「女子のあの言葉だけは信じねぇ!」の話
⚠「あ痛っ!」と思うかもしれない表現があります。痛みに敏感な人はきをつけて下さい⚠
⚠あと、医師免許を持っていない人間がピアスを開けたりしてますが、20年とか前の話なので見逃してください⚠
*
ピアスを開けたのは20歳の頃。
大学の吹奏楽部の友達の家で集まっていた時。
家主である、ふわっと可愛い女子が言うのだ。
「ピアス、あけたげるでー。ファーストピアスと、安全ピン買っておいでー」
の言葉に、心がときめいた。
(わぁ、ピアスだって……)
後半の物騒な言葉は耳に入って来たが無視した。
そして、後日。
彼女の家に皆で集まる。
彼女は冷蔵庫から
「アイスボックス」
を取り出す。
「これで、耳冷やして」
「え……うん」
これで、耳を冷やす。
しばらくすると
「何か、ジンジンする。痛い」
「うん。それで、いいよ」
そして、彼女は取り出したのだ。
何を?
安全ピンをだ。
(⚠引きかえすなら……今だぜ?⚠)
「え?マジで?」
「うん、マジで。私も高校生の時、こうやって開けたんやでー。そんな痛くないから、大丈夫」
「……」
「やめとく?」
「……いや、やってくれ……一思いに」
「行くでー」
なんと……
彼女は、温泉旅館にて浴衣で卓球でもするかのような、おっとりしたテンションで告げる。
それはまさに
死の宣告……
だと言うのに。
*
番組の途中ですが、ニュースが入りました。
「現場の長谷川さん?」
「はい。こちら、現場の長谷川です」
「学生の住むマンションの一室で事件が起きている模様です」
「ご覧頂けますでしょうか!たった今、安全ピンが女子の手により、つくねの耳に!あてがわれました!」
「そして……一切のためらい、躊躇なく!彼女はつくねの耳を、人間の耳を!あ!今、安全ピンが貫通しましたぁーー!!!」
*
「ぐぅっ、いってぇーー!!!」
「あははっ!痛い?まあ、個人差あるし、皮膚に穴開けてるからなあ」
(くっ!嘘つき!鬼か!!)
「……すぅーー……ふぅぅぅーーー……」
本能で呼吸法を自然に使いこなす私。
ギャラリーの女の子が言う。
「安全ピンついたまま、写真とろ!」
「お、ええなあ!」
「……よくねぇけど」
「ピアスデビュー!」
女子は痛みに強い人が多い(気がする)。
私はあれ以来、女子の
「痛くない」
は、ほぼ嘘と思い
痛みに関しては(もう誰も信じない)
と心に決めた。
(画像はドラマ「もう誰も愛さない」より
吉田栄作、田中美奈子、山口智子、観月ありさ、伊藤かずえ……今見ると、おぉ~となる)
しかし。
5、6年するとそれを忘れて
(あー!また騙された!!あ、いってー!)
を後2回ほど経験する事になる……。
が…ぼつぼつ長くなりそうなので、今日はこの辺で。
最後に。
全然関係も脈絡もないんじゃけど、いいかな?
すっごい可愛い動画!
キューンてなるから!
こっちも。
二人とも……
可愛すぎるので……
飲むしかない。