文学フリマに出した本『夏の記憶』試し読み②遠天
『遠天』と書いて”えんてん”と読みます。
完全な造語です。
『夏の記憶』に収録した短編の2作目です。
昔からの読者さんはご存じだと思いますが、
私のタイトルは元々短いんですよ。
異世界モノなど意図的に長くしている作品も多いですが(笑)、
最短で作品のことを伝えられるタイトルがあればベストだと思っています。
私が買って貰えないんじゃないかと心配していた原因がこの作品。
だけど、一番読んでもらいたい作品だったので、そっと忍ばせておいた作品です。
長崎に生まれて、当たり前に学んでいた『原爆』の話を、
どう伝えたらいいかずっと考えた結果、出来上がった話です。
少女の成長の物語。
『遠天』の本文がこちら。