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「クソ恋〜肥溜めみたいな恋をした」の話
「クソ恋〜もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対、とか結構な事だが、マジであの恋愛はゴミクソ💩でした」
(サブタイトルをこちらと30分迷ったよ)
23歳のとき、付き合っていた人は彼女がいる人だった。
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会社の同期であった彼は、最初はフツーに面白い同期の一人であった。
友達も多く、会社の上司からも好かれるタイプで、バスケ部でキャプテンだかなんか、陽キャの極みみたいな人間で……
飲み会の帰り、当時あまりスキを見せない私がふと、スキを見せてしまったのがきっかけであった。
彼は本命の彼女とは遠距離恋愛中で、私とは週6くらいで会っていた。
半分同棲のような感じで……
最初は楽しかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1663762136991-589cIzcvPv.jpg?width=1200)
彼女がいるのを分かって付き合っていたし、嫉妬もなかった。
ハズだった。
「今度の休みどーする?」
「実家帰るわー」
一人の休みを満喫する事にして、梅田でお買い物をしていた私は
(あ!Mannekenのワッフルの屋台!食べよう!)
https://amzn.to/3xHMZ4Z
前のカップルの後ろに並ぶ。
(見たことある雰囲気……)
「え?〇〇?」
件の彼であった。
「えっ!?」
私も驚いたが、彼もだった。
「何してんの?」
「いや、ワッフル食べようって……」
「おーっ……じゃあなー」
足早に立ち去る二人。
呆然としていた。
(なんてこった……)
余計なものを見てしまった。
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嘘ついてたんじゃな……
だよな、彼女おってフツーに並行して付き合ってるんだよ、そりゃそーじゃわな……
(ダメだな、無理だわ)
別れる事にした。
が、とても寂しく、すぐに元通りになった。
そんな中、12月に私は仕事をやめた。
しばらくゆっくりしよう、そう思っていた。
時間があるからか……
色々と余計な事を考えるようになり、嫉妬心やら猜疑心やらの感情がマシマシに渦巻くようになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1663760183436-vrqQ9vtfmA.png?width=1200)
彼が帰ってくるのを待っている時はウキウキなのに、実際帰ってくるとイラッとして、ギスギスした雰囲気で過ごしたり、泣く事が多くなった。
(一緒におらん方が幸せじゃねえか?)
そう思いながら、日々過ごしていた。
ある日。
私は彼がお風呂に入っている間にケータイを盗み見た。
そんな事をしたのは、後にも先にもあの時だけだ。
ケータイを開くと……
ビックリするほど、女の子の名前で着信もメールもいっぱい。
(うはぁ……すげぇ!!コイツは筋金入りだ)
![](https://assets.st-note.com/img/1663754053515-QTsljPu0VL.jpg)
こいつは、病気だ。
マジで、どうしようもねえ。
そして、私もそろそろやばい。
その日は夜遅かったので、そのまま寝て、翌朝彼は会社に行った。
彼が帰宅するや
「すまんが、話がある」
「え、何……」
「彼女と別れないなら、これで私とは終わりって事で」
「……」
しばしの沈黙の後。
「少し考えたけど……アイツと別れる事はない」
「……そうか。荷物、まとめてるから、持って帰って。後は何か出てきても捨てるから、確認してくれ」
「分かった」
それでおしまいであった。
一年にもならないほどの付き合いではあったが、喪失感が半端なく……
しばらく泣いていた。
が、すぐ浮上するでもなく、どーしたもんかと考えた挙げ句、私は……
奇行に走る。
![](https://assets.st-note.com/img/1663760253162-xrpKA6tOrc.jpg?width=1200)
それは……
工藤静香の曲をエンドレスで聴く。
当時、椎名林檎もaikoも大好きだったハズなのに、選ばれたのは……
工藤静香でした。
ふふふ……
何でだろうな。
(フシギダネ〜)
ずっと泣きながら聞いてると、48時間位で
「もう……聞いたさ。ハラァ……いっぱいだ」
![](https://assets.st-note.com/img/1663755129403-I9KGfzCyHE.jpg?width=1200)
(ちょっと……『うしおととら』の最高の感動の場面をここで使うん!?マジでっ!?)
そして。
あー……もういい、もういいな。
![](https://assets.st-note.com/img/1663759079337-AvmMDi64LB.jpg?width=1200)
「復活のT」
となった私は以下の持論を強く持った。
そう、とても強く。
「男子も女子も……
皆浮気するじゃん!
男子のソレはバレて
女子のソレはバレてないだけじゃろ!
はいはい、分かったよ。
やっぱり結婚なんか、するもんじゃないな。
不幸になるわ!」
くっそー!
あの男もあの男だが……
何より悔やまれる、己のアホさ加減よ!!
私は……馬鹿だ!
馬鹿な事をした!!
二度と!
こんなクソみてぇな恋は……
せんわ!!!
私の一つの恋はこうして幕を閉じ……
思い出ぼろぼろの
きっちゃなーいドロッドロのゴミ箱行きとなり
(二度と思い出したくもないな……記憶から消したいよ)
と心の底から思い
マジで思い出す事はなかった。
が。
ふと、先日頭の中に
「嵐の素顔」
が流れてきて
(うわぁーー!何か思い出した!)
ってなったので、書いてみたよ。
あんなに強く思っていたが……
8年後に見事な前言撤回をして、今に至る。
![](https://assets.st-note.com/img/1663762459867-MFCywtYlom.jpg?width=1200)
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