ウェルビーイングに与える最大要因とは
「ウェルビーングの教室」の重版が決定!
私は第6章で「ウェルビーイングと地域づくり」を執筆しました。
私は10年前から小中学校世代の学校づくり、4年まえからは高校世代の学校づくりに取り組んできました。
その目的は、とにもかくにも子どもたちやそれにかかわる人たちが
「幸せに生きる」
まさに「ウェルビーイング」を目的としてきました。
なぜ学校づくりがウェルビーイングにつながるのか。
それはその最大要因とされているのがこちらだからです。
「適切な数の選択肢があって、その中から自己決定できるかどうか」
(石川善樹)
振り返って、現代日本の小学校。
約99%が公立小学校に通っているという現状。
まさにこの現状はウェルビーイングの阻害要因となっているわけです。
しかし、ただ適切な「数」の選択肢があればいいというわけではありません。そこにある選択肢が、できる限り対等なものである必要があります。
そうしないと、「自己決定感」が薄れるからです。
「仕方がないから○○に行く」
「○○だったら行けるから行く」
ではなく、
「○○に行きたい!」
そう思える選択肢が必要なのです。
私はそこに向けてあらゆる手段を講じています。
枠組み
1:授業料無料
2:キャリアの整備
3:理論ベースの教育
中身
1:法律がルール
2:責任は対等に
3:対等感が生まれる関わり方
これらについて具体的な実践を書いています。
また学校づくりが、コミュニティづくりにまでつながっていくような実践について書いています。
この本自体は専門書です。
教員対象の学級づくりの本です。
しかし、学級を家庭に置き換えても、地域に置き換えても、十分に応用できる内容です。
最後の対談も面白いので、ぜひこの機会に手に取ってみていただけるとうれしいです。
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