世界一やさしい!X-MENシリーズ大解説!!!デッドプールもいるよ!!!
全国2億4000万のミュータントの皆さんこんにちは。
おならを自在に出せるミュータントこと、つめけんと申します。
デッドプールの新作「デッドプール&ウルヴァリン」がとうとう今週から公開されますね。楽しみ。
「ちょっと待って!ウルヴァリンって誰!?」というあなたのために、ウルヴァリンの登場作品「X-men」シリーズの全作品を簡単に、世界一簡単に解説します。
…正直解説ってほどのもんじゃないな、感想とともに紹介します。
アメコミの固有名詞とかの難しい言葉は一切使わないよ〜〜〜〜安心してね〜〜〜〜〜
はじめに
X-MENとは!特殊能力を持った人たちが戦う話である!
ヒロアカみたいなもんだと思ってくれてオッケーです。事実あの漫画の元ネタではあるだろうし。
X-MENシリーズにはたくさんの映画が属していますが、大別すると
1.旧三部作
2.新四部作
3.ウルヴァリン三部作
4.デッドプール三部作
と分けることができます。スターウォーズみたいなもんです。過去編を後に制作したりしてるし。
順番に見ていきましょう。
旧三部作
2000年から制作された、X-MENはじまりの作品群。飛び抜けて良くも悪くもない、"普通"な作品たち。故に言うことがあまりないので、サラッといきましょう。ここでダラダラ話してもしゃあないし、正味、私も情熱があまりないので…。
1.X-MEN
記念すべきシリーズ最初の作品。
ツルッパゲのエスパー率いる善の能力者集団と、磁石人間率いる悪の能力者集団が戦い合う作品。
本当に言うことがない。ゼロ年代のアメコミ映画だなって感じ。つまんなくはないんで見て損はない。
2.X-MEN2
見て分かる通りシリーズ2作目。
前作と感想が変わらない。普通の映画。良くも悪くもない。前作の敵と共闘したりとかするので、そこの面白みはある。
3.X-MEN ファイナルディシジョン
旧三部作最後の作品。
味方だけど無闇に強くて扱いづらい暴走キャラをなんとかする話。傍迷惑な二重人格キャラ「ジーングレイ」の名前を覚えておきましょう。しつこいくらいにシリーズ頻出です。
新四部作
凝ったシナリオや思い切った改変で面白さを格段に上げた素晴らしい2作と、様子がおかしい3作目と、どうしょうもない4作目が属するカオスな作品群。キャストの入れ替えとかもあって、今後取り沙汰されそうなのはこっちの作品たち。
1.X-MEN ファーストジェネレーション
過去編。今作から急に面白くなる。
旧三部作で示唆された過去の補完として申し分なく、ここから始まる作品たちのはじまりの物語としても良い立ち上がりを見せた素晴らしい作品。X-MEN最高傑作論争では今作か次作がよく話題に上がるイメージ。傑作。
2.X-MEN フューチャー&パスト
X-MEN版エンドゲーム。理論上最高の作品。
旧キャストと新キャストの共演、タイムトラベルなど、胸が熱くなる要素満載。
タイムラインがごちゃごちゃしてわけわかんなくなってたシリーズ全体に対して超大胆な過去改変を行ってハッピーな結末を見せてくれる。終わり方が綺麗すぎて、これが最終作になるといいなぁと思ってた。
個人的には、シリーズの中でぶっちぎり一番面白いと思う。ハッキリ言って、今作以降は蛇足です(過激派)
3.X-MEN アポカリプス
なんか神様みたいなのと戦う話。
ちょっと様子がおかしいねぇ…。ラスボスですみたいな顔して登場した、今までと毛色の違う明らかな人外の強敵と戦う。あくまで人間vs人間だった今までの作品とは様子が違う作品。
とはいえ、全然つまらなくはない。ミュータント総出でバケモンと戦う感じはまあまあ楽しい。
4.X-MEN ダークフェニックス
THE・蛇足。
なんで作ったの?これ
3作目「ファイナルディシジョン」と同じ話。またもや暴走したジーングレイをなんとかしようって内容。同じ内容を語り直して面白くなるならまだしも、全然面白くなってない。
挙げ句の果てに、「フューチャー&パスト」で必死こいて合わせた辻褄を、また合わない方向に持っていって終わった。何がしたいんだ。
どうしてくれるんだ。
ウルヴァリン三部作
本編が群像劇なので影が薄くなりがちな主人公・ウルヴァリンの活躍を描くスピンオフ。あまり褒められた出来ではないけど、デッドプールでネタにされるので知識は必要という厄介な作品たち。
1.ウルヴァリン X-MEN ZERO
ウルヴァリンの過去編にして、デッドプールの初登場作品。
ウルヴァリンがどう生きてきて、どういう経緯で金属の爪を手に入れたか語られる。普通のオリジン作品。
一応デッドプールが出てくるけど、このデッドプールがあんまりな出来栄えだったのでファンはガッカリしたらしい。デッドプール2でスゴくイジられて昇華された作品。
2.ウルヴァリン サムライ
ウルヴァリンが来日する話。
本当にそれだけ。他に何も言うことはない。
でもまあ…過小評価されてるよなぁ…。叩かれるほど悪い作品ではない。勿論良くもないけど。
トンデモJAPAN描写がまあまあ面白いけど、これが許せない人もいるらしい。気持ちはわからんでもない。
3.ローガン
ウルヴァリン最後の作品。無闇矢鱈に暗い。
年老いたウルヴァリンの哀愁を描く。
ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンと、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートは今作でシリーズを卒業すると言っていたけど、普通に嘘だったので気にしなくていいです。
暗いだけで役者やキャラへのリスペクトが足りないし全然面白くないけど、世間一般の評価はまあまあ高いらしい。よくわからない。私は今作はトイストーリー4と同じくらい酷いと思ってますけどね。
デッドプール三部作
人気キャラ・奇人デッドプールの活躍を描く。
本家X-MENシリーズとの直接の繋がりはウルヴァリンZEROにデッドプールがちょっと出てきた以外にないけど、X-MENの知識がないと笑えないイジリやギャグが満載という厄介な作品群。
言うて何も知らなくても面白いから「X-MEN?何それ」状態で見ても全然オッケー。
1.デッドプール
デッドプールのオリジン作品。傭兵ウェイドがいかにして不死身の変人デッドプールになったのかを描く。
デッドプールはおちゃらけなんでもありキャラなので、映画もそういう作りにして思いっきりおふざけやったりすれば良かったと思うんだけど、なんか妙にまじめ腐った語り口の物語にしちゃったせいで不完全燃焼になってる。
退屈な話になりがちで最近流行らないオリジン作品の中では面白い方ではある。
本家X-MENシリーズとの繋がりはほぼない。
2.デッドプール2
デッドプールが徒党を組んで戦う話。
正統進化した続編。圧倒的に面白い。
本家X-MENとの繋がりがまあまああり、一瞬本家メンツが映ったりX-MEN ZEROの本編映像がそのまま流れたりするシーンがあるので、予習して見た方が良い。あとできれば「グリーンランタン」という作品について知っておくと良い。
3.デッドプール&ウルヴァリン
最新作。7/24公開。
タイトルから分かる通り、デッドプールとウルヴァリンの映画。両名についての知識が必要と思われる。あと「ロキ」とか「ドクターストレンジ」の知識もあった方がいいんだろうけど…それを言い出すと何十作見なきゃならないんだって話になってくるから、もういい。割り切ろう。
時系列の話
こういうシリーズものを見る時気になってしまうのは、やはり作品間の時系列だと思うんだけど、ことX-MENシリーズに関して言うと、誰も詳細な時系列がわかっていないんじゃないかというのが正直なところ。
制作順に見れば良い。
フューチャー&パストの項でちょっと述べたように、タイムラインがごちゃごちゃなんですよね、このシリーズ。調べたら一応時系列順の表とか出てくるとは思うけど、あまり気にしない方がいい。ほとんど意味がないから。