【分かりやすい資料の作り方】02_良い資料と必要なセオリー
Ⅰ. 良い資料ってどんな資料?
皆さんにとって"良い資料"とはどのような資料でしょうか?
整っていてスタイリッシュな資料、色使いが美しい資料、目を引くイラストが描かれている資料・・・皆さんが日頃良いと感じた資料には様々なものがあると思います。
ただ、ここで私が言うビジネスシーンにおける"良い資料"とは「分かりやすく伝わる資料」のことです。
資料は自分の意見の再生機であり、意見を広めるツールです。
分かりやすく資料化したあなたの意見は、今目の前にいる相手だけでなく、その人を経由して多くの人に情報を知らしめる事ができます。
そして、それを記録として後から振り返る事ができます。
これこそが、分かりやすい資料をつくる大きな理由の1つなのです。
Ⅱ. 分かりやすい資料を作るために
さて、分かりやすい資料とはどのような資料でしょうか。
それは"読み手の頭の中で処理をさせない資料"です。
読み手にあれこれ考えさせたり、眉間にシワがよるような負担をかけない資料が分かりやすい資料です。
分かりやすい資料を作るためには、覚えておくべき【3つの共通の原則】と【必要なセオリー】が存在します。
それら一つ一つについて順番にご説明していきたい思いますが、本日はその予告編です。
Ⅲ. 【3つの原則】と【必要なセオリー】
こちらは、これからご紹介していく内容の目次です。
まずは【3つの共通の原則】です。
【原則1】情報の構造化
【原則2】総論から各論へ
【原則3】自分のルールを守り抜く
この中で最も重要であり、全ての基本となるのが【原則1】情報の構造化です。
私のこの記事のサブタイトルが~構造化のススメ~となっているのもそのためです。
まずはここを丁寧に解説しますので、是非マスターしてください。
その他の【必要なセオリー】については、4つの資料の構成要素に分けて分かりやすく表現するためのセオリーについて説明していきます。
・文章の書き方
・図の描き方
・グラフの書き方
・表の書き方
文章は普段皆さんが使っている日本語ですが、実は非常に奥が深いものです。
どうしたら誰にとっても分かりやすい文章になるのか。そこにも一定のセオリーが存在します。
また、図やグラフ、表の描き方にもセオリーが存在します。
分かりやすくするためにセンスは要りません。ここも誰でも分かりやすく描けるようになるセオリーを紹介します。
前置きが長くなりましたが、次回は【原則1】情報の構造化から丁寧に解説していきます。
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