未来への本当の投資は、健康づくりから始まる
未来のために本当にすべき自己投資は何だろう? と考えたとき、一番大切な土台になるのは健康だと思うんです。私は知識やスキルを磨くためにたくさんの時間を使ってきましたが、あるとき振り返ってみると、健康への投資がどれほど重要かを見落としていたことに気付きました。
一時期、私は自分の体についてかなり不安を抱えていました。胃がしょっちゅう痛んで、「きっと私はどこかに病気があるんだ」なんて思っていました。でも就職していると、年に1回は強制的に健康診断があるんですよね。実を言うと、私はその健康診断が怖くてたまらなかったんです。結果が怖いから、逃げ出したい気持ちがありました。
就職していたときは、生活が不規則で、健康について考える余裕もなかったです。夜勤も続いていましたし、仕事が終わったらポテトチップスとコーヒー牛乳を飲んで寝るという生活。だからいつも胃もお腹も痛くて、自分の体を心配していました。まるで不安と胃の痛みがセットでついてくるような毎日でした。
その後、仕事を辞めて専業主婦になったとき、健康診断を受けるかどうかは自分次第になりました。「健康診断に行きなさい」と強制する人もいないため、私はその怖さから逃げて、しばらく健康診断を避け続けていました。でも、時間が経つにつれて、受けていないことへの不安がどんどん増していくんです。もし病気が進行していたらどうしよう。でも怖いから行きたくない。そんな葛藤をずっと抱えていました。
ある日、夫に「ちゃんと健康診断を受けてほしい」と言われ、ようやく決心がつきました。「もう、1年に1回、絶対に受けよう」と。私はそれを手帳に書き込んで、毎年12月までに受けると決めたんです。最初はやっぱり嫌で、年度の初めには受けたくありませんでした。でも、健康診断の結果が出るまでには1ヶ月かかることもあるので、年末までには結果が出るようにするため、11月には必ず行くというルールを作りました。毎年11月になると、「もう行かなきゃ」と焦って行くようになりました。
そして3年前から、胃がん検診のためにバリウム検査も受け始めました。ずっと心配していた胃の検査も、意を決して受けたんです。検査の結果、異常はありませんでした。その瞬間、自分の中で大きな安心感が生まれたんです。それ以来、不思議なことに胃の痛みがなくなりました。私はそれほどまでに自分の体に不安を抱えていたのだと、ようやく気付きました。
そこから、私は健康に対する意識がガラリと変わりました。「今後は、胃が痛まない生活をしよう」と決めたんです。胃が痛くなったから胃カメラを受ける、という対処療法ではなく、胃が痛まないための生活を一から学び直しました。食事の内容を見直し、刺激物やしょっぱいものを避け、糖質の取り過ぎにも気をつけるようになりました。こうした日々の積み重ねによって、次第に「1年に1回の健康診断がそれほど怖くない」と感じられるようになったんです。
この生活を続けているうちに、あるとき自分に対して大きな自信が湧いてきました。「これだけやっているんだから、もし何かが見つかったら、それは仕方がない」と思えるようになったんです。むしろ、「私以上にこれだけ気を使っている人は、そうそういないでしょう。私が病気だったら、みんな病気なんじゃない?」というような気持ちで、今では健康診断に臨んでいます。
こうした変化を振り返ると、健康づくりはまさに「未来への投資」だと感じます。自分の健康を多角的にチェックし、見直して、改善していくことで、本当の安心と自信を手に入れることができました。やはり、健康があるからこそ、未来に向けての努力が活きるのだと思います。
未来への投資は、スキルや知識の習得だけではありません。自分の体や心をしっかりと管理し、安心して生きることもまた、大切な投資だと思います。そして健康であることが、私たちが次のステップへ進むための一番の土台です。
健康診断や日々の健康管理を「自分を守るための安心感」として考え、怯えや恐怖ではなく、前向きな気持ちで向き合えるようになれたことが、私にとっての本当の成長だったのかもしれません。
ということで、先ほど今年度の健康診断を受けてまいりました。バリウムにも慣れ、時間をかけずにスイスイ飲むことができました。きっと大丈夫。もし、なんかあっても初期段階なはず。そうなりゃそのとき手術をするしかない。ま、なっていもいないことをウダウダ考えるのは時間がもったいないので。楽しいことに時間を費やしていきたいですね。(身長が過去最高に!)