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旅先にてひとり

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旅先での出来事や旅先で考えたことを書いた、エッセイのような旅行記のようなもの。ひとりで山を歩いたりひとりで温泉宿に泊まる旅が好き。おいしいものとお酒とコーヒーが好き。観光はしない。
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#至福の温泉

ケーブルカーで行く極上ぬる湯の秘湯宿「祖谷温泉」に念願のひとり泊

「今年泊まりたい宿」に3度選んでいた祖谷温泉にようやく泊まれた高知旅行3日目は、高知県を脱出して徳島県へ向かう。 前日の宿泊地はこちら↓で、高知県香美市の穴場な温泉宿で、連休中にも関わらずリノベ済みの広く快適な部屋に泊まり、近くを流れる物部川で獲れた鮎や鰻をいただいた。 高知県への旅は今回が初めてなのだが、実はこの旅を計画したのは今回ご紹介する徳島県の秘湯宿「祖谷温泉」の予約が取れたからだった。 祖谷温泉は渓谷を眺めながら浸かれるぬる湯の露天風呂がすばらしいと評判の秘湯の宿

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高知の人気宿「北川村温泉 ゆずの宿」で、トロトロ浴感の源泉と食を堪能

中岡慎太郎記念館を強く推されたのち、地面を這う虹を見た3連休初日47都道府県で唯一未訪の県となった高知県の旅、2日目。 高知駅周辺でカツオをつまみに昼酒を楽しんでから、この日の宿に向かう。 12時15分高知駅発の電車に乗り、乗り換え無しで終点奈半利駅に13時46分駅に着いた。地図を見ると海沿いを走る路線だったから、きっと車中からも海が見えたんだろう。酒を飲んで乗車したもので寝てしまい、気づいたら終点だったが。 2階にある駅舎からは、奈半利港と海が小さく見える。 いい天気

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「2食付き1万円で1人で泊まれる温泉宿まとめ」の続編

惜しくも47軒から選外となった宿18軒のご紹介昨日、ブログにて「各都道府県から1軒ずつ、2食付き1万円以下で1人で泊まれる温泉宿を選出した」という記事を公開した。 毎年更新している「今年泊まりたい宿」の記事を書いた際に「今年は、1人でも安く泊まれる温泉宿についてまとめた記事も公開するつもり」と予告していたのだけど、ようやく公開できてホッとしている。 本稿はこの記事の続編である。 今回は「今年泊まりたい宿」の記事と同様に「各都道府県から1軒ずつ」宿を紹介しているので、すごく

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1年ぶりに上高地ルミエスタホテルに泊まったけど今回もとても良かった

先日公開した記事に登場する「ローストビーフがお替わりできる温泉付きホテル」はこちら先日公開した「登山口近くの温泉付きホテルでの夕食時の出来事」を書いた記事の舞台になったのがこちらの宿、上高地ルミエスタホテルである。 1年前の6月に宿泊してとても気に入り、今年も1年数ヶ月ぶりに泊まってきた。 上高地ルミエスタホテルは例年、4月下旬から11月上旬までの上高地の開山期間中を通して営業しているのだが、2024年は「客室の改修工事を行うため」ということで4~5月の間は休業し、6月1

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北海道の山を満喫した後は、2食付き10,950円で1人泊可能な極上湯の宿へ

かけ流しの温泉とイクラかけ放題の朝食が格安に楽しめる宿で、山の疲れを癒やした金曜の夜に新千歳空港に着き、翌朝は電車とバスで登山口に向かって移動。 晴天の中、日帰り登山を楽しんで登山口に戻ってきた。 この後は、登山口近くにある宿に1泊する。 今回初めて泊まる宿なのだが、2食付き10,950円から1人泊可能な宿(平日のみ。休前日はプラス2000円ぐらい)で、かけ流しの温泉が楽しめる。 浴室には露天風呂もあり、朝食ではイクラかけ放題の海鮮のっけ丼が楽しめるとのことで、果たしてど

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外国人観光客にまだ見つかっていない、静かな温泉地のすごい炭酸泉の宿

台風の接近もあって天候の安定しなかった8月後半の週末。 登山の予定をキャンセルし、直前予約で空室のあった宿に宿泊を決めた。新幹線と特急、在来線を乗り継いで5時間弱かけて現地に向かう。 乗車時間は4時間弱なのだが、特急と在来線の乗り継ぎ時間が30分ほどあったりで時間がかかってしまう。長い道のりではあるが、お盆休み期間が終わった後の週末ということもあってか、電車は混んでいなくて快適だった。新幹線も特急も在来線でも隣の席は空席! 混んでいなくて悠々座れる電車での移動なら、iPad

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夏休みのひとり温泉旅最終日は、極上湯の宿ですっぽんフルコース

数年前から気になっていた、ひとりでもすっぽんフルコースが食べられる宿へ夏休みのひとり温泉旅3泊目は岩手県と秋田県の県境にある宿「栗駒山荘」で、酸性硫黄泉のお湯と山奥の秘湯とは思えないすばらしい食事を楽しんだ。 絶景露天風呂で有名な宿だが、今回は台風の影響で終始曇り空。景色は楽しめなかったものの客室の快適度が上がっていたし、今回も満足度の高い滞在だった。 予約難易度が高めの宿なので、実は今回4泊した温泉宿のうち最初に予約をしたのが栗駒山荘だった。栗駒山荘の予約が取れたから「

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絶景露天風呂で有名な栗駒山荘に1年ぶりのひとり泊

2024年、夏休みのひとり温泉旅3日目(岩手→秋田)夏休みの温泉旅3日目。 宿泊していた花巻市内の温泉宿はなぜか朝食付きのプランが出ておらず、夕食のみのプランだったので朝食は食べずにチェックアウト。 温泉宿の朝食ってついているから何も考えずに食べているけれど、前夜にかなりたっぷりの夕食をとっているから実は食べなくてもそんなにお腹は空かないのだった。 バスで花巻駅に戻って昨日も立ち寄った「Lit work place」に入り、ベーグルとアイスコーヒーで朝食兼昼食を。 焼き

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かつて足繁く通った花巻で、できたてのクラフトビールと極上の温泉を

2024年、夏休みのひとり温泉旅2日目(福島→岩手)夏休みの温泉旅2日目。 初日は、普段は1人で泊まりにくい福島県の温泉宿に泊まり、白濁硫黄泉とおいしい食事、日本酒をはじめとしたお酒を目一杯楽しんだ。 初日の宿をチェックアウトした後はバスで福島駅に戻る。 当初は福島駅周辺で喫茶店に入るか、ビールでも飲んでダラダラしてから宿泊地に移動しようと思っていたのだが、この日は台風が関東に上陸する可能性があり、福島県も暴風域に入りそうな雰囲気。東北新幹線も一部運休するとのことだったので

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2024年上半期に1人で泊まって良かった温泉宿・続編

先日、2024年の1月から6月に私自身が1人で宿泊した温泉宿の中で、各エリアで1番印象に残った宿を紹介する記事をブログに公開した。 本稿は上記記事の続編である。 今回の記事はエリアの偏りをなくすため「1エリア毎に1軒」の宿を選出した都合上「すごく良い宿なのにすんでのところで選外になってしまった」宿がエリアによってはいくつもあった。いわゆる「次点」の宿である。 来年「2024年に泊まった宿」のまとめ記事を作る際にはそれらの宿も候補にあがってくると思うが、それまで寝かせておく

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温泉宿と一人旅を愛する、私の好きな3つの島

先日、利尻山登山と利尻島に関する記事をブログに公開した。 利尻山登山のために2022年に初めて渡った利尻島だが、なんだか妙に気に入ってしまい、2023年に早くも再訪している。 同じように宮之浦岳登山を目的に2014年に屋久島を旅したこともあったのだが、屋久島にはそれ以降訪れていないのとは対照的だなと思う。 利尻島に行った当初の目的は「利尻山登山」だったが、2度目に訪れた際は登山はせずに島での滞在を楽しんだ。 国内をひとり旅するのが好きだが、特に「島旅」が好きなわけではなく

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谷川連峰を望む絶景露天風呂が自慢の宿に泊まり、登山の疲れを癒やした

温泉→登山→温泉のコンボで花盛りの山と越後湯沢の極上温泉を楽しんだ2024年6月のひとり温泉登山 その26月のよく晴れた金曜日、早朝から花盛りの平標山に登ってきた後のお話。 ↓こちらの旅の続きです。 平標登山口からバスで越後湯沢駅に戻ると、ちょうど午後3時。 前泊の宿で預かってもらっていた荷物を受け取り、駅に戻りながら本日の宿に電話をかけ、迎えに来てもらう。歩いて行けない距離ではないのだが、登山後で疲れているし、チェックインできる15時も過ぎたから、一刻も早く宿に着きたい。

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白浜温泉最後の夜は、大人の隠れ家的な極上湯の宿で魚介三昧

白浜温泉ならここ!と心に決めていた宿に泊まった2024年5月のひとり温泉旅のきろく その3こちらの旅↓の続きです。 泊まっていた海辺の宿をチェックアウトし、電車の時間に合わせて宿の車で駅まで送ってもらう。 前日は天気が良かったので田んぼや海を眺めつつのんびり歩いたのだけど、この日は雨が降ったり止んだりのいまいちな空模様だった。 きのくに線に2駅乗って、再び白浜駅へ。 明日は飛行機で東京に戻る予定なので、白浜駅に来るのはこれが最後。 そう思っていた……このときは。

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和歌山県の白浜温泉エリアで、連泊湯治に最適な食事がおいしい温泉宿をみつけた

自炊湯治も可能な海辺の極上湯の宿に泊まった 2024年5月のひとり温泉旅のきろく その2こちらの旅↓の続きです。 2024年5月に、和歌山県白浜温泉エリアに2泊3日で旅をした。 初日は早朝の便で南紀白浜空港に降り立ち、バスと徒歩で行き当たりばったりにあちこち歩いた後、予約していた温泉宿にチェックイン。 この宿がお湯も良く食事もおいしく、自炊湯治も可能で長期滞在にとても良さそうな宿だった。 客室の種類や食事の種類もいろいろと選べて、今回は1泊だけだし、宿自慢の食事をしっかり

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