私たちの未来を考えること
昨日、#FridaysForFuture という”Climate Justice”を訴える大規模なストライキが行われました。コペンハーゲンで国会の周りで行われた集会とデモ行進は、総勢1万人が参加したと言われています。エネルギーに満ち溢れたたくさんの”良い顔”を見ることができたのでその写真をシェアしたいなと思います📷
ついでに、#FridaysForFuture についても少し。
はじまりは昨年の8月、スウェーデンの15歳、グレタさんが気候変動へ対策が足りないことを抗議するため、学校を休んで国会の前で3週間の座り込み一人で始めたことからでした。
日本のメディアにはほとんど取り上げられていなかったようですが、世界のメディアやSNSを通じて彼女の活動は徐々に世界へと広まりました。警察ともめたり、デモに対する苦情を受けたり、SNSでネガティブなコメントをもらったりすることもあり、決して簡単な道のりではなかったようです。
しかし、彼女の真っ当な主張や固い意志と行動に共感し、一緒にClimate Justiceを掲げる人が世界中に広まっていきました。国会での座り込み以降、毎週金曜日は学校を休んで抗議しよう、という趣旨のFridaysForFutureが毎週行われたり、国単位や世界で同日に行うデモが、これまでも行われてきました。
昨年の末には国連の会議の場(COP24)で演説も行いました。ちなみに私がグレタさんを知ったのはその演説の動画を見たことがきっかけで、ついこの間の2月頭のことでした。
そして昨日は世界で同日にストライキを行う金曜日。なんと世界中の125ヶ国2000都市以上、140万人以上が参加する、今までで一番大きな規模のムーメントになりました。その成果に驚きつつも、SNSでグレタさんは「まだ始まりに過ぎない」と、これからのさらなる活動の意思を示しています。頼もしいなあ。
コペンハーゲンのKLIMA STREJKE
コペンハーゲンの国会の周りで行われたストライキには、平日の午前中から行われたにもかかわらず、小学生、中高生、大学生、社会人、年配の方、小さな子供を連れたお父さんやお母さんなど、広い世代の人たちが集まっていました。途中強めの雨に見舞われたりしながらも、総勢1万人が参加したと言われています。中でも学校を休んで参加している中高生が多かったのが印象的でした。
集会では、国会に向かって大きな声を出したり、政治に環境問題を取り入れるように訴えたりなどシリアスなものから、みんなで歌いながらジャンプしたり、ラップを替え歌したものを歌ったり、野外フェスのような雰囲気の時もありました。多くの人を巻き込む時に、まずは楽しめるように工夫すること、きっと大事なんだろうなあ。
また、クリエイティブなデザインのプラカードや旗をたくさん見かけ、メッセージがすごく伝わってきました。載せている写真は一部にすぎませんが、みなさんにも何か感じるものがあったらいいなと思っています。デモになんて参加しなさそうな子が(超主観的ですが)、ちぎった段ボールに”f*ck the system”と殴り書きで書いて掲げているのとか、ギャップ萌えだなあって思ってました(笑)小さな子たちが”stop wasting our future”と書いた旗を持っているのも胸にくるものがありました。
そんな昨日、最も印象に残った言葉は”F*ck eachother not the planet”。段ボールに書いて掲げている姿も見たし、集会の全体の場でこのフレーズをみんなで叫ぶ場面もありました。気候変動は、私たち現代の人間の生活のせいで引き起きている。誰かのせいじゃなくて、自分たちのせいだ。と、決してきれいな言葉では無いけど、むしろ大人が言う綺麗ごとよりもものすごく核心をついていると思ったし、他人のせいにしない責任感のようなものも強く感じました。
日本でも
そして、このムーブメントは、遠い外国の話ではありません。125ヶ国の中には、日本も含まれています。まだあまり広く知られていない中で、「日本でもやろう!」と立ち上がった東京と京都の大学生を中心にデモへの参加を呼びかけ、昨日は各地で100人以上の参加者を集めデモ行進を行いました。
外国に比べるとまだまだ少ないのも事実ですが、昨日をきっかけにこの運動を知った日本人もきっと多いはず。
世界のために、地球のために、という前に、自分や自分の子供やその子供が住む将来の世界を想像してみてほしいです。このままのペースで資源を使ってCO2出してちゃダメだって、ずっと前から言われ続けているのに何も変わってない。私たちの世代でどうにか変化を起こしましょう。
私の想いはこのnoteにも綴っています!
次の世界規模のストライキは5月24日の予定だそうです!もちろんその日は開けておいてくれますよね?😉