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旅先にてひとり

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旅先での出来事や旅先で考えたことを書いた、エッセイのような旅行記のようなもの。ひとりで山を歩いたりひとりで温泉宿に泊まる旅が好き。おいしいものとお酒とコーヒーが好き。観光はしない。
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#温泉旅館

ひとりで泊まれるのはもしかしたら今だけかもしれない温泉宿3軒

実は「泊まりたい宿リスト」とは別に「泊まれない宿リスト」も作成している ひとりで温泉宿に泊まることが好きで、泊まった宿についてブログやnoteに書いている。もう何年も、そういうことを趣味にしている。 よく言われることだが、ひとりで泊まれる温泉宿というのはある程度限定される。宿泊料金は「1室あたり」の料金ではなく「1人あたり」の料金が設定されているので、2人以上で泊まれる部屋に1人しか泊まらなかったら客室単価が下がる。だから、宿によってはまったく1人客の受け入れがないところも

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2023年に泊まったコスパ最高の温泉宿・続編

「2食付き2万円以下で1人で泊まれるコスパ最強宿」次点の宿10軒「2023年に1人で泊まったコスパ最強の温泉宿ベスト10を今更ながら発表する」という記事をブログで公開した。 2023年のまとめ記事を2024年の年末に公開するという体たらくをお許しいただければと思うが、せめて2024年中には出したいと思っていたので、書き上げられてホッとしている。 さてこの記事では、私自身が1年間で泊まった「2食付き2万円以下で1人で泊まれる温泉宿」を対象に「部屋」「風呂」「夕食」「朝食」「サ

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ずっと泊まりたかった北海道の秘湯「銀婚湯」についに連泊してきたのだが

宿は本当にすばらしかったけど、予想外のハプニングに彩られた旅となってしまった北海道の道南エリアに「銀婚湯」という宿がある。 広い敷地の中に露天風呂が点在し、宿泊客はすべての露天風呂を貸切で利用することができる。 個室でいただける食事の評判もよく、それでいて2食付き1万5千円以下で1人で泊まれる宿だ。ひとり温泉旅をするようになってまもなくその宿の存在を知り、ずっと泊まってみたいと思っていた。 それなのになかなか泊まる機会を得られないまま気がつけば10年以上経っていたのだが、

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2024年上半期に1人で泊まって良かった温泉宿・続編

先日、2024年の1月から6月に私自身が1人で宿泊した温泉宿の中で、各エリアで1番印象に残った宿を紹介する記事をブログに公開した。 本稿は上記記事の続編である。 今回の記事はエリアの偏りをなくすため「1エリア毎に1軒」の宿を選出した都合上「すごく良い宿なのにすんでのところで選外になってしまった」宿がエリアによってはいくつもあった。いわゆる「次点」の宿である。 来年「2024年に泊まった宿」のまとめ記事を作る際にはそれらの宿も候補にあがってくると思うが、それまで寝かせておく

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また泊まりに行きたいと思っていたあの宿が、一人泊不可になっていた

一昨年初めて泊まりに行って「きっとまた泊まりたい!」と思っていた温泉宿。今日調べてみたら一人泊のプランがなくなっていた。悲しい……。 繁忙期は一人泊を受けず、閑散期になると一人泊プランが復活する宿も中にはあるので「もう1人で泊まることはできないのか……!」と決めつけるのは時期尚早かもしれない。でも、全50室ぐらいのそこそこ規模の大きな旅館だし、もう10年ぐらいずっと平日は一人泊のプランが出ていた宿だったから、いきなり一人で泊まれなくなる日が来るとはあまり想像していなかった。

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4泊5日の温泉旅の中で、客室露天付きのこの宿だけが初めて泊まる宿だった

この日↓の続き。 今回の旅は、成人の日の3連休の後に1日休みを取って4連休とし、かつ連休前夜の飛行機で現地に着いたので、トータルで4泊5日。 普段は週末を利用した1泊か、週末に有休を1日くっつけた2泊のことが多いので、私の中ではまあまあ長い行程の旅となった。 4泊するうち、今回は連泊の予定はなくすべて違う宿に泊まるのだが、2泊目となるこの日の宿が、この旅で唯一「初めて宿まる」宿だった。1泊目、3泊目、4泊目は、以前に1度は泊まったことのあるリピート宿だ。 温泉ブログを運

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2023年クリスマスの週末温泉旅初日(何もクリスマスらしさはない)

クリスマスにひとりで旅することを何とも思わなくなったのはいつからだろうか。 かつては私も「クリスマスの週末に旅をするなら部屋食の宿を選ぼう。夕食どきに周りがカップルだらけの中に1人だとつらそうだから!」とか、考えていたこともあったような気がする。しかし最近は、旅の日程にクリスマスが含まれているかどうか気にすることもなく、旅程を立ててしまっている。 クリスマスが必ずしも週末と被るわけではないが、写真で振り返ると2021年の12月25日土曜日には、伊香保温泉の「ぴのん」という宿

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温泉宿の宿泊料金、高くても大満足なときとそうでもないときの違いはどこから来るのか

いつの頃からか忘れてしまったが、ブログに宿泊レポートを公開するときは「自分がいくら払って泊まったか」をはっきり書かないことにしている。宿泊料金は上がることはあっても下がることはめったにないので、記事公開から時間が経ってからその宿の宿泊を検討して私のブログにたどり着いた人が「○年前はこのぐらい安く泊まれたのか!」と思ってがっかりすることがあってはいけないな、と思ったからだ。 「物価も上がったし、そりゃ宿泊料金も上がるよね」と頭ではわかっていても、実際に数年前はいくらで泊まれた

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あの美しい沼のところまで行きたいけれど

9月24日(日)旅館で目覚める朝。 夜通し入浴可能な大浴場で朝風呂を浴びる。 少し雲があるが、9時ごろまでには晴れる見込み。登山日和だ。 朝食はバイキングで、7時30分以降好きなタイミングで食べることができる。登山口行きのバスが8時30分に出るので、荷物は朝食前にしっかりまとめて、身支度も整えて、食べ終わったらすぐ出れるようにしておかなければならない。 本来ならここは最終チェックアウト11時の宿で。朝食後も一風呂浴びたり、コーヒーを飲んだりのんびりできるはずだったので早

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パッとしない天気の土曜日、宿の庭で猿を見る

9月23日(土)早朝出発で登山してから温泉宿に泊まるつもりが、曇り時々雨という微妙な予報の土曜日。 翌日は天気回復しそうなので、早めにチェックアウトして日曜に登る予定に変更し、新幹線の時間も変更してのんびり現地に向かう。泊まる宿は11時チェックアウトなので、本当は今日のうちに登って明日はギリギリまで部屋でだらだらしようと思っていたのだが、致し方ない。 朝食兼昼食に東京駅の駅弁屋「祭」で販売している広島県の駅弁「とろ~り煮穴子めし」を買う。あそこで売っている駅弁の中では、も

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遠い、海の温泉へ

9月9日(土)この週末は、海の温泉を目的地に旅をする。 「2023年に泊まりたい宿」に選出していた宿で、私にとってはまあまあ高額な宿泊料金の宿に泊まるのだ。数ヶ月前にじゃらんで1万円クーポンが適用できるとわかり、思わず予約してしまった。 7月中旬から10月いっぱいぐらいの期間はやっぱり山に行きたいので、温泉宿を予約するときもどうしても、山の宿を予約しがちだ。晴れたらどこか登ってから泊まったり、泊まった後に少し山を歩けるような温泉を優先している。 さらに言えば海の宿は夏のほ

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東北の朝は早い

8月20日(日)朝7時から朝食をいただく。朝食は7時から30分刻みで8時30分までで選べた。 そういえば、東北の宿ってだいたい、朝食の開始時刻が早い。 7時30分からの宿が多いけど、7時からのところも珍しくはない。そして「7時、7時30分、8時、8時30分から選べますよ」と言われると、宿泊客の多くが7時を選ぶ。登山をする人が泊まるような立地の宿なら「まあそうだろうね」と思うけど、海の宿でも街の宿でも東北ではそうなのだ。 九州の宿に泊まるとこれが逆で、大抵8時から。8時30

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変化する宿としない宿、どっちがいいかなんてその宿による

8月19日(土)昨夜はすごい土砂降りだったが、朝には晴れた。 宿泊者専用の、空いていれば何度でも利用できる貸切風呂で朝風呂を楽しむ。 ここはもう10年以上通っている宿なのだが、初めて泊まったころに大浴場を新しくしたり、部屋をきれいにしたりなどの改修をしていて、それ以降はあまり手を入れていないと思うので、設備的には少し古びてきたところもある。 とは言え、安いしね……。 数年前までは2食付きの最低料金が9000円だった。今は1万1000円が最低料金だけど、食事の内容なんかか

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朝食がお弁当とおにぎりの温泉宿、なかなか良い

8月17日(木)昨晩から、夕食時のドリンクがアルコール含めて無料のドリンクインクルーシブの宿に泊まっている。 少し飲み過ぎたのか深夜に目が覚めてしまい、いろいろ考えたりしているうちに夜が明けてきて、明け方に眠気が来たので8時まで寝てしまった。 大浴場は深夜のうちに毎日新しい湯に入れ替えているということだったので、朝一番に入りに行きたかったのだが起きれず無念。でも11時チェックアウトなので朝食後に入りに行けばいいやと思いつつ、朝食会場へ。 朝食は時間内で好きなタイミングで来

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