【たいやき探訪】酔っ払うと胃袋がバグる法則/ローソン クロワッサンたい焼き 那須高原ミルク
コンビニスイーツが好きだ。店が閉まっている時間帯でもコンビニには何かしらのスイーツが「私を迎えて」と待ってくれている。
ちょっとした甘いものが食べたくなった時、がっつりとしたクリームが欲しくなった時、ご褒美が欲しい時、無限大の理由をつけては私はコンビニスイーツを利用している。特にリピートしているのはローソンの「もち食感ロール」。これは単純に甘いもの欲を満たしてくれるから好きだ。しかも期間限定の味もある。好きだ……。
今回も飲んだ帰り、例に漏れずぶっ壊れ満腹中枢に従うがまま買ったコンビニスイーツの一つ、「クロワッサンたい焼き 那須高原ミルク」を頂いた。僭越ながらレポさせていただきます。
狂った満腹中枢
ビール2杯くらいをちんたら飲んでいれば満足いく酔いが回るくらい、アルコールは然程強くない私。しかし飲み会独特のテンション高めの雰囲気が好きだ。
その日もふわふわといい気持ちで家路についていた。たらふく食べているはずなのに何か物足りない。酔いのせいで満腹中枢がイカレてしまっている。
こういう時は無意識のうちにコンビニに寄ってしまうからたちが悪い。歩き慣れた地元のコンビニ、真っ先に冷蔵コーナーに足が向く。目の前にするはスイーツコーナーだ。
左上から順に目ぼしいものはないかな、と棚を眺める。時間帯のせいだろう、スカスカ気味の棚だ。新商品は既に無く、レギュラーメンバーであるシュークリームなどがぽつぽつと並んでいる。
視線を下げた先にはヨーグルト、ゼリーが重ねられて置かれていた。その隣、いつもは目に止まらないパッケージが妙に気になった。
「クロワッサンたい焼き」
随分お洒落なパッケージだ。こんな、なんというか…、何というんだろう。和紙調の紙に包まれている。随分とお洒落、私の拙い語彙力ではその言葉しか出てこない。今日はこの子を連れ帰ろう。
いざ実食
「Fresh Cream」の文字すらお洒落だ。この牛さんも可愛らしい。隠されているパッケージであるが、中身の餡が一目でわかるようなデザインに惹かれる。可愛らしい。
クロワッサンたい焼きを持った感想は、随分としっとりとしたクロワッサンだな、と思った。クロワッサンたい焼き、実は初めてかもしれない。一時期流行っていたのは知っているが、食べる機会をずっと逃していて今に至る。あんバターと同じような道を辿っている初挑戦のクロワッサンたい焼き、いただきます。
端っこを摘んで少しちぎってみる。皮(?)のノビが良い。スーパーで売られている袋入りの小さなクロワッサンの感触に似ている。
皮を齧った瞬間に香るのはマーガリン。その香りの中にもふんわりとミルクの香りも混じっているような気がする。生地自体にはしょっぱさを感じる。マーガリンが多めなのだろうか。
端っこの焦げ目が多いところはさっくりとしている。噛めば噛むほどマーガリンのしょっぱさが際立つ。クロワッサン生地は歯切れがよく、お食事系のクロワッサンという感じだ。
このクロワッサン、飲んだ後に欲する塩分に丁度いい。塩気が癖になり、皮だけ食べ進めてしまった。このクロワッサンたい焼きが皮が多めで助かった。ありがとう。
餡を交えて一口ぱくり。クロワッサンの塩気と餡がよく合う!中のミルク餡は非常に甘い!練乳のような甘さだ。牛乳というより練乳。
ミルク餡自体はとろっとした舌触り。喉を焼くような、とまでは行かないが、餡だけだと甘すぎて何かにつけて食べたいと思える程の甘さだ。塩気を感じられるクロワッサンに包まれて正解だと思う。ミルク餡が多い部分はちょっと甘さがくどい感じになりがちに思えたが、そんな時はクロワッサンを千切って食べると丁度いい。
このクロワッサンたい焼き、甘党の人にはすごいおすすめ。練乳を飲める、という人に強く勧めたい。ミルク餡は非常に美味しかったが、私にはちょっと甘さが強すぎた。もう少しだけ甘さを抑えてあれば、リピート買いの一品にレギュラー入りしただろう。
なるほど、これがパケ買いか
ローソンのスイーツのパッケージはシンプルなものが多いと思っているのだが、このクロワッサンたい焼きはまた違った角度から攻めてきた。そのおかげで新しい出会いがあった。
次はノーマルの小豆餡が挟まれているクロワッサンたい焼きを頂いてみたい。当然クリームも合うだろうな。また一つ、たい焼きの可能性をが広がった。ありがとう、ローソン。