女の一生について
女の一生について考える。
子供のころは一生懸命勉強して、いい会社に入って、安定した職業の人と結婚して、子供を作って…と、聞かされて育った。
勉強はあまり得意ではなかったが、そこそこの短大を卒業することができ、
日本を代表する総合商社も入れた。
しかし、昭和の時代は女性は早稲田出てる先輩でもいわゆる事務仕事しかやらせてもらえないかった。
いつになったら、本当の仕事、させてもらえるのかな?
男性みたいに海外と取引したり、英語ができるようになったらなれるのかな?
しかし、1年ぐらい経って、どうも、これが私の本当の仕事らしい。
と、気づいてしまった。
簡単な入力作業や部長のスケジュール管理、三時のお茶出し…。
このままで私の人生いいのかな。
ある日、会社をズル休みして考えた。
短大の時、身の程知らずだった私は、当時、航空三社と言われた
JAL JAS ANAを受け、見事に全部落ちた。
親からもさんざん馬鹿にされた。
どうせ、会社にいても、男性と同じ仕事には就けないんだったら、
いっそ女性であることを生かした職についたらいいんじゃないか?
CAになれば、30過ぎて独身でも、いい条件の男性と結婚できそうだし…という企みもあったが、
それよりなにより、海外に出たい、実家から出たい、とにかく経済的にも精神的にも自立したい!自分の能力を最大限発揮したい、というとてつもない強い欲望があった。
to be continued