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良かった映画教えてください

おで、人間すき。だからもっと人間のこと知りたい。

前置き

私が映画に求めているものは端的に言うとこうです。映画という疑似体験を通して自分の知らない感情が味わえるのではないかと期待しているわけであります。

まあ、他のエンタメにも言えるかもしれませんが、2時間程度それだけに集中して体験する点はなかなかに没入度が高くて素晴らしいのではないでしょうか。

しかし、まあ私はそんなに映画を見る方ではありません。

数年前はサブスク2つも入っていたのに5本くらいしか見ていない年がありました。

しかもそのほとんどがMr.ビーン系。いや、Mr.ビーンは面白いですが、視聴の目的がポルノになっていました。

おで、この感情すき。もっと食べたい

ある感情や気持ち、例えば、愉快さ、怖い、スカッと、エロいなどが得られると分かって見るポルノ的視聴も決して悪くはないと思います。

でも、それは私にとっての映画の目的とはズレている気がするのです。

まあ、今考えた建前を語る時間はこの辺にして。

ここから

今になって映画をたくさん見ています。それはふとこう思ったからです。

自分が好きだと思っている作品って本当にベストなのか? 知らないだけでもっといいのはあるんじゃないのか。

そりゃあるよ。悟空のいない武道会でイキるアフロくらい了見が狭いです。

ちな、これまで私が好きだと思っていた作品はこんな感じです。

今まで見てきた中で好きな作品
・『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)1969年
・『キャスト・アウェイ』(Cast Away)2000年
・『ゲームオーバー!』(Game Over, Man!)2018年
・『地球で最後のふたり』(Last Life in the Universe)2003年
・『LUCY/ルーシー』(Lucy)2014年
・『オールド・ボーイ』(Old Boy)2003年
・『バグダッド・カフェ』(Bagdad Café)1987年
・『ポルカ・キング』(The Polka King)2017年

もちろん、今後もこれらが好きな気持ちは変わらないとは恐らく思いますが、年に数本しか見ない中で好きだと言ってもそれは本当に好きなんだろうかと。

人と接する機会が少ないゆえに、ちょっと挨拶するだけで好きになってしまう厄介な恋愛モンスターと変わりないのではないのかと。

だからこれが本当に愛なのか確かめるために見るのです。

恋人が本当に好きかどうか確かめる為に浮気しまくるみたいな感じです。

で、今まで数えてはいませんが100ほど経験してきたとします。いえ、恋愛の話ではなくて映画の話です。

そして思い立ってから、プラス100本弱ほど見ました。

その中でよかった作品はこちらです。

新しく見た中で好きな作品
・『ザ・ホエール』(The Whale)2022年
・『スイス・アーミー・マン』(Swiss Army Man)2016年
・『フルメタル・ジャケット』(Full Metal Jacket)1987年
・『十二人の怒れる男』(12 Angry Men)1954年
・『レディ・オア・ノット』(Ready or Not)2019年
・『ショーシャンクの空に』(The Shawshank Redemption)1994年
・『世界一キライなあなたに』(Me Before You)2016年
・『ヴィーガンズ・ハム』(Some Like It Rare)2021年
・『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』(Glass Onion: A Knives Out Mystery)2019年
・『Pearl パール』(Pearl)2021年

ジャンルや年代、国などの縛りなしであなたが見て良かった作品を教えてください! いろんな意味でいいです。

後付け

私は理想としては、四肢を拘束された上でまぶたが閉じないようにする器具を装着して10秒に1回目薬を刺されながら、何も情報を知らない上で映画を見せられる、これが理想なのですが、まあそうそうそんな環境は用意できません。

妥協策として、なるべく前情報を入れないようにして見ることにしています。

新鮮に味わいたいという理由と、もう一つ、見わず嫌いを避けるためです。そうしないとホラーや恋愛系は見ないことになってしまいます(苦手だからではなく心があまり動かないというか)。

おで、この感情もう知ってる。お腹いっぱい

とはいえ、これは私がそう思い込んでいるだけでそういうジャンルでも新しい感情を得ることが今回できています。

また、今まではメタ的な観点(時代背景や監督等という認識で使っています)を自分の中でなるべく排除して作品を楽しんできました。

しかし、より多層的に作品を楽しむにはメタ的なそれは避けては通れないようです。

例えば、北野武の『首』(2023年)や宮崎駿の『風立ちぬ』(2013年)などはそういった視点を用いないとなんのこっちゃみたいに思えてしまいます。

キューブリックの『2001年宇宙の旅』(1968年)は恐らくそういう意味で私には1000年ほど早過ぎました。

まあ、なんでもいいので教えてください。見たいものリストに入れてあらすじ等見ないようにして忘れた頃に無心で見るので、好きな理由とか語っていただいても構いません。

今後、私が無人島に漂着したり、冤罪で監獄に入ることになったりして映画が見れない境遇にならないとも限りません。そうなっても過去に見た映画の記憶や感情で正気を保ちたいので今のうちに見ておきたいなと。ということでよろです。クー!

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