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旅先にてひとり

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旅先での出来事や旅先で考えたことを書いた、エッセイのような旅行記のようなもの。ひとりで山を歩いたりひとりで温泉宿に泊まる旅が好き。おいしいものとお酒とコーヒーが好き。観光はしない。
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ケーブルカーで行く極上ぬる湯の秘湯宿「祖谷温泉」に念願のひとり泊

「今年泊まりたい宿」に3度選んでいた祖谷温泉にようやく泊まれた高知旅行3日目は、高知県を脱出して徳島県へ向かう。 前日の宿泊地はこちら↓で、高知県香美市の穴場な温泉宿で、連休中にも関わらずリノベ済みの広く快適な部屋に泊まり、近くを流れる物部川で獲れた鮎や鰻をいただいた。 高知県への旅は今回が初めてなのだが、実はこの旅を計画したのは今回ご紹介する徳島県の秘湯宿「祖谷温泉」の予約が取れたからだった。 祖谷温泉は渓谷を眺めながら浸かれるぬる湯の露天風呂がすばらしいと評判の秘湯の宿

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高知県香美市の連休も1人で泊まれる穴場な温泉宿で、鰻と鮎と地酒を楽しんだ

連休中なのに、こんないい部屋に2食付き1万8千円で1人泊まれるなんて「高知に行くなら泊まってみたい」と以前から思っていた「北川村温泉ゆずの宿」に念願の宿泊が叶った翌日。 朝から雨が降る中バスに乗り、ゆずの宿の最寄り駅である奈半利駅からまた、高知駅に戻る。 この日は3連休の2日目。 連休中は、シングルルームがある宿は別として、温泉宿に1人で泊まるハードルは通常の休前日よりも高くなるし、宿泊料金も高額になることが多い。高知はもともと温泉宿の少ない県だし、1人で泊まれる良さそうな

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高知の人気宿「北川村温泉 ゆずの宿」で、トロトロ浴感の源泉と食を堪能

中岡慎太郎記念館を強く推されたのち、地面を這う虹を見た3連休初日47都道府県で唯一未訪の県となった高知県の旅、2日目。 高知駅周辺でカツオをつまみに昼酒を楽しんでから、この日の宿に向かう。 12時15分高知駅発の電車に乗り、乗り換え無しで終点奈半利駅に13時46分駅に着いた。地図を見ると海沿いを走る路線だったから、きっと車中からも海が見えたんだろう。酒を飲んで乗車したもので寝てしまい、気づいたら終点だったが。 2階にある駅舎からは、奈半利港と海が小さく見える。 いい天気

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そして高知が残った

47都道府県の中で唯一、足を運んでいなかった高知県山と温泉を目的地に国内ひとり旅をしている私だが、これまで足を運んだことのない県が一県だけあった。高知県である。 温泉と山が目的地だと四国に行く機会は少なくなってはしまうのだが、それでも道後温泉と石鎚山がある愛媛には何度か足を運んでいる。徳島県には剣山登山で、香川県は剣山登山後に立ち寄って1泊し、うどんを食べた。 しかし、高知には、行く機会がなかった。 自ら避けていたところもあるような気がする。高知県にはとある理由で苦手意識

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「2食付き1万円で1人で泊まれる温泉宿まとめ」の続編

惜しくも47軒から選外となった宿18軒のご紹介昨日、ブログにて「各都道府県から1軒ずつ、2食付き1万円以下で1人で泊まれる温泉宿を選出した」という記事を公開した。 毎年更新している「今年泊まりたい宿」の記事を書いた際に「今年は、1人でも安く泊まれる温泉宿についてまとめた記事も公開するつもり」と予告していたのだけど、ようやく公開できてホッとしている。 本稿はこの記事の続編である。 今回は「今年泊まりたい宿」の記事と同様に「各都道府県から1軒ずつ」宿を紹介しているので、すごく

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1年ぶりに上高地ルミエスタホテルに泊まったけど今回もとても良かった

先日公開した記事に登場する「ローストビーフがお替わりできる温泉付きホテル」はこちら先日公開した「登山口近くの温泉付きホテルでの夕食時の出来事」を書いた記事の舞台になったのがこちらの宿、上高地ルミエスタホテルである。 1年前の6月に宿泊してとても気に入り、今年も1年数ヶ月ぶりに泊まってきた。 上高地ルミエスタホテルは例年、4月下旬から11月上旬までの上高地の開山期間中を通して営業しているのだが、2024年は「客室の改修工事を行うため」ということで4~5月の間は休業し、6月1

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ドーミーインは理想のビジホなのか?登山と温泉宿を愛する私のビジネスホテル考

ドーミーインはすばらしいホテルだが、私の理想とは異なる部分も実はけっこうある 「登山」と「温泉旅館」が好きで国内旅行ばかりしている私だが、ビジネスホテルに泊まる機会もそこそこある。 どんなときに泊まるかと言うと、まずは登山の前泊だ。土曜日の朝から登山をしたいけれど、登山口行きのバスに乗るためには早朝に東京を出発したのでは間に合わないことがあるのだ。 こんなとき、以前は夜行バスを活用していたが、あまりよく眠れないので登山に支障が出てしまうことも多かった。またコロナ禍以降は深夜

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そんな夜もある

そういえば、しばらくこの街で酒を飲んでいなかった週末、旅の終わりにバスから電車に乗り換える駅で、夕食がてら1杯飲んでから帰ろうと考えていた。 登山や温泉旅の際の中継地点として年に何度も経由する駅なのだけど、そういえば日曜の夜に立ち寄るのはずいぶんひさびさかもしれない。 スマホの写真で確認してみると、最後にこの街で飲んだのは去年の11月。そのときは午後3時ごろの中途半端な時間に、通し営業しているお店を狙って飲みにいったのだ。 そして日曜夜にこの駅の周辺エリアで飲んだのは去年の

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週末北海道旅の〆は札幌駅前で。日曜午後もハッピーアワーの天国のような居酒屋へ

新千歳空港に向かう前、札幌駅周辺で昼酒とコーヒーを楽しんだ話今回の旅では休暇は取らずに、金曜日早退して飛行機移動後、土日で山と温泉を楽しんだ。 宿泊した宿についての記事はこちら↓ 北海道に行くとなれば、せっかくだからなるべく長い期間滞在していい宿に泊まりたいと思ってしまいがちなのだけど。なかなか休みが取れなかったり、休暇が取れたタイミングでは希望の宿に空きがなかったりすると「じゃあまた今度にするか」となって、結局足が遠のいてしまったりする。 休暇を取らず、気負わず泊まれるお

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北海道の山を満喫した後は、2食付き10,950円で1人泊可能な極上湯の宿へ

かけ流しの温泉とイクラかけ放題の朝食が格安に楽しめる宿で、山の疲れを癒やした金曜の夜に新千歳空港に着き、翌朝は電車とバスで登山口に向かって移動。 晴天の中、日帰り登山を楽しんで登山口に戻ってきた。 この後は、登山口近くにある宿に1泊する。 今回初めて泊まる宿なのだが、2食付き10,950円から1人泊可能な宿(平日のみ。休前日はプラス2000円ぐらい)で、かけ流しの温泉が楽しめる。 浴室には露天風呂もあり、朝食ではイクラかけ放題の海鮮のっけ丼が楽しめるとのことで、果たしてど

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夏と秋が移り変わる季節、金曜前泊+土日で北海道の山と温泉を満喫した

連休が多い9月は、連休以外の週末なら特典航空券予約が取りやすいのでやっている人は多いと思うが、マイル還元率の高い航空系のクレジットカードを普段の買い物等の支払いに使い、貯めたマイルで特典航空券を予約して旅をしている。ちなみにANA。地元の庄内空港がANA便しか運航していないので、ANA一択になってしまう。 ここまで書いて思いだしたけど、元同僚が庄内旅行を計画してスイデンテラスとアルケッチャーノを予約していたのに山形空港便に乗ってしまい、アルケッチャーノの予約に間に合わなかっ

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温泉湯豆腐の朝食→岐阜の郷土料理で昼酒→喫茶店でプリンのおいしい日曜日

朝風呂のあとは温泉湯豆腐と温泉コーヒー、どこまでも炭酸泉づくし地ビールと地酒で酔ってしまって部屋に戻るなりさっさと寝てしまい、早朝に目が覚めた。 前日の旅のきろくはこちら↓ 目が覚めたからにはもちろん、夜通し入れる極上炭酸泉の大浴場に向かう。 泡付きは今日も絶好調のようだ。 こちらの宿の源泉は12度とかなり冷たいので、泡付きのある浴槽も加温はされてはいる。炭酸の泡が消えない、かつ浸かるときに「冷たい!」とは感じない絶妙な温度に調節されていてすごく良い。 ぬる湯の宿だから夏

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外国人観光客にまだ見つかっていない、静かな温泉地のすごい炭酸泉の宿

台風の接近もあって天候の安定しなかった8月後半の週末。 登山の予定をキャンセルし、直前予約で空室のあった宿に宿泊を決めた。新幹線と特急、在来線を乗り継いで5時間弱かけて現地に向かう。 乗車時間は4時間弱なのだが、特急と在来線の乗り継ぎ時間が30分ほどあったりで時間がかかってしまう。長い道のりではあるが、お盆休み期間が終わった後の週末ということもあってか、電車は混んでいなくて快適だった。新幹線も特急も在来線でも隣の席は空席! 混んでいなくて悠々座れる電車での移動なら、iPad

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登山客は温泉宿で敬遠されがちという事実

薄々そんな気はしていたのだがやはり、そういうことはあるらしい。

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