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旅先にてひとり

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旅先での出来事や旅先で考えたことを書いた、エッセイのような旅行記のようなもの。ひとりで山を歩いたりひとりで温泉宿に泊まる旅が好き。おいしいものとお酒とコーヒーが好き。観光はしない。
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#温泉宿

登山客は温泉宿で敬遠されがちという事実

薄々そんな気はしていたのだがやはり、そういうことはあるらしい。

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2024年夏、今だけ一人泊を受け入れている福島の「あの宿」へ

「もう1人では泊まれないのか」と思っていたあの宿に、今なら1人でも泊まれる!8月14日に実家から東京に戻り、8月15日から東北方面に向かって旅に出る。 ちなみにこの流れが去年の夏とまったく同じ行動パターンだということに、さっき日記を読んで気がついた。もともとは登山する計画を立てていたけれど、台風が来てしまって計画を調整したのも、1年前と同じですね……。 8月16日に関東地方に台風が上陸する可能性があり、予報では東北地方にも多少は影響がありそう。16日の東北新幹線も一部運休

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1人で泊まれる温泉宿は、そんなにも少ないのだろうか

先日Xで、とある温泉宿のアカウントが「最近一人旅での利用が増えている」とポストしたことがきっかけとなり、「温泉宿に1人で泊まること」について多くの人が自身の経験や考えを投稿する、という流れがあった。 あまりXをチェックしていなかったもので、気づいたときには既に一通りの意見感想が出そろっており、togetterにまとめもできた後だった。 「温泉宿に1人で泊まること」テーマにしたブログを10年近く書き続けているというのに、完全にこの話題に乗り遅れてしまったな。 しかしせっかく

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温泉宿と一人旅を愛する、私の好きな3つの島

先日、利尻山登山と利尻島に関する記事をブログに公開した。 利尻山登山のために2022年に初めて渡った利尻島だが、なんだか妙に気に入ってしまい、2023年に早くも再訪している。 同じように宮之浦岳登山を目的に2014年に屋久島を旅したこともあったのだが、屋久島にはそれ以降訪れていないのとは対照的だなと思う。 利尻島に行った当初の目的は「利尻山登山」だったが、2度目に訪れた際は登山はせずに島での滞在を楽しんだ。 国内をひとり旅するのが好きだが、特に「島旅」が好きなわけではなく

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食事の評判がすこぶる良い宿に泊まった際に、少しだけ悲しかったこと

先日、食事の評判がすこぶる良い宿に宿泊した。 温泉宿を選ぶとき、基本的には「風呂」と「食事」が良い宿を選びたいと思っているが、両方が最高にすばらしくて、なおかつ1人で泊まれる宿、というのはそんなに多くない。 そしてこの宿は食事の評判は非常に高く、お湯も悪くはなさそう、1人で泊まれるのは平日のみという宿だった。 これがもし、お湯も料理もすごく良さそうなら休みを取ってでも泊まりに行きたいと思うし、土曜日に1人で泊まれるなら「とりあえず泊まってみるか」となる。だけど「お湯はそこま

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47都道府県を「一人で泊まれる温泉宿探し」の難易度で5つのグレードに分けてみた

毎年更新している「今年泊まりたい宿47軒」の記事執筆を終えて各都道府県から1軒ずつ「今年泊まりたい温泉宿」を選出した記事を、先日公開した。 この記事をなぜ公開しているかと言うと理由は大きく2つある。 1つは、記事中にも書いているが、私自身が「次の休みにどこに行こうかな?」と思ったときに選択肢を絞りやすくするためのリストとしてである。 ただ、その理由だけであれば「1県につき1軒の宿」にこだわる必要はなく、同県内で泊まりたい宿が何軒かあるなら複数ピックアップしてもいいし、泊ま

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口コミ評価最高だけど、なんだか合わなかった宿の思い出

温泉宿の部屋で深夜に目が覚めたので、この記事を書いている。 滞在中の温泉地には、約1年ぶりに足を運んだ。 近隣にインバウンドに人気の温泉地があるので、温泉地に向かう座席予約制のバスは満席だったが、この地で降りたのは私だけ。1年前も、今回もそうだった。 インバウンドの熱狂に取り残された、静かで雰囲気のある温泉地。そこが気に入って1年ぶりに足を運んだのだ。 実は1年前は、今日泊まっているのとは別の宿に宿泊していた。 土曜日も1人で泊まれる小規模な温泉宿で、女性に人気があると評

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「1人で客室温泉付きの部屋」に泊まる旅が、私にとって1番贅沢なご褒美旅だ

「1人でもかけ流しの温泉付きの部屋に泊まれて食事もおいしい!ご褒美温泉宿を10軒厳選した」という記事を、ブログに公開した。 今回の記事は「厳選10軒」ということで、いろいろ考えてなんとか10軒に絞ったのだが、本当は「ご褒美宿」の候補はあと7軒あった。 「相対評価で言うと、この宿は価格のわりにご褒美感が少なめかな」 というような理由で選に漏れた宿が7軒あるわけだが、まあ、好みの問題かなとも思う。 最終候補まで残っていたが、次点となってしまった7軒の宿の所在地は 山形県  

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週末、温泉のある街にライブを観に出かけた

12月初旬の日曜日、地方都市で行われる藤井フミヤのコンサートのチケットを予約していた。 土曜日はコンサートが行われる街と同じ市内にある温泉宿に泊まり、チェックアウトした後は午後からライブを観る。日曜日の公演は開演時刻が早めなので終演後は特急で東京に戻る、という予定を組んでいた。 首都圏の会場ではチケットも取りにくいし、いい席が回ってくる確率も低いので、最近はこんな感じで 「土日1泊の旅の最後に藤井フミヤを観て帰ってくる」 という計画を立てることが多い。 と言っても、コロ

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「本当にいい」と思った宿しか紹介したくない

登山後に泊まった温泉宿が、なんだかいまいちでしょんぼりしてしまった。 2度と泊まりたくないような嫌な出来事があったわけではなく、接客なども悪くない宿だと思うのだが、あちらこちらに「惜しいな」というポイントがあり「また泊まりたいか?」と聞かれたら「近くにたくさん宿あるし、他のところに泊まってみたいかなー」と答えざるを得ない。 こう思ってしまった以上、この宿はブログや連載記事などで紹介することはできないな……。 昔、温泉ブログを始めた当初は完全に「自分のための備忘録」として

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紅葉のち焼肉

10月15日(日)紅葉ハイクの翌日、朝風呂に入って朝食を食べてチェックアウト。最寄りのバス停まで宿の車で送迎してもらう。 送迎車には10名弱の宿泊客が乗車したが、その中に女性2人組がいて、彼女たちは2人掛けの席に並んで座り、私は通路を挟んだ1人掛けの席に座った。 2人は、車に乗る前から親しげに話していたのでてっきり友人同士なのだろうと思っていたが、車中で話を聞いていたらば(聞きたかったわけじゃないが聞こえてしまった)この宿に泊まるまでは特に面識はなく、たまたま居合わせて話

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紅葉終わりかけの山と紅葉真っ盛りの温泉地へ

10月14日(土)東京駅を6時台に出発する朝1番の新幹線に乗る。 こんな早い時間の出発でも、5時30分から営業している駅弁屋祭では魅力的な駅弁がたくさん売られているからありがたい。 いつもの穴子めしにするか迷ったが、秋なのではらこ飯にした。 いくらと鮭の弁当はたくさん並んでいたが、はらこ飯は宮城県の郷土料理なので、宮城県のウェルネス伯養軒という会社の弁当にした。鮭といくらはもちろんおいしいのだけど、鮭の出汁で炊かれたご飯がおいしい。 新幹線を下り、ここからは1日1往復し

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露天風呂で酒が飲めてお粥が異様においしい宿

10月8日(日)昨夜は夕食後すぐに寝てしまい、まだ暗いうちに目が覚めた。 夕食時にのれんが入れ替わって女湯になっている小浴室で朝風呂を浴びる。 最近は、深夜に風呂に入りに行くことはあまりないのだけど、かけ流しのお湯に夜通し浸かれるのは早起きしたときはありがたい。 朝風呂のあと、部屋でダラダラしていたら朝食の時間になった。ここは、畳にお膳を並べる宿ということもあって、朝食前に布団をあげられてしまうのは少し残念だけど……。 今回も、シンプルながらおいしい朝食だった。アルミ

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微妙な天気予報の3連休をどう過ごすか

10月7日(土)3連休!だけど天気予報はあまりパッとせず、残念ながらあんまり心躍らない感じの週末である。 後半2日間は全国的に雨予報で、初日は関東~南アルプスあたりまでは晴れそうだが、北関東から東北エリアは初日からいまいちな天気。北アルプスにはおそらく、この連休中にけっこうな量の雪が積もるだろう。 そんな微妙な予報ゆえに行き先にはかなり迷ったが、せっかくの3連休なのでとりあえず出かける。 朝食は大船軒のサンドイッチとニューデイズで買ったサラダチキンスティック、ホットコーヒ

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