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現場に出るために手段を選ばない私の話~進路選択のこと~

今日は「仕事」と「子育て」と「同居」について。
そのスタートとして「進路」と言うことを振り返りたいと思います。

私が「進路」を考えたとき譲れなかった事があります。
「子育てをすること」です。

18歳の私は別に結婚の予定も、機能として自分が子供を産むことが可能かもわからないのになぜか「子供を育てる」ということにこだわっていました。
結果として今の旦那さんと結婚もして、子供も2人いますが、子供がほしい年齢になったとき一人であったら、おそらく「お見合い」「婚活」に迷うことなくおこなったのではないかと思っています。
(実はちょっと街コンとかも行ってみたかったのです。そんな時間は全くなかった新人時代でしたが・・)
結果「結婚」も「子供」もできなかったとしても、やれることはすべてやってみてだめだったらどうしただろうか、、は実際経験をしていないので語ることもできませんが、できる限りの事はやったのではと思っています。
おそらく自分が納得するまで。そのくらいこだわっていました。

進路を決めるとき、どうしてもその事が離れなかったので演劇といったエンターテイメントのお仕事は私の中では現実的ではありませんでした。
たとえそれが「やりたいこと」だったとしても。
不規則になることもわかっていましたし、夢中になりすぎる自分が想像できていたからです。

やりたいことができそうで、仕事として現実的なのが「ウエディングだ!」と思って入った業界なのです。
その変わった私のものの見方はこちらでご確認下さい。

そしていざ大学3年で夜間に「ブライダルの専門学校」へ、そして就職活動で、全国にあるような大手式場、ゲストハウス、衣装店などいくつか面接で受けました。最終的には2つほど内定もいただき悩みに悩んで、最終的な進路を決めるとなったときに、アルバイトもしていた小さな個人事務所のプロデュース会社へ就職しました。

なぜその選択をしたかというと
1つ目は実務経験が圧倒的に積める
2つ目は女性ばかりの職場
3つ目は融通性が効く職場

この3点でした。
実務経験はアルバイトの頃から実際そうでしたが、大手さんとはまた違った実務経験が積めることは明白でした。

そして小さな会社でさらに女性ばかりの職場と言うこともあり、子育てとなった場合でもオーナーと距離が近い分、お願いしやすく、スタッフに理解が得られやすいと考えていたからです。

もう一つは大手さんとは違い、福利厚生が手厚くない分、かなり自分でシフトを調整できたと言うこともあり融通性があったというのもありました。

すべてが叶っていたわけではありませんが、愛知県からうごかないというのも良かったと思っています。
「結婚式」という分野で「中部地区の結婚式」はとりわけルールも多く、特殊な事例も多いため環境が変わるとルールが変わる「結婚式」という仕事で移動がないのは新人の自分としてはとても良かったと思っています。
(その後北陸、関西や九州の婚礼を経験することになりますが、とても良い勉強になりました。)
小さな会社で1組ずつ丁寧な仕事ができ、スタッフ間でも業者間でも濃厚な仕事がきちんとできるというのもとても魅力的で就職することにしました。

いろいろなことで泣いた事もありますが、仕事として会社がなくなった現在もつながってくださるスタッフさんが多くいてくださるので、とても感謝しています。

「進路」を決めたとき、「プランナー」というウエディングの会社の中では「営業」という分野に絞った仕事ではなく、挙式・撮影に立ち会える
「現場」にもこだわっていました。
10年後、現場にいたいというのが18の時に自分がイメージした私だからです。

会場によってはプランナーが「新規営業」から「プランニング」、当日の
「ディレクション」が求められるところもありました。
ただ、実際それをおこなうとなったとき、「新規営業」も「当日のディレクション」もすべて週末ということがほとんどの中で、果たして自分のやりたいことがどれだけできるのかと考えたとき、この会社で有れば数は多くなくとも、丁寧な仕事と、プロフェッショナルなスタッフと仕事ができると考えその予想は的中しています。

それはそこまでに「ウエディング」を学問として学んでいたこと、そしてとくに「ブライダルマーケティング」という分野をきちんと授業の中で受け取っていたからこそだと思います。
ウエディングの基礎知識はもちろん、コーディネートやディレクションも基礎知識で学んではいても、実際にそれを使ってみないとわからないことは多くあります。実際に頭でっかちになり、役に立たない情報も山ほど有ります。その中で「ブライダルマーケティング」は各企業形態、業務形態を理解する上で進路を決めるときにとても役に立ちました。

このことはどの業界に入るときでも役立つので、業界事情や業界分析が必要という、進路に悩む自分の娘にはうるさいと思っているだろうと思いながら伝えています。

「現場に出るために」手段は選ばない私の最初のこだわりが「進路選択」だったと今は大きな声で言えると思います。

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