで躓き、傷つき、思い悩んでいてる人たちに少しでも寄り添えたらなって想ってます。
ちょっと長くなりましたが、それが今、本当に自分が目指したいことのひとつです。
今日はひとつのターニングポイントとなった日だったのでありのまま素直に書いてみました。
読んでくれてありがとう。
明日が今日よりもっと輝く日になりますように‼︎