JAL123便墜落の真実は? コロナワクチン、地球温暖化も俎上に…:山下郁雄
TOP写真は航空事故調査報告書付録(2013年公開)より
ガーベラはキク科の花の名で、品種によって赤、白、ピンク、黄、オレンジ、緑、青…とさまざまな色の花を咲かす。約2000種もあるという、その多様性に着目し、多様な人たちが集まる会の名称に採用した「ガーベラの風」が9月4日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で「ガーベラの風・国会イベント」なるものを開催した。航空機事故遺族で裁判の原告、作家、国会議員、学者、市民運動家など多彩な顔ぶれが、テレビや新聞ではタブー視され、ほとんど取り上げられることのないテーマについて、それぞれ熱弁をふるった。
「私は本当の原因を知りたい。遺族の一人として、520人が亡くなった理由を明らかにしなければならない」―39年前のJAL123便墜落事故で夫を亡くした吉備素子さんの言葉である。吉備さんは、2018年、JALにボイスレコーダー開示請求を行い、JALの対応を受け2021年、同件で東京地裁に提訴するも棄却。高裁、最高裁のいずれも同様の判決が下され、今年3月、不受理が決定した。しかし、吉備さんの真相解明への意欲が衰えることはなく、イベント参加者に解明に向けての力添えを呼びかけた。
■尾翼中央に「異常外力の着力点」
圧力隔壁の破壊が墜落原因とされているJAL123便の事故について、ミサイル等の誤射が真因なのでは、との見方がある。そうした視座から、『日航123便 墜落の新事実』など123便に関する書籍を何冊も書いているノンフィクション作家、青山透子さんもイベントに出席し、“新事実の一端”を明らかにした。添付図表がその一つ。事故調査報告書別冊に記載されたポンチ絵で、尾翼中央に「異常外力の着力点」と記されている。青山さんはこの8月に新著『日航123便墜落事件 隠された遺体』を出したばかり。同じく8月に著者;森永卓郎、監修:青山透子の『マンガ誰も書かない「事実」日航123便はなぜ墜落したか』も刊行している。
森永卓郎氏と言えば、今年3月発刊の「書いてはいけない日本経済墜落の真相」が話題を呼んでいる。文中、森永氏は「メディアの仕事をするようになって四半世紀以上が経過した。その経験のなかで、メディアでは、けっして触れてはいけないタブーが三つ存在した」と暴露し、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、JAL123便の墜落事件-の、書いてはいけない3大タブーを取り上げている。4日のガーベラの風・国会イベントでは、123便の疑惑と同様に、マスメディアがタブー視し続けているコロナワクチンと地球温暖化に関する疑念を俎上に載せ、問題提起を行った。
■レプリコンワクチンを断固阻止
コロナワクチンに関しては、同ワクチンが原因と思えるガン(悪性リンパ腫)を患い寛解した原口一博衆院議員が、自身の経験を踏まえ、「コロナワクチンは生物兵器まがいのもの」としたうえで、今年10月からの接種開始が予定されているレプリコンワクチン(次世代型mRNAワクチン)について「絶対に止めなければならない」と訴えた。地球温暖化では、市民連合を主宰する田中一郎氏が、人為的CO2が地球温暖化の主因との見方には無理があるとCO2温暖化説のいくつもの疑問点・問題点を指摘し「脱炭素より脱原発が重要だ」と力説した。
「ガーベラの風」は、10年ほど前に立ち上がった市民運動「オールジャパン平和と共生」の愛称となる。「オールジャパン平和と共生」がちょっと堅苦しいので親しみやすい名称をと、知恵を絞り、昨年、採用した。ガーベラの風・運営委員であり、4日の国会イベントの司会進行を務めた政治経済学者、植草一秀氏は会場で「ガーベラには希望、前進、限りない挑戦といった花言葉がある」と、ネーミングのもう一つの理由を明かした。