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誰一人として人の顔色をうかがうことなく、自分が何をしたいのか伝える
瀬戸ツクルスクールでは小6と中3に修学旅行に行く。
決まっているのは予算のみ。
あとは参加メンバーが行先、宿泊先などを自分たちで決める。
参加不参加は自由。
中3生は予算は6万円。今回は二泊三日で大阪(USJ)へ。
運営責任者の私は同行しない。
瀬戸市民やツクルスクール関係者でスクールの方針を理解している方が同行。
今回は、とある記者&編集者をされている方にお願いした。
メモということで共有してくれた。
育みたいと思っている姿がそこにはあった。
きっとツクルスクールの日常を知らない人がみたら驚くだろう。
なにしろ驚くほど大人は何もしていないのだから。
大人は一体なにをすべきなのか。
改めて考える機会になったらいい。
ツクル中3修学旅行感想メモ 2024.10.23-24
ツクル中3の7人は、とても上手に話し合う。
全員が意見を言う、自分の思いを語るのが慣れている。
日常なのだ。誰一人として人の顔色をうかがうことなく、自分が何をしたいのか伝える。
それをそのままで受け入れる。
誰かが話しすぎることもない。
対話がとてもスムーズに成り立っている。
リーダー的はいるが、リーダーはいない。
寄りかかることなく、全員で物事を決めていっているように見える。
たまに「どうすればいい?」と私に顔をむけるが「私はみんなについて行くだけよ」と伝えると、納得して考える。
集団で行動しながらも時々小グループや1人になったりとくっついたり離れたりしながら動く。
目的が違うなら離れて行動するのは当たり前。
自分と仲間を無意識に信頼している。
それが当たり前なのだ。
そして誰かが一緒にいないと不安だということはなさそう。
余計な関わりをしない。
誰かにおせっかいをし過ぎない適度な距離感が心地よい空気を作っている。ネガティブな発言をしても、それが全体の空気を悪くしないのは、課題の分離が身についてるからか。
新幹線の切符を買う。鶴橋にいた時に、「ここから帰るなら近鉄の方が安くて早い」と口から出そうになったがグッとこらえる。
新大阪で「どこに行けばいい?」「どうすればいい?」と迷いながら新幹線の切符を皆で相談しつつ買う姿を見て「ああ、修学旅行だ!」と感じる。
初めての経験をみんなで話し合いながらできるのは良いなあ。
3日間彼らを見て「人としてとてもよく育っている」と感じた。
周囲の人は仲間で信頼できる存在。
自分はその一員であるということがしみ込んでいる。
そして、落ち着いている。