幽体離脱希望。
私は、私の体をとても窮屈に思う。
私が私であることを不思議に思う。
存在、人間の形、身体の仕組みに違和感を感じる。 血液を送ったり酸素を取り入れたり、関節が動いたり、声が出たり。こんな複雑な構造を作り出すのは容易じゃない。複雑すぎる。
魂だけの方がまだ納得がいく。
生きてるも起きてるも死んでるも寝てるも全て同じ。
死にたいわけではないけど、いつも体からでてみたい。もっと自由な感覚や形になれるはず。
セルフポートレートは今の自分の形を捉えたくてはじめた。鏡で見るのとは全く別物。鏡より写真がリアルに思う。
死ぬまで造形は変わっていくけれど、他の形にはなれない私。もっとうやむやな存在でいても良いのだと、自分のいたい形で、幽霊や妖怪みたいにいてもいい、いられるのだという事を撮っていきたい。
そうは言うけれど、今の自分はふつうに気に入っている。
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