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デザイン基礎1(2次元ドリル)

この記事は課題内容のネタバレになる可能性があります。


京都芸術大学通 信学 教育課程で取り組む課題には大きく分けて3つのタイプがある。

課題となっている書籍を読んでレポート&テストに取り組むTR科目。
実際に教室に出向き(もしくはオンラインで)、直接授業を受けるスクーリング科目。
そして、自宅で制作した作品を提出するTW科目。

このデザイン基礎1(2次元ドリル)はその名の通り、デザインの基礎である平面構成について理解を深めるというTW科目だ。
空間をデザインする前にまず平面のことを知りましょう、ということらしい。
ドリル形式で全20問からなる課題に取り組むうちに、2次元的な表現について学ぶことができる。

先生からも、「空間演出において基礎の基礎ともいえるこの課題はまずはじめに取りかかりましょう。」とのアナウンスもあったように、多くの学生がまずはこの科目から取り組むことになる。
が、しかし、入学の申し込みが遅かった自分は、肝心のドリルが届いたのが4月末。さっそく出遅れている。

製図の基本となる線を書く練習、立体図に陰影をつける練習からはじまり、テーマに沿った配色や図形の配置など、徐々に個人のセンスが問われる課題に変わっていく。

4問目にして5mm方眼を手書きするという充実の内容…

この課題に取り組んでいる約1か月は、家にいても、仕事をしていても、常に頭の片隅で課題のことを考えていた。
こんなに長くひとつのことを考える機会はなかなかないけど、普段は意識していないところからアイデアを探すという行為は宝探しのようで楽しかったし、実際に日常の中からヒントを得られた瞬間はえもいわれぬ快感である。

レンコンをモチーフにお花畑を表現(色彩がビビッドすぎて目が痛い…)

悩みながらも、自分の中で満足のいくまで取り組んだおかげか、評点は予想以上によかった。うれしい。
ただ、採点の内容を見ると、デジタルよりもアナログで制作したもののほうが評価がよい傾向にある。
なまじツールに慣れているだけに、デジタル制作では頭の中で想像した案を形にして満足しがちで、アナログに比べて試行錯誤するということが少なかったように思う。

自分の手を動かして、あーでもないこーでもないと悩む時間が作品の質に直結していることを痛感する。
頭の中で想像できる範囲のことなんてしょせん大したことないんだよなという自戒も込めて、今後はアナログ作業を大切にしたいなと感じた。

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