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愛すべき『おちょこ器』時代の話【前編】

長男が無事に中学校を卒業した。

義務教育終了"

という言葉にふと立ち止まり
今までの子育てを振り返る

どちらかというと
前向きな発信をすることが多い私だが
長男の子育て遍歴は自分でも
ちょっと情けないくらい…

器ちっちゃ!!笑

なんだろう…
おちょこ?!
おちょこサイズの器くらいしかなかった…泣

おちょこ器時代

初めての子育てと、
重度のアレルギーが重なり
かなり神経質で
常に不安を抱えながら子育てをする毎日

幼児期は
大きな怪我がほんとに多くて
救急車で運ばれたり
頭のレントゲンも何回撮ったことか…

そんなこんなで
いつの間にか長男に対する口癖が、

「〇〇したらダメ!!」
「〇〇したら危ないよ!!」
「ヤメトキナサイ!!」

長男の、小さな挑戦から
ワクワクするような好奇心まで
全て抑え込むように
いちいち口を挟んでいた。


いつも思い出すのが、

幼稚園の時、年長さんの運動会のリレーで
当日、長男がアンカーをすると自ら手を挙げた
(当時の長男は足がめちゃくちゃ遅かった)

本番、競り合ったリレーで長男にバトンが渡り
みるみる差が開き長男のチームはビリになった。

帰り道、

「ママもどーせアカンって思ってたんやろ?」

悔しくてしょんぼりしながらそう言った。

「そんなことないよ!」
「よく頑張ったやん!」

って言ってあげたかったけど無理だった。

(遅いの知ってるやん!!)
(もっと早い子に任せたらよかったやん!!)

心の中で長男を責める言葉しか出てこなかった

そして、精一杯絞り出した言葉が

「何でアンカーするって言ったん?!」

って…
今思うとサイテーな自分にゲンナリする。

その前に
「ママもどうせアカンって思ってたんやろ?!」
って子どもに言わせてしまっている自分

たった5歳という年齢で、
親から信頼されてないと分かっていた長男

私は、自分自身の
不安、恐怖、自信の無さ
から、小さい小さいおちょこ器の中で
長男の
自由、好奇心、挑戦心
という大きくて何処までも拡大しようとするものを必死にコントロールしようとしていた。

自分の許容範囲内でなんとかしようとするから
お互いにしんどかった

なんでこんなに上手くいかないんだろう…って

おちょこ器ぶっ壊れる

おちょこ器がこっぱみじんになったのは
次男の存在が大きかった。

(その時の内容はコチラに少し書いています⬇️)

次男のことを一つ一つ受け入れていく度に
長男の子育てやり直しが必要だと感じた

「障害」育児と
「健常」育児

根っこの部分は同じなんだなぁ…

そして、
少しずつ長男の子育てリハビリが始まった


長くなったので、【後編】に続きます…

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