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「みどりいせき」大田ステファニー歓人

2024.4.3読了🫶

ぶりぶりの特色インクと内容の相性がよすぎる。中扉のまったく読ませる気がない特色一色刷りのページもよかった。色だけがある感じがこの小説っぽい。

読む感じが森見登美彦っぽいのだけど誰か共感してほしい……最初メチャ読みづらいんだけど読んでくうちにバイブスが生まれる感じ。たぶんほとんど全員が家庭環境最悪でサバイブしてて、でも高校生っぽいところも全員ちゃんとあって、そーいう若さの雑だけどスピードとパワーで走り抜ける力みたいなのの原液を飲んだ感じの小説だった。キャパい、という悪口をはじめて知った。いまの若者ってこういう喋り方なのですか?あとグミ氏の聴いてる音楽、めちゃよい。歓人さんの趣味なのだろか(ファニちゃんと呼ばれているらしい)、物語に全然説明的な要素がないところがスピード感を出してるのかも?
もっかい読みたいけど、ちょっと間空けたいような気持ち。


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