【ほぼ呪怨】ミンナのウタ 感想
GENERATIONSに呪怨をひとつまみ。
GENERATIONSのアイドル映画。メンバーが本人役で出演していたり、劇中で彼らの楽曲がなんの必然性もなく流れたりする。中盤に突然カラオケが始まったのが面白かった。
一応ホラーなので怖いシーンもある。これがアイドル映画にしては結構手が込んでると言うか、近年の邦画ホラーにしてはまあまあ怖い。志を感じた。清水監督のホラー作品でも昨今あまり見ないくらい気合が入ってた。どこで本気出してんだよ。
で、メインヴィランの設定がかなり呪怨。
呪怨ハウスライクな家が出てきたり、「としお」が出てきたり。生前から様子がおかしい奴が死後理不尽に人を襲う感じも呪怨ライク。憤りを覚えずにはいられませんねぇ。
「黒い少女」や「白い老婆」が呪怨スピンオフにカウントされてるんだから、今作もそれに加えても良いと思う。その二作品よりよっぽど呪怨してた。
ただまぁ…別にそこまで怖くはない。
"昨今のアイドル映画化した邦画ホラーにしては"まあまあやってるな ってくらいで、逆に言えばそこ止まり。「ほん怖」の絶対嘘だけどまあまあ怖い回くらいの温度感。絶対的に見て怖い映画ではない。
元来は中高生向け、若い女性が中心のアイドルファン向けの映画なので、このくらいにしといた方がいいんだとは思うけど…ポテンシャルが高い分、勿体無く感じてしまう。
ドアと一緒に階段から滑り落ちるシーンがスローモーションだったのがfunnyだった。