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消臭剤?芳香剤?【小説】494字

元々、リビングには無臭の消臭剤を置いていた。手のひらサイズだが部屋で飲み食いはほとんどしないのでこれで充分だった。トイレには柑橘系の消臭剤を置いていた。最初、ラベンダーのものを買ってきたが香りがきつ過ぎたのですぐに取り替えた。

今日は新しく柑橘系の消臭剤を買ってきた。レモンの香りだった。元々トイレにあった消臭剤を風呂場に移したからだ。ラベルを見ると前のはユズの香りだった。トイレはレモンの香り、風呂場はゆずの香りになった。

今日はジャスミンの消臭剤を買ってきた。リビングに置くためだ。こっちまで臭いがきているような、無臭のだけでは心もとないような気がしたからだ。

今日はラベンダーの消臭剤を3つ買ってきた。香りは好みではないが強烈なので消臭効果はあるはずだ。風呂場に設置した。明日追加で買ってこよう。

今日は数件店を回りラベンダー系の消臭剤を20個買ってきた。10個は風呂場に設置した。昨日の分と合わせて13個の消臭剤、ゆずの消臭剤も置いていたんだった。レモンの消臭剤もトイレから持ってきた。計15個の消臭剤を風呂場に設置した。買ってきた残り10個のラベンダーの消臭剤は風呂場の扉の前に並べた。


2021年9月


見出し画像に写真をお借りしました。


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爪毛川太
爪に火を灯すような生活をしております。いよいよ毛に火を灯さなくてはいけないかもしれません。いえ、先祖代々フサの家系ではあるのですが……。え? 私めにサポートいただけるんで? 「瓜に爪あり爪に爪なし」とはこのことですね!